各地で大雪になることが懸念されています。
昨日のニュースで新潟県の車の立ち往生では7割の車がチェーンを装着していなかったと報道されていました。
雪国に住んだことのある方はご存知だと思いますがスタッドレスタイヤでは深い不規則な轍のできた圧雪路や凍って黒光しているアイスバーンでは歯が立ちません。
最後は金属チェーンが頼みの綱です。
スタッドレスタイヤでの走行は無理な状態だったのでしょう。
私の父は自営業で材木を扱っていました。
桐材を扱っていて丸太から桐下駄の素材や桐箪笥用の板材を製造していました。
丸太は伐採に向いていない夏場にあちこち出かけて家の周りや畑、山などに立っている立木を地主の方にお願いして買い取っていました。
私の田舎では昔は女の子が生まれると嫁入り道具の桐箪笥を作るために桐を植えたそうです。
桐は成長が早く20年くらいで立派な木になります。
昔はあちこちに桐がありました。
買い取った立木の桐は春と秋に伐採しに行きました。
畑では本当に通れるのかというような舗装されていない土の道をトラックで入って行くこともありました。
運が悪いと柔らかいところにはまって動けなくなります。
こんな時のためにトラックには角材やスコップ(シャベル:関東と関西で逆の意味になるそうです)が載せてあり脱出を試みます。
それでも駄目な時は金属チェーンを巻いて脱出していました。
そんな訳でトラックには常に金属チェーンを載せていました。
こんな様子を見ていたので私の車には夏でも常に金属チェーンと折り畳みスコップを載せてあります。
金属チェーンは今の時期は値上がりしてしまっていますが春先以降であれば安く買うことができます。
狙い目はリサイクルショップです。
今、車に載せてあるのは未使用の古い物をシーズンオフに1,000円で購入したものです。
ゴムベルトが劣化していないか確認して購入しました。
2022.12.25追記
私が購入した物はこちらと同等のものです。
コンパクトなケース付きで運転席の下に折り畳みスコップと一緒に収納しています。
アマゾンの方がカー用品店などで買うよりも安く買えます。
もっと安いこちらのようなものもあります。
ケースがなく、袋が紙製というレビューがありますので一度使うと後が大変かもしれません。
安いものは耐久性がありませんのでスタッドレスタイヤの補助用と考えた方が良いです。
圧接路の上を走っている分には雪よりも鉄の方が固いので痛みませんが、圧雪路や黒光りのアイスバーンから抜けたら外さないとすぐに切れてしまいます。
耐久性を求めるなら1万円以上するものを選ぶべきですが、それでもアスファルトの路面を走り続ければ切れてしまいます。
追記終わり
ゴムベルトが切れた時やチェーンが長過ぎた場合に余ったチェーンがボディを叩かないように縛り付けるための針金とペンチを一緒に載せています。
後、冬場は砂を載せています。
雪や凍っている所では砂を撒くことで摩擦が増えスリップしなくなります。
凍結する所では道路に備え付けられているところもありますね。
金属チェーンがあればかなりの悪路でも走れます。
それでもどこでも行けるという訳ではないのでテレビで呼びかけているように「大雪の時は外出しない」のが一番です。