Diario del companero ocioso

missing Marrakech!

世界で一番しあわせな食堂

2021-08-07 23:50:54 | Weblog
こういった作品見ると、自分も都市部を脱出して、自然に囲まれた環境で生活したいな、と思ってしまう。
(その割には、数年前に訪れた与那国島で、こんなにコミュニティが小さいところには住めない.なんて思ってしまった勝手な自分。
島の自然は素晴らしかったけど。)
カリウスマキ監督は兄弟で監督されてるんだ。

フィンランド郊外の小さな村に謎の中国人親子がやってきて、お父さんのチェンは凄腕シェフで、小さなレストランが彼の助けで大繁盛、
ってストーリーが、マンガちっくでもあるけど、なんだか共感できる。
地元のおっちゃんたちもチェンの作る薬膳料理のおかげで健康になり、サウナや船の上の小宴会で、フィンランドと中国の小さな国際交流。
ああいったシーン、いいなあ。
森の中の集会所(?)のダンスのシーンもよかった。とてもシャイなチャンと、シルカの姿勢の違いが印象的で。
久しく、あんなときめきないなあと、大人のぶきっちょな恋愛の始まりを見てて思った。

フィンランドの自然が壮大で素晴らしかったな。運転中にトナカイに遭遇するのも、ワクワクするな。
まあ私も、モロッコ、モンゴルなどでいろんな動物に遭遇することができたけど。
またあんな旅をすることができると信じたい…

Birds of play (ハーレイ・クインの華麗なる覚醒)

2020-08-07 23:21:03 | Weblog
Suicide squadも面白かったけど、スピンオフの本作はその何倍も良かった!
アメコミ映画はあんまり見てないけど(あ、ジョーカー最近見たw)、ロックでなかなかツボに入る作品。
はちゃめちゃで、テンポよくって。タイトなパンツでねーさんたちが男どもをガシガシやっつけちゃうのも良いわー。
Suicide squadでもそうだったけど、ハーレイのキャラがぶっ飛んでて、めっちゃ好き( ☆∀☆)
音楽もめっちゃよか、と思ったら、sportifyにサントラあったので、ヘビロテしそう。
ロージー ・ペレス出演作を初めて見たのってすっごく前だな、こんなファンキー作品にも出てるとは。
あー、エッグサンド食べたくなった。
続編あるとしたら、ブラックマスクは生き返るのかしら、それとも新たな敵が出てくるんだろうか。
製作陣に女性が多いのも良いわ。脚本も若い女性だし、何より、アジア系の若い女性が監督って嬉しい。
だからねーさん達をあんなにカッコよく取れるのね。同じスタッフで続編作ってほしい!
続編あるとしたら、ブラックマスクは生き返るんだろうか。それとも、新たな敵が登場するのかな。いずれにしても見てみたい。

Rocketman

2019-12-30 22:24:46 | Weblog
元祖ロケットマンといったら、北朝鮮の書記長でも、ふかわりょうでもなく、エルトンでしょ(って、本名じゃなかったんだ...
😅)エルトンの過去はあまりよく知らなかったので、あんなに葛藤を抱えていたのは知らなかった。両親に理解されなかったとか、ビジネス上でも上手く利用されたりとか、ちょっと、フレディとも被るような...ご本人がまだバリバリ現役で本作の製作にも関わっているのだから、ボラプと違い、かなり事実に基づいているのでは。本作は、役者が実際に歌っていたのもまたよかった。
曲はもちろん素晴らしかったし、ファンキーな衣装も、薬物中毒の過去もかなり衝撃的だった。フレディやマイケル、プリンス、カート・コベインのように、突然あの世に云ってしまったということになら、ライオン・キングは生まれていなかったよね...
George Michaelと共演したDon't let the sun go down on me も素晴らしかったな。Billy Joelもそうだけど、クラシックのバックグラウンドがあるミュージシャンの楽曲って、時間を経ても色褪せない素晴らしさがある。
エルトンは数年前、養子の話でD&Gのどちらかとやりあっていたけど、その後和解したのだろうか。

PATERSON

2019-06-25 19:45:49 | Weblog
古いレコードみたいな、味わい深い、良い意味で隙間のある映画だった。
詩の音読を英語で聞く機会ってなかなかないので、パターソンの綴る言葉が美しかった。
パターソンとローラの関係も素敵で。朝、二人が仲良く寝ているシーンがとにかく美しい。
とんでもない悪さはしてしまったけど、マーヴィンの存在も際立っていた。
アメリカの片田舎に、好きな詩人のルーツを求めてやって来た永瀬正敏が、まんま日本のサラリーマンのいでたちなのかおかしかった。
毎日同じようなリズムの中で流れていく中で発生したちょっとした事件、心臓に悪いようなものでなく、そこからまた展開していくさまが、自然だった。
偶然見た映画でじわっと暖かくなると、得した気分。
アダム・ドライバーは、ダークサイドに傾いてフォースと戦ったり、KKKに潜入したり、ふり幅が面白いですな。

Isle of Dogs (犬ヶ島)

2019-01-05 23:38:18 | Weblog
訓市さんのラジオでこの作品について聞いた以外、あまり耳にする機会がなかったけど、予想外の面白さだった。
これまでウェス・アンダーソンの作品にもあまりハマらなかったけど、独特の世界観、それにウェスの日本への思いを強く感じたねー。
細部まで懲りにこっていて、犬達のセリフもいけてるし。
アタリの眉毛が片方途切れているの、チャーリー・プースみたいだったし、ボスもいいキャラ。
オノ・ヨーコさん、本人役で出て来るとは!
劇中に登場する赤いボタンは、まるでアメリカの核のボタンをイメージしているような。
現代の世の中をユーモアを交えて風刺しているような、でもしっかりエンターテインメント作品になっていて、非常に面白かった。
しかもこれ、ストップモーションアニメなのね。政策に非常に手間がかかったんだろうな。。。また見直したい作品。

The shape of water

2018-03-07 22:20:25 | Weblog
ギレルモ・デル・トロ作品を見るのは初めてで、でも、予告を見てたら、これは大きなスクリーンで見なきゃ❗と思い、アカデミー賞発表前からチケット予約してしまった。今までみたことないような映画で、ユーモアもあり、ダークさもあり、ちょっと複雑な、大人のファンタジー。ETや、美女と野獣を彷彿させるような雰囲気もある。
終盤、えーっ...と思わされた後のシーンで、周囲も、自分も涙が...
ヒロインが若い女子でなく、地味な、決して若くない女性という設定なのもよい。
マイケル・シャノンがあまりにも悪すぎて、ぞっとしてしまったが、手話で悪態をつくイライザ、最高。
残酷さもあるけど、展開が読めず、ありきたりの作品でないのが良い。というか、こんな作品、初めてだよね。
Foxがディズニーに買われてしまったら、こんな複雑な作品はなくなるのではと心配。
ハッピーエンドで終わっちゃうのかな、そんなのつまらないなあ...

Justin Timbelakeの曲のタイトルで、最近気になってたfilthyという言葉がセリフに出てきたのに気づけたぞ。
ボキャブラリー、増やしていきたいものです。

Magic Mike XXL

2017-12-26 13:25:21 | Weblog
腹筋フェチにはたまらない映画です。メンズのダンスもキレキレだし。
まあ、目の保養にはなるけど、前作の方がずっと面白かったな。
やはり、マシュー・マコノヘイの存在感は大きい❗
ジェイダ・ピンケットがキレイすぎて、エンドロール見るまで、誰だかわからなかったw
お子も成長して活躍してるってのに、とてもママに見えんけん(*_*
アンディ・マクダーウェルが出演してるのにびっくり、久しぶりに彼女を映画で見ました。。。

The Piano

2017-02-05 23:20:24 | Weblog
かなり前の作品、やっと見られました。素面で集中していたら、更に強烈な印象を受けたと思うけど、アルコールが入った状況での鑑賞でもかなりインパクトの強い作品、狂気の世界。
これもかなり昔に見たので詳細は覚えていないけど、ベティ・ブルーを思い出した。あの映画もピアノの楽曲だったよね。
幼くして賞を取ったという情報はもちろん知っているけど、アンナ・パキンの演技は素晴らしかった。だけじゃなく、ホリー・ハンターも主演女優賞だったのね、ダブル受賞だったとは。
ハーベイ・カイテル、若い!もちろんホリー・ハンターもサム・ニールも若いんだけど。
ピアノの旋律、ニュージーランドの湿度が伝わるような映像、若い時にこれ見ても、いろいろピンと来なかったと思う。
好きな作品とは言い切れないけど、まあ強烈。ヒロインの勝手さ、狂気の沙汰とか、共感できない部分も多いけど、とにかく印象深い作品。

Spotlight

2016-04-20 23:20:55 | Weblog
聖職者が性犯罪を起こしてきたというニュースは初見ではないけど、クリスチャンの多い国で、そして恐らく性善説がまだまだ強いんじゃないなという状況で、このような事実は世の中を揺るがしたのではないかと思う。
作品の最後に、同様の犯罪が見つかった州、国、都市の名前がぞろぞろ出てきたけど、ゾッとする数。
教会という大きな力と戦うための証拠集め、証言集め、その苦労は計り知れない。
取材に取材を重ね、あのニュースを世に送り出した彼らの力、すごいと思う。

奇しくも、報道の自由度で日本はランキング降下中、とのニュースが最近あったけど、その事実にすら危機感、関心を持たない人も少なくないようです。
今はネットのおかげで、マスコミが報道しないニュースでも手に入りやすくなった。もちろん、それをどう受け取るかという、リテラシーも問われているわけだけど。
この作品で大きな力と戦ってきたBoston Groveの記者のように戦うジャーナリスト、日本にもいるのは知っているけど、出る杭は打たれ、お上に反旗を翻すとつぶされる、という話...
ともかく、いろんなことに関心を持って、自分なりに解釈しないとダメですね、映画の話からずれますが。

Danish Girl (リリーのすべて)

2016-04-06 22:13:20 | Weblog
すごく複雑なストーリー。しかも、かなり昔のことなのに、実話ってびっくり。
これを見て、性同一障害という深刻な病気を自分はまだまだ理解できていないなーと思ったし、今のように情報が手に入りやすくなった時代と違い、
気のことも知られていなければ、まして、難しい手術を受けようとまでする勇気ある患者さんは一層稀なわけで、そんな時代に命をかけて大きな決断をしたリリーの勇気に感動。
愛する夫がどんどん変わっていくことに戸惑いながらも、それを支えるゼルダの愛が素晴らしい。奥さんだったのが、親友、戦友のようになっていって。自分が彼女の立場だったら、あんなヘビーな状況を受け入れられるだろうか…
オスカーを取ったアリシア・ビカンダーはもちろん素晴らしかったし、作品ごとにガラッと変わるエディも素晴らしい。リリーの、ちょっと困ったような、はにかんだような笑顔が魅力的で。魅力的なドレスもたくさん見られたし、映像が艶っぽくて素敵だった。

...てな感じですが、映画を見た後にちょっと調べてみたら、映画のストーリーは事実からかなり脚色されてるらしい。ゲルダとアイナーの関係とか、年齢の設定とか。まあ、完全にフィクション、というわけではないにしてもねー。。。