いよいよ来週の木曜・金曜とたったの二日間だけど、近年の山形で話題となってドキュメンタリー映画の現在を端的にあらわした6作品がひっそりと、ほんとにひっそりと上映される。映画祭の志尾ディレクター・山形の宮沢事務局長の選定のもと選ばれきった作品である。昨年あたりからヨーロッパを中心にドキュメンタリー映画がブームとなっているらしい。このブームということばに危うさを感じるのは茂木だけじゃなすと思う。韓流ブームなどといわれていた韓国映画も一時のブレイクも嘘のようになった今ブームなんてくそくらえと思う茂木でもある。横道にそれたけど、ドキュメンタリー映画が脚光を浴びる事に批判的な発言をしたい訳じゃなく、世界がキナ臭くなっているいまドキュメントの力で消化作用に一役は果たしたい気持もなくはないが、、、。とまれ。すくなくとも今回の6作品は、鋭利に研ぎすまされて弓矢として放たれようとしている、高崎の地で、、、。放たれた矢が痛いほど刺さり重傷を感じる人、矢が体を通り抜けて何事もなく日常に埋没し朽ち果てていく人、ドキュメンタリー映画ってそんなもんじゃないんかい。死なないんなら矢に当たった方が生きてるって実感が味わえると思うんですけど、、、。
俺たちは、そんな選択肢を提供できたことをよしと思っている。いまは。
俺たちは、そんな選択肢を提供できたことをよしと思っている。いまは。