こちとんの囲碁日記

南信州,下伊那,飯田市にて囲碁なるものをやっています。

念願の品

2020-06-14 16:07:07 | 棋具
どうも、こちとんです


ネットリーグ戦に新たなメンバーが参加してくれまして

どんどんとレベルが高くなってきておりますw



相手が格上とはいえ

負けるのはやはり悔しい

ただ得るものも多い一局でした






M君

幹事 Good Jobでした










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私は

囲碁に纏わる道具

あと、古いものが好きでして




以前に黒木碁石店さんのサイトの

この碁盤と碁笥を見た時から

ずっと憧れをもっていました





碁の道具を始めお茶道具など

日本古来からある伝統芸能は

伝統工芸と相性が良いですよね









最近、私の理想の碁盤と碁笥を見つけまして

妻を何とか説得し購入させて貰いました(笑)

少し、自慢と

その碁盤と碁笥、碁石が辿ってきた歴史を一緒に楽しんでもらえたらと思います




それに、修理に出すと3カ月~半年はもう会えないので

また、子どもの小さい内はお蔵入りとなる運命ですので

ブログに残して写真で楽しみたいという思いもあります









側面は漆無しです

天地柾目 5寸の榧盤

左下に川の流れを表現するような蒔絵がありますが

木目も同様に川が流れる様カーブしています



それが、碁盤としてはプラスなのかマイナスなのかは知りませんが

それを透き漆で見える形で残してくれつつ

また、蒔絵でも表現してくれたのは

粋な計らいと

個人的には気に入っています




ただ、全体的に

ひび割れが目立つのと

天面は使い込みが目立ちますので

恐らく、価値的にはそれ程高くはならないかと思います

と思わないと普段使いできないというのもあるけれども








反対面




鷺の部分の銀か錫は酸化して変色してしまっています

とある好きな漆作家さんが

銀では無く

高くてもプラチナ粉を使うと言ってましたが

こういうことなのですね





因みに烏と鷺なのは

昔から碁を打つことを「烏鷺を戦わす」と言いますが

そこから来ているのだと思います

オシャレな言い方ですよねえw








黒の碁笥

漆ってこんなに美しいものかと

衝撃を受けました

そして、京都近代工芸美術館に行きたくなりましたw






白の碁笥


研ぎ出し蒔絵,平蒔絵,高蒔絵にて

立体感を出しています

今まで蒔絵って平面のものを想像していたので

衝撃でした。



研ぎ出し蒔絵を

どうやって作ってるのか気になって調べましたら

この一つの表現だけで

かなりの工程と時間がかかっているのですね

こんな素晴らしいものを作ってくれて、繋いでくれてありがとうと言いたい








素人故、定かではありませんが

八代目西村彦兵衛の頃の象彦 製

印より 大正期の頃のものと思われます







盤の脚に銘が入っていたようですが

擦れてしまい読み取れませんでした

因みに脚がグラついていたので、ティッシュを詰めましたw

ワレといい、乾燥が短かったのだろうか

その割にオオイレもあるし、よく分かりませぬ










譲って頂いた方には感謝感謝です







長くなってしまったので

もう一つ、他のお話は別の記事にしたいと思います



2 コメント

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すんごい碁盤をお持ちですね~!! (びりたん)
2020-08-22 16:46:01
犬養毅さんの碁盤なんですか!!
https://ameblo.jp/billytan/entry-12504174200.html
秀吉さんと家康さんの碁盤は個人的にはひどいと思いました。
https://ameblo.jp/tokugawamuseum/entry-12019766926.html
↑これは見たいです。
大木からしか採れないそうです。

ウィンドウ越しではなく、手に取ることが出来て、
透き漆の下に金粉が沈み込む感じだから
この碁笥は衝撃的に美しく見えるのでしょうかねー?
家庭画報2020年1月号で初音の調度が特集されていました。
徳川美術館さんの図録なんかよりうんと大写しの写真付きでした。
蒔絵の技法の見所がよく分かりました。
イッピン!という番組でも研ぎ出し蒔絵とかやっているのを見ました。
しかし、初音の調度も含め、色漆のもので、今まで感心した
ものは見たことが無いんですよ。
ということで興味津々です。

https://ameblo.jp/billytan/entry-12307219573.html
日向蛤碁石の発見は1893年ってなってるから、
100年経ってるんですね。
re:びりたん様 (こちとん)
2020-08-22 23:31:25
犬養毅さんが遠山元一さんに贈ったものだそうです。
政財界の囲碁会なるものがあったそうで、そこでやり取りされたものなのかなあと思ってます。

龍源院の碁盤は黒漆を背景に平蒔絵のみという高台寺蒔絵のような趣ですね。いや、高台寺蒔絵なのかしら。戦国時代辺りの武将はそのような質素なものを好んだような話を聞いたことがあります。
初音の調度は是非一度見たいと思っています。あんな煌びやかな蒔絵は中々拝見できることがありませんので。

この碁盤と碁笥は煌びやかだけれど派手過ぎず、気に入っています。

>↑これは見たいです。

葡萄のような杢が素敵ですね。
同感です!

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