goo blog サービス終了のお知らせ 
見出し画像

ロートル技術屋の日記

アトラス彗星 (C/2024 G3)の撮影に挑んでみたものの写りませんでした。 雲の虹現象が見えました。

一昨日、今日と昼間のアトラス彗星の撮影に挑んでみたものの写りませんでした。
使った機材はSONYのミラーレス一眼α5000とZoom Nikkor 100-300mm、NikonのテレコンバージョンレンズTC-200、マクストフ望遠鏡MAKSY60、自動導入経緯台トラバースです。

一昨日はトラバースにMAKSY60を取り付けて先端に溶接面用のフィルターNo.10を養生テープで貼り付けてフィルターがカバーできないところはアルミホイルを取り付けて太陽を導入後、アトラス彗星を自動導入、フィルターを外してMAKSY60の眼視を試みましたが確認できませんでした。



三脚に取り付けたカメラをMAKSY60が向いている方向に合わせて300 mmで撮影してみましたがこちらも確認できませんでした。


カメラをトラバースに直接搭載できれば楽と考えて昨日のうちに3Dプリンターでアダプターとフィルターホルダーを作りました。

今日はあらかじめステラナビゲーターで太陽とアトラス彗星の位置を確認しました。
まず、α5000にZoom Nikkor 100-300mmを三脚に固定、レンズ先端に3Dプリンターで作ったフィルターホルダーに溶接面用のフィルターNo.10をセットして取り付けました。
レンズのズームを100mmにしてカメラの液晶モニターで太陽を確認してからアトラス彗星 がいると思われる方向にカメラを向けてフィルターを取り外してズームを300mmにして撮影しました。
結果はどう画像処理してもアトラス彗星を確認できませんでした。

ならばと昨日作ったアダプターを使って自動導入経緯台トラバースにカメラをセットしなおしてアライメントを行い、溶接面用のフィルターNo.10をセットした状態で太陽を導入、アライメントを確認したうえでアトラス彗星を導入し、撮影したのですがこちらも確認できずでした。

アトラス彗星の像が小さすぎるのではないかとテレコンバージョンレンズTC-200を組み合わせて600mm相当にして再度挑戦するも確認できずという結果でした。

撮影機材はこんな感じです。

先端に取り付けた溶接面用のフィルターNo.10は2012年5月21日の朝 、東京を通った金環日食の際に安全な減衰フィルターを調べて購入した物です。
紫外線、赤外線共に十分な減衰効果があるので安全とされています。
ただ、もともと目視で見えればよいだけの物なので太陽の撮影には向いていないと思います。

アストロアーツの投稿写真コーナーに今日の昼間撮影された方の投稿がありました。


焦点距離1,000 mmでモノクロのUSBカメラで撮影されていました。
1,000枚の画像の10%、100枚を積算されています。
使われているカメラZWO ASI183MM は12 bit A/Dコンバータ搭載です。
100枚の画像積算しているのでA/Dコンバータの性能以上の諧調が期待できます。

α5000にはRAWデータ(処理していないイメージセンサーの元データ)を保存する機能があります。
α5000のA/Dコンバータは14 bitなのでRAWデータを使えば見つけられるのではないかと思ったのですが、RAWデータを画像処理しても確認できませんでした。
カメラの向いていた方向が違っていたのか、何が悪かったのかわかりません。

アトラス彗星は撮影できませんでしたが、撮影中に横切って行った雲できれいな虹現象の画像が撮影できました。



太陽近くの雲を600 mm(フルサイズのカメラ換算約1,000mm)の望遠レンズで撮影することなどないのできれいな色が出ているのにびっくりしました。

これはこれで良かったと思います。

明日の昼、チャンスがあれば勤務先の機材を使って再度チャレンジしてみようと思います。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「星」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事