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アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

フィルメックスのトリ『奪命金』にサプライズ

2011-11-26 | 香港映画

明日の第12回東京フィルメックス最終日には、杜〔王其〕峰(ジョニー・トー)監督の『奪命金』が2回上映されます。午後5時10分からの閉会式に続いて朝日ホールでまず1回、それから午後9時15分からは階下のTOHOシネマズ日劇でオーラスの上映、というわけです。

この『奪命金』、明日の上映のために何とプリントが2本取り寄せられているとか。あまりの会場の熱気にプリントが炎上した時の予備に....ではなくて、それぞれの会場用に1本ずつ取り寄せられたのです。その話を聞いた私は、「えー、1巻の上映が終わるごとに手持ちでプリントを階下に運べばいいじゃん!」と言ってしまったのですが、そうはイカの天麩羅、映写形態ゆえにそれができないんですね。

プリントの映写方法は、35ミリの映写機を2台揃え、1巻ごとに交互に上映していく、というのが一般的でした。映写機の切り換え、というか、フィルムの切り換えをロール・チェンジと言いますが、プリントの1ロールの最後の方、間もなくロール・チェンジですよ~、という所には、右上隅などにマークが出るのが普通です。この間上映されたスリランカ映画『フライング・フィッシュ』では、ロール・チェンジ・マークは画面中央に×印で出ていたため、あとのQ&Aで「あの×印は?」という質問が出てました。検閲の「ダメ」印か何かでは、と思われたんでしょうね。ああいうダイナミックかつ迷惑なロール・チェンジ・マークも、南アジアではよくあります。

ところが、近年はプリント全巻を最初に繋いでしまい、それを大きな円盤の上に載せてロール・チェンジなしに上映する方式が多くなりました。シネコンはこの方式なので、最終上映用の『奪命金』のプリントは繋がっていないといけないんですねー。というわけで、前の回の上映終了を待っていてはとても間に合わないことから、プリントが2本取り寄せられたというわけなのでした。映画祭上映、いろいろ苦労が伴います。

もう一つ、耳寄りな情報があります。『奪命金』上映時には、嬉しいサプライズがあるそうです。上映前にボーナス映像が流れるとのことで、皆さん絶対に遅れないように席についていて下さいね。その中では、誰かさんの貴重な「太っ腹」も一瞬写るとか。フィルメックス、愛されてますね~♪ ご覧になる方はお楽しみに。『奪命金』、予告編はこちらです。

えー、ちょっと小耳に挟んだネタでした。では、あと2日間、フィルメックスをお楽しみ下さい。

 


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