Doblog生活

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劇団NLT 『 嫁も姑も皆幽霊 』

2008年04月23日 | 劇場
『 城北演劇を観る会 』 の例会。
午後6時30分~、北とぴあ さくらホールにて

作・演出 :池田政之、出演 :田村亮、鳳八千代、音無美紀子 ほか
主役3人が 客演。

四代続いた和菓子屋の若旦那は、売れっ子の恋愛小説家。 18才も年下の妻と再婚して、ウキウキ気分。 そこへ、2年間に亡くなった先妻と 昨年亡くなった母親の幽霊がやってきて、大騒動。

やけに明るい作品で、面白おかしい台詞 に ベテラン俳優たちの 達者な台詞回しと演技で、会場は笑いの渦。
ただ、私たち ( 息子をもつ仲間 ) は皆、「 若旦那とその息子のマザコンが過ぎて、ちょっと キモい 」 と思った。 あんなに息子を猫っ可愛がりにするから、精神的に自立できない大人になってしまうのだ。 私たちは、息子たちが中学生あたりの思春期から、あんなに ベタネタしたことはない。 息子自身が それを嫌がるし、それが当然だと思う。

先妻と母親が無理を押して 現世に戻ってきた理由が、「 息子のことが心配で 」 。 それが可能なら、多くの母親が 同じことをするんじゃないかい?
作者は男性、「 世の中の母親ってもんは、こんな風だ 」 「 母親は、いつも息子のことが、一番大事 」 と 思いたいのか、揶揄しているのか。