最近、紫金山ーアトラス彗星C/2023 A3の悲観的な話ばかりしていて申し訳ないのですがショックな光度予測を見つけてしまいましたので紹介します。
海外のサイトに光度予測がありました。
こちらのサイトのグラフでは最大でも5等級になっています。
以前の光度予測が同じホームページ内にありました。
こちらは最大光度2等級になっています。
最大光度5等級の方が観測データとの一致度が高そうです。
計算の前提にしているパラメータH0が最大光度2等級の方は5.9、5等級の方は7.6になっています。
H0は他の光度計算式ではm0と表記されていることがあり、標準光度、または絶対光度と呼ばれて絶対的な明るさを表現するパラメーターになっています。
太陽と彗星、彗星と地球の距離がそれぞれ1天文単位(太陽と地球の平均距離)にあったと仮定した場合の明るさです。
この値が大きければ大型の彗星、小さいと小型の彗星と考えてよいと思います。
ちなみにヘールボップ彗星は肉眼で見えていた時期のm0が-0.64だったそうです。
明るくならない予測を見てマスコミが黙っていてくれれば明るくなるかもしれません...。