タイ旅行で、大切なブログ記事がパソコンに封印したまま
でも、とても大切な外国パビリオン最後の夜、遅れ馳せながら
ブログに乗せました。
10月25日(火)
深夜12時、万博の中心で、感動をさけぶ
今日と言うこの日が、私にとって、何でもない一日で終わってしまおうとしたその時、とんでもない言葉が飛び込んできました。
ま~毎回、顧問からの突然の申し出には驚かされている毎日ですが・・・。
さて、一体全体、今回は何が起きたのか!?
閉店時間の10時を向かえ、
閉店業務を進めるわたしと顧問。そんな顧問がなにやらブツブツ・・・・・。
「今日で本当のラストを迎えてしまうのか・・・」
何のことですか??すかさず質問をすると、
「万博だよ、万博、あぁぁぁ最後の最後、一体どんな感じなのかな~」
その言葉で、今日が一年間以上の期間、まったく閉ざされることのなかった
愛知の歴史、いや、日本、世界の歴史の一ページとなった、一人一人の主役が
ある時は、前々日からの徹夜
はるか遠くの西門まで、つながる大行列…
その一人一人を…
向かい入れた門が、午前0時を迎えると同時に…
ついに、施錠されると言うことを知ったのです。
な、なにぃぃぃ!!!!????
そんな重要なことを今こんな時に!!
のんびり片付けをしている場合じゃない!と思った私は、
顧問に早く早くっ、と急かしながら大急ぎでお店を閉めたのです。
しかし、わたしは社長・顧問が持っている特別な入場許可を得たパスを持っていない・・・。でも行きたい。ん~…と考えながらまさか入れるわけないっか、とあっさり諦めかけていその時、「よーし、朋ちゃん行くか!!?」・ ・・。どひゃー(死語?)!!!でました!
顧問の突然攻撃!今回もその一言にやられました笑
大興奮状態で完全防備をしてトラックに向かい、
あれ持ったか、これ持ったかと言っている間に、
時は過ぎ、気がつけば時刻は11時・・・。
「あれ~さっきまで持ってたトラックの鍵がないぞぉ??あー手袋がない手袋が!」
「・・・。もー!時間がないじゃないですか!!!!!」
いつものようにドタバタしながら出発し、万博会場まで目にも見えないほどの速さで突っ走って行きました。
「あ゛ぁぁぁ気になる~!!!」
そう言って止まない顧問。
顧問と一緒にコレコーレの本店の天外陳列品を店内へと入れていく
「愛・地球博」が閉幕してから一ヶ月が経った今日、
コレコーレに続々とやってくる万博グッズを見て、
まだまだ熱は冷めないなぁ・・・うん。と店内を見て思い、
いつものようにレジに立つ私、「朋ちゃん」。
万博が閉幕してから会場に足を運ぶ回数が、
確実に増えた社長&顧問を見て、ちょっと羨ましがる。
しかし…本日営業終了後、わたしの興奮は止まらずにいた。
なぜなら、顧問がどうしても見たいと言って聞かない、
多くの関わりを持った外国パビリオンの期限日、
閉幕後も毎日通ってきたコレコーレにとって、
開催期間中の警備が終わるこの日・・・
万博準備中から今日まで、施錠がかけらずにきた今夜の12時は、
ある意味で、世界を招き入れ、そして、御別れをする万博の本当の閉幕
とさえスタッフには感じられている。
この目で見ておきたいという思いについて行くことが出来たからだ。
しかも、だれよりも見たいと言っていた社長や、仲間は、
御世話になった万博関係者の手作りの料理での最後の御招きと言う、
はずせない席と、同日の同時間のめぐりあわせで、
身体が二つ欲しいというほど、
最後の外国間パビリオンの様子を見たがっていた、
その場所と時間を、報告する役割で、あえて招きを辞退して、
深夜のセレモニーを見ることを突然決めた顧問・・・
一人分しか顧問と同行できないという中で、一度も見たことの無い私、「朋ちゃんに」といって譲リ受けた、一枚の入場パスポートに託された、各スタッフの思い・・・
あ り が と う・・・
わたしたちが閉店業務を終えて出発した時刻は23時をまわっていました。
「時間がなーーーい!!!!!」
なぜなら、今日この日は午前0時きっかりに門が閉まってしまう為、わたしたしは万博会場内に到着してからも猛スピード?で車を走らせた。
「ん??この道、見た事ない・・・」「こんな道あったっけ??」
顧問に聞いてみると、どうやらVIP専用の道を私達は、猛スピードで駆け抜けていたようだ。
まず見に行ったのはスペイン館。
驚いた。本当に驚いた!
ほとんどのパビリオンが現状のまま外観だけは、
形をのこしているのに対し、
すべて無残に崩されていた。
かろうじて、会場の外から見える外壁と、
3メートル以上高いところに残された、
あのスペイン館名物、いや、スペイン館の今回の顔となっている
あの有名なデザイナーが製作したという、
六角形のタイルをわずかに残して、
足元には、たびたびコレコーレに来店して頂き、
コレコーレの大切なイベントに登場してくるマリアーノや、
外壁保存運動にも関わった建築設計士の方々が、
何とかコレコーレの人脈で、手に入れて欲しい!
と頼まれていたスペイン館の外壁が細かく砕かれて・・・
そして、いたることころに、持ち出しへの警告分が・・・
あまりにも残念な姿に・・・
何とかならないですか?
今、スペイン館の館長と交渉中だが、館長の一存では決まらない
問題がありそうなんだよ!・・・
口数がいよう少なく、悲しそうに外壁を見つめる顧問・・・
スペイン館の実情の多くを語ろうとしないその姿に、
その真相を知る日がいつか来るかもしれない、と思いつつ
他のパビリオンに向かった。
万博に数回足を運んだ私だが、あの華やかに繰り広げられていた
各パビリオンの記憶を辿って瞳を閉じて鮮明に思い浮かべてみた。
ぱっと目を開けたとき、終わっってしまったんだ・・・と実感した。
お疲れさまでした、
囁きながら、最後の来場者として万博地を後にしたのでした。