レッスンの仕事をしていてつくづく難しいなぁと思うのは『ことば』。
伝えたいこと・やってもらいたい動きをどのように表現するか。。
「頭を右に残して」と言っても加重が右に残ってしまうことあるし、言い方を変えないと間違って解釈されてしまうケース、けっこうあります。
あるゴルフ雑誌の特集で、ツアーで活躍する選手のスイング画像が多く載っているものがあり、それを教材というか解りやすい例として生徒さんにお見せするんですが、勿論プロの中でも皆それぞれ違いがあり、僕等でもその人その人(生徒さん)の特性を見抜くのに時間がかかるわけだから、アマチュアがどのプロのどこを参考にすべきか?なんて、なかなか解りませんよね。
ということで、今回は『目線』に注目。
意識の仕方のヒントになれば。。。
上に記した雑誌に載っている中から対照的なふたり、谷口徹選手と石川遼選手を例にとってお話します。
※以下は右打ちのアゴの向き
アドレス時、谷口選手は右足前を向いているのに対し、石川選手は左足前を向いています。
ここでの目線は谷口=左目・石川=右目でボールを見ています。
次にバックのトップでは、両選手とも右足前。
目線は谷口=左目・石川=恐らく右目。
更にはインパクト時、谷口選手は右足前に対し、石川選手は左足前。
目線は谷口=左目・石川=右目。
利き目の関係もあると思いますが、だいたい右利きは右目が利き目になると思うので、同じ右打ちの選手でも目線に大きな違いがあることが解ります。
これはスイングの違い・インパクトに対する考え方の違いによるもの。
谷口選手は頭を右に残してヘッドを速く左に振りぬこうと考え、石川選手は左への体重移動によるパワーと体のキレで、ヘッドを強く振ろうと考えているように感じられます。
そしてCLUB Gにいらっしゃる方の大半は、上でいう石川選手のスイングイメージをもって来られる。
ダウンから左に大きく体重を移動させることでボールに対して力を伝えようとする。
がしかし、ボールは大きくスライス!
こういう方、とても多いです。
僕の考えでは、石川選手をお手本にアマチュアがスイングを作ろうとすると、体力・筋力・柔軟性・練習量、全てに無理があると思います。
遠心力の利用を意識するあまり、インパクトまでにフェースの戻りが間に合わない。
そこで谷口選手のスイングをお手本に、『目線』について。
アドレスからインパクトまでを通して、左目でボールを見続けてみてください。(または左目下にボールがある意識)
間違いなく頭だけ右に残りますよね。
レッスンを通して生徒さんのスイング、この目線をじっくり観察していると、たとえアドレスでアゴを右足方向に向けて左目でボールを見ていても、バックの途中から右目でボールを見にいき、アゴが左に動こうとする方が多いです。
その結果、トップでの左肩の入りが浅くなる。
さあここからが特性を生かす工夫が必要になります。
最も重要なのはインパクトでの目線、頭を右に残すための「左目」です。
トップでは右目でボール見ていても、ダウンからインパクトにかけて、また目線が左目に戻ればいいわけです。
そのために何が必要か???
アゴを右足方向に戻すこと。
「頭を右に残して」では加重ごと右に残ってしまう方でも、「アゴを右に戻して」と言えば頭だけが右に残るようになる。
アーニー・エルス選手なんかはこういうスイングの典型で、僕もこういうスイングイメージをもって振っています。
「頭を右に残す」のではなく、「アゴを右に戻す」意識。
またCLUB Gの生徒さんの中でもこのようなスイングをしていただいている方がいらっしゃいます。
アゴを右に戻すスピードを利用してヘッドのスピードを出そう、という発想ですね。
ただこのごろ考えるようになったのは、①首への負担が大きい ②切り返しのタイミングが難しい ③浅めのトップは非力な方にはキツい ・・・・。
みんなが皆、こういう発想でいいとは言えないなぁ、と。。。
で、谷口選手のアドレスからインパクトまでの左目キープもひとつの考え方ではないかと思って、前回投稿した11/6のラウンドレッスン時に、僕自身が15ホール左目でプレーしてみました。
右目つぶってドライバーショットからパッティングまで全て。
結果は前回投稿分にも記しましたが、デュポットの中にあるボールを9アイアンで上手く拾えたのと、他にも、けっこうキツい左足下がりのライから、普段なら使わない3Wでいいボール打てたのとか、自分でも驚きでした。
片目でボール見てる不安からか力めない、でもボールは飛んでる!!
パッティングでもラインがでるようになりました!!
右目をつぶる行為じたいがキツかったこともあり、スイングの途中で解らなくなってしまい、距離感をださなければいけないハーフショットやバンカーショットで大きなミスが何球かありましたが、「これは訓練すればできるようになるな」と確信しました。
そして上がり3ホールは両目開けてのプレーでしたが、それまでやってきた『余韻』で、左目下でのインパクトはできるようになってました。
確かに今までのインパクトとは違う感覚がありましたね。
だいぶ以前に本ブログでもご紹介したんですが、左目が利き目のKさんには、この谷口選手を例にとって取り組んでいただき、Kさんも僕がトライしたように右目つぶったラウンドを経験され、好結果がでたとのご報告をいただいていました。
ただKさんの場合は利き目が左目だからという理由が原点だったんですが、右目の僕でもやってみてもいい結果になった。
なんでだろぉ???と考えたんですが、ダウンから頭が突っ込むのは右目でボールを見にいくんじゃないかなぁ??と思うんです。
実際に画像を撮ったりしても気付かない「目の突っ込み」があるのではないか。。
ということで、特に頭が突っ込むクセがお有りの方に右目つぶってスイングすることを試していただいてます。
以前からやっていただいている前述のKさんや他にY奥様、最近からではKさん・Kさん・Sさんに女子ではH(さん)。
打感に変化があったり・アプローチでボールがフェースに乗った感がでたり・・・。
新しい発見によって本気で取り組む姿勢を見せていただいているんですが、「眼帯でもしてやろうかなぁ」と皆さん言うので、買ってきました『貼る眼帯』というヤツ。。
さっそく昨日のKさんから『眼帯練習』開始し、今夜のHやNちゃんにも試してもらいます。
アプローチが苦手なKさん(ダンナの方)も今週土曜にやってみましょう。
このブログでも何度も記してきましたが、好奇心・探究心・冒険心をもって色んなことを試し、自分に合っているものは取り入れ、合わないものは切り捨て、ただ訓練すればできるようになることへの努力は惜しまないこと。
エラそうですがすごく大切なことですね。
20年前には絶対やっちゃダメと言われた行為が、今では世界の主流になってたりするのがゴルフのスイング。
笑われようがバカにされようが、最後にいいボール打ったモン勝ち。
そんなモンです。
次回は、これも「ことば」の難しさなんでしょう。
CLUB Gではじめてクラブを握っていただいた方の、ちょっと想定外のはなし。
ご本人の名誉のために言いますが、決してバカになんかできない・笑っちゃいけない、僕の教え方が悪かったためのものです。
☆ゴルフスクールを江東区でお探しの方☆
☆スライス・シャンクでお悩みの方☆
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CLUB G 代表 北沢 修
東京都江東区木場6-14-5 林ビル1F
Tel&Fax 03-3640-9404
E-mail clubg@mte.biglobe.ne.jp
http://www.sagasu.co.jp/clubg
ブログ http://blog.goo.ne.jp/clubg0709/
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伝えたいこと・やってもらいたい動きをどのように表現するか。。
「頭を右に残して」と言っても加重が右に残ってしまうことあるし、言い方を変えないと間違って解釈されてしまうケース、けっこうあります。
あるゴルフ雑誌の特集で、ツアーで活躍する選手のスイング画像が多く載っているものがあり、それを教材というか解りやすい例として生徒さんにお見せするんですが、勿論プロの中でも皆それぞれ違いがあり、僕等でもその人その人(生徒さん)の特性を見抜くのに時間がかかるわけだから、アマチュアがどのプロのどこを参考にすべきか?なんて、なかなか解りませんよね。
ということで、今回は『目線』に注目。
意識の仕方のヒントになれば。。。
上に記した雑誌に載っている中から対照的なふたり、谷口徹選手と石川遼選手を例にとってお話します。
※以下は右打ちのアゴの向き
アドレス時、谷口選手は右足前を向いているのに対し、石川選手は左足前を向いています。
ここでの目線は谷口=左目・石川=右目でボールを見ています。
次にバックのトップでは、両選手とも右足前。
目線は谷口=左目・石川=恐らく右目。
更にはインパクト時、谷口選手は右足前に対し、石川選手は左足前。
目線は谷口=左目・石川=右目。
利き目の関係もあると思いますが、だいたい右利きは右目が利き目になると思うので、同じ右打ちの選手でも目線に大きな違いがあることが解ります。
これはスイングの違い・インパクトに対する考え方の違いによるもの。
谷口選手は頭を右に残してヘッドを速く左に振りぬこうと考え、石川選手は左への体重移動によるパワーと体のキレで、ヘッドを強く振ろうと考えているように感じられます。
そしてCLUB Gにいらっしゃる方の大半は、上でいう石川選手のスイングイメージをもって来られる。
ダウンから左に大きく体重を移動させることでボールに対して力を伝えようとする。
がしかし、ボールは大きくスライス!
こういう方、とても多いです。
僕の考えでは、石川選手をお手本にアマチュアがスイングを作ろうとすると、体力・筋力・柔軟性・練習量、全てに無理があると思います。
遠心力の利用を意識するあまり、インパクトまでにフェースの戻りが間に合わない。
そこで谷口選手のスイングをお手本に、『目線』について。
アドレスからインパクトまでを通して、左目でボールを見続けてみてください。(または左目下にボールがある意識)
間違いなく頭だけ右に残りますよね。
レッスンを通して生徒さんのスイング、この目線をじっくり観察していると、たとえアドレスでアゴを右足方向に向けて左目でボールを見ていても、バックの途中から右目でボールを見にいき、アゴが左に動こうとする方が多いです。
その結果、トップでの左肩の入りが浅くなる。
さあここからが特性を生かす工夫が必要になります。
最も重要なのはインパクトでの目線、頭を右に残すための「左目」です。
トップでは右目でボール見ていても、ダウンからインパクトにかけて、また目線が左目に戻ればいいわけです。
そのために何が必要か???
アゴを右足方向に戻すこと。
「頭を右に残して」では加重ごと右に残ってしまう方でも、「アゴを右に戻して」と言えば頭だけが右に残るようになる。
アーニー・エルス選手なんかはこういうスイングの典型で、僕もこういうスイングイメージをもって振っています。
「頭を右に残す」のではなく、「アゴを右に戻す」意識。
またCLUB Gの生徒さんの中でもこのようなスイングをしていただいている方がいらっしゃいます。
アゴを右に戻すスピードを利用してヘッドのスピードを出そう、という発想ですね。
ただこのごろ考えるようになったのは、①首への負担が大きい ②切り返しのタイミングが難しい ③浅めのトップは非力な方にはキツい ・・・・。
みんなが皆、こういう発想でいいとは言えないなぁ、と。。。
で、谷口選手のアドレスからインパクトまでの左目キープもひとつの考え方ではないかと思って、前回投稿した11/6のラウンドレッスン時に、僕自身が15ホール左目でプレーしてみました。
右目つぶってドライバーショットからパッティングまで全て。
結果は前回投稿分にも記しましたが、デュポットの中にあるボールを9アイアンで上手く拾えたのと、他にも、けっこうキツい左足下がりのライから、普段なら使わない3Wでいいボール打てたのとか、自分でも驚きでした。
片目でボール見てる不安からか力めない、でもボールは飛んでる!!
パッティングでもラインがでるようになりました!!
右目をつぶる行為じたいがキツかったこともあり、スイングの途中で解らなくなってしまい、距離感をださなければいけないハーフショットやバンカーショットで大きなミスが何球かありましたが、「これは訓練すればできるようになるな」と確信しました。
そして上がり3ホールは両目開けてのプレーでしたが、それまでやってきた『余韻』で、左目下でのインパクトはできるようになってました。
確かに今までのインパクトとは違う感覚がありましたね。
だいぶ以前に本ブログでもご紹介したんですが、左目が利き目のKさんには、この谷口選手を例にとって取り組んでいただき、Kさんも僕がトライしたように右目つぶったラウンドを経験され、好結果がでたとのご報告をいただいていました。
ただKさんの場合は利き目が左目だからという理由が原点だったんですが、右目の僕でもやってみてもいい結果になった。
なんでだろぉ???と考えたんですが、ダウンから頭が突っ込むのは右目でボールを見にいくんじゃないかなぁ??と思うんです。
実際に画像を撮ったりしても気付かない「目の突っ込み」があるのではないか。。
ということで、特に頭が突っ込むクセがお有りの方に右目つぶってスイングすることを試していただいてます。
以前からやっていただいている前述のKさんや他にY奥様、最近からではKさん・Kさん・Sさんに女子ではH(さん)。
打感に変化があったり・アプローチでボールがフェースに乗った感がでたり・・・。
新しい発見によって本気で取り組む姿勢を見せていただいているんですが、「眼帯でもしてやろうかなぁ」と皆さん言うので、買ってきました『貼る眼帯』というヤツ。。
さっそく昨日のKさんから『眼帯練習』開始し、今夜のHやNちゃんにも試してもらいます。
アプローチが苦手なKさん(ダンナの方)も今週土曜にやってみましょう。
このブログでも何度も記してきましたが、好奇心・探究心・冒険心をもって色んなことを試し、自分に合っているものは取り入れ、合わないものは切り捨て、ただ訓練すればできるようになることへの努力は惜しまないこと。
エラそうですがすごく大切なことですね。
20年前には絶対やっちゃダメと言われた行為が、今では世界の主流になってたりするのがゴルフのスイング。
笑われようがバカにされようが、最後にいいボール打ったモン勝ち。
そんなモンです。
次回は、これも「ことば」の難しさなんでしょう。
CLUB Gではじめてクラブを握っていただいた方の、ちょっと想定外のはなし。
ご本人の名誉のために言いますが、決してバカになんかできない・笑っちゃいけない、僕の教え方が悪かったためのものです。
☆ゴルフスクールを江東区でお探しの方☆
☆スライス・シャンクでお悩みの方☆
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