精神障害に挙げられる要因のひとつに「双極性障害」といわれる状態があって、その状態を生じている人の中には、顔にそれとわかる共通点があることも多い気がしています。もちろん誰もが気づき得る点であって、特に医療関係者はそこに口を閉ざしている感じも受けるのですが、実際、その病名がついている人ばかりか、ついていなくても、将来その診断を受けるおそれが大きいだろうなと想像できてしまうほどに顕著な特徴が見て取れるのです(全員が揃ってそうかというとそこまでの自信はなくて、ただ割合として「多い」と感じる程度であります)。
表情を形成する筋肉の一部が凝って、その特有の表情を作りだす、というなら別に構いはしないのですが、一見するところ普通(社会生活を送るうえで大きな不都合がないといえる程度の状態)でありながら、実に厄介な性向を見せることのあるその状態は、知らずに接するとひどい目に遭います(いやまったくもって)。「そもそも関わったら負け」とまで思わせるそれも、そうと知って接していれば対処のしようもあるのかもしれませんが、状態を生じている人と生じていない人とで同じ顔をしていては打つ手がありません。
まあそれでですよ。将来的になりそうな人も同じ特徴を有しているということは、それは症状が原因なのではなくてもともと持っている素養なわけですから、遺伝という言葉を使ってよいものやらどうなのやらわかりませんが平たく言ってそういうことなのでしょう。そして、国民的にまるまるその傾向を持っている国もあって、その国に対してもやはり「関わったら負け」という傾向があって、ああ……と思うのです。
今日、職場に回覧がありました。指名手配とか行方不明者の捜索とかではないのですがそれに類するような情報提供で、顔写真を見たときにそんな気がしたと思ったら、なんということでしょう、「双極性感情障害」と書いてあって、我が意を得たりというか、その考えは確信的なものとなりました。偏見と言いたくば言いなはれ。特徴は、そうした表現の専門家ではないので誤解を生じぬようわたくしの口からは避けますが、書かぬけれどもあるんだよ。