心に涙の雨が降る

ワタクシいけちょが家庭教師バイトをしていることをご存知でしょうか。
今までもこの「水色の亀」で幾度となくネタにされてきたバイト先があります。
その名も、ブルジョワジー （勝手に命名）。

詳しくは語りませんがこんなネタフリをしたのにはわけがあります。

私、ブルジョワに解雇されました。

まぁぶっちゃけ給料の割には、未練がありません。

人間は正直です。むしろ私が正直です。
インディアン嘘つかない。一日中ベタつかない。もうそんな勢い。

まぁそんなわけで傷心？さめやらぬままにね、今日ももう一件カテキョがあったわけです。
しかしこんなことがあった矢先に私、あろうことか 寝坊いたしました。

お前はこのバイトが信頼で成り立ってるってことがわかってないのかと。
ブルジョワに首を切られた今、お前の首の皮はこのバイト先によってつながってるのがわからんのかと。
そのなけなしの信用に早くすがりつけ この社会の底辺（シュードラ）が！ と。

まぁそんな感じで自虐的になりながら 「申し訳ありません、遅刻します」 的な内容のメールをバイト先に送ったんですよ。

ええ、送りましたとも。

あろうことか前のバイト先に。（T-T）

笑うなら笑っておくれよ、ブラザー。さあ遠慮なく指差して笑うがいいさ！！ハハ！
そんな私に容赦なく降りかかるブルジョワのトドメの一発！！！


― 家庭教師は《中略》もう必要無いんですけど。


― もう必要無いんです


― （お前なんざ）必要無い　（エコー）




その日、いけちょの家には涙の池ができた。

初体験

久々に行ってきましたカテキョ先。（5・7・5）
相変わらずブルジョワは飛ばしまくりでした。

今日のお昼は父親、小学生、保育園児の3人で回転寿司に行くらしいです。
へーいいわねぇ仲良くて、とさらりと帰宅を決め込んだいけちょに伸びる父親の魔の手。

「先生もどうぞ一緒に」

育ち盛り？の女子一人分の飯代を軽いノリでおごってくれる裕福さに舌打ち舌を巻きながらもお店に到着。

そこでいけちょが聞いたものは！！！！


小学生 「一本穴子サビ抜き！」
保育園児 「大トロサビ抜き！」

父親「もー最初はマグロくらいからにしようよーｗ」
娘たち「マグロが最初なんて聞いたことないよ！！！」

え、わたくし玉子からですが、何か？

萎縮しきったいけちょに再び魔の手が忍び寄る…

娘たち「先生も大トロ頼みなよー！！！！」
ちょ「いや、大トロはさすがに…」

頼んだことないので。

娘たち「大トロ！大トロ！！！」
ちょ「いやほんと…」

勘弁してください。

娘たち「ね！いいよねお父さん？！」
父親「もちろんだよ！！！！」


どうなってるんだこの家は！！！


大トロ一皿680円なんてどうったことないってのか。
680円あればメロンパンが6個、ワゴンセールのトップスが1枚買えてお釣りがくることなんて考えにも及ばないってか！はっはん！！！

しかしよく考えろちょ、大トロなんてお前のシケた人生の中でこの日を逃してはもう二度と食べる機会がないかもしれないんだぞ！
そうか、この状況は正に 据え膳食わぬは男の恥！！！

…サイは振られた。
人生最大のイベントを前に、私は息を飲んだ。
ああ、そもそも私ったら寿司屋で注文すること自体あんまりしないのに。（チキン）

「…すみません…」

声が小さかったのか、寿司屋のにーちゃんたちが反応してくれない。

「す、すみません！！！」

ふりしぼったなけなしの勇気。その声に、ひとりのにーちゃんがこっちを向いた！
高鳴る鼓動、手に滲む汗、喉がゴクリと嫌な音を立てる。

「お、大トロ一皿！」

い、言った――――！！！！！
日本の池田ついに金メダル！！！！池田の目に涙が光っているー！！！


にーちゃん 「あ、すいませーん、大トロ さっきので切らしちゃった んですよ～」





・・・　orz


お寿司屋さんは大トロはサビありしか出さないようにすればいいと思います。

上を向いて歩こう

どうもこんにちは。
衣食住で削るなら迷わず衣、八王子のカリスマファッションリーダーいけちょです。

さて、そんなカリスマの昨日のチョイスはパンツ999、アウター1000、トップス、サングラス315。海外から帰還した芸能人を意識したニューファッション。
ファッションコメンテイターP子さんをも唸らせるチョイスに道行く人の目も（主にその値段などに）釘付けです。

で、まぁカテキョ先に行くじゃないですか。そしたら奴（小5）はカリスマに向かってこんなことをのたまったわけです。

生徒　「見て見て～一足1000円の靴下買ってもらった～★」

…カリスマファッションリーダー、生活苦を理由に引退を決意。

本日の要点～授業前のメールのやりとりより

生徒　「言いにくいのですが今お金持ってますか？」
ちょ　 「はい。またなんで？」
生徒　「◎◎（銘柄）ってウィンナーを買ってきてくださいって姉が」
ちょ　 「あ、はい。わかりました。」

ええ、私家庭教師ですが、何か？

臨時ニュース

今日未明、八王子のカリスマ家庭教師として有名ないけちょ氏が、めじろ台の勤務先近くの路上に倒れているところを近隣住民に発見された。病院に運ばれたいけちょ氏は、

「5歳児とチュー…」
「いや、もう飲めません」
「脱がないでください」

などの奇妙なうわごとを繰り返し、意識不明の重態。

今回の事件の関係者と思われる3人はそれぞれ

　生徒（11）「授業しただけー」
　姉（19）「最近このカクテルハマってるのよー」
　妹（5）「お尻が痛いー」

などと、事件とは接点のなさそうなコメントをした。

反撃

バイト先での１コマ。

生徒「ていっ」

掛け声と共に姉の胸に向かって拳を向ける妹。
どのような対処をするのかとハラハラ見つめる私。

姉「もう！やめてよね！アンタのせいでここだけ成長止まらないんだから！」

…おめでとう、ねえさん。

ある給料日のできごと

それはいつものように私がブルジョワーな小学生に勉強をさせた日のこと。

私「あ、そういえば今日月謝の日なんだけど。」
生徒「え！？ちょ、ちょっと待って。」

いかにも忘れていたという反応に不安を隠せない私。

生徒「あんたたち、2万円持ってない？！」
姉A「えー持ってるわけないじゃない。」
姉B「昨日使っちゃったわよ…！」
生徒「月謝なのよ！」
姉B「とにかくかき集めましょうか。」
私「（ポカーン） (゜д ゜)」

おのおのがおのおのの部屋に消え、また戻ってくる。
そしてそれぞれグッチ（生徒/小5）やらヴィトン（姉A/高2）やらの財布から有り金をはたくも…。

姉B 「千円足りない！！」


　千円 ………（-ｖ-；）


姉A「あんた、500円くらい持ってないの？」
生徒「あるよ！」

こやつら、おもっきり硬貨で支払う気か。

そして悪い事に…

生徒「あ、交通費の千円も！」
姉A「あんたママの貯金箱から500円取ってきなさい！」


　ホントいい子に育てたね、ママ …（TーT）


そしてようやく2万1千円（500円硬貨4枚含む）をかき集めた姉妹は私に確認を要求。

姉B「はい。5千6千7千8千9千1万円と、1千2千3千4千5千6千7千8千9千、2万、1千！」

…最大紙幣、樋口一葉。（1枚）