昨年<したまちコメディ映画祭>で上映された『3バカに乾杯!』 (2009)の字幕を二次使用したい、というお申し出があり、このほどその上映の全貌がわかりました。
上映の詳細は次の通り。当日会場受付で登録(登録フォームに名前、職業などを記入)する必要がありますが、登録すれば映画が上映されるNGOフォーラムに無料で入ることができます。
9月6日(火)
15:00 - 17:30 『3バカに乾杯!』 → 18:00からに変更になっています。詳しくは9月2日の記事をどうぞ。
18:00 - 19:30 『ドービー・ガート』
会場:日印グローバル・パートナーシップ・サミット2011/NGOフォーラム(ザ・プリンス パークタワー東京)
※上映時間が変更になる可能性あり。変更になった場合はまた当ブログでお知らせしますが、問い合わせはサミット事務局の博報堂(TEL:03-6441-6996)へ。
『3バカに乾杯!』は、監督ラージクマール・ヒーラーニー、主演アーミル・カーン、カリーナー・カプール。『ドービー・ガート』は監督キラン・ラーオ、主演アーミル・カーン、プラティーク、モニカ・ドーグラー。「ドービー・ガート」とは洗濯場のことで、ムンバイの下町には洗濯人ごとの区画を区切った大きな洗濯場があります。映画は、アメリカの投資銀行に勤め、休暇でインドに戻っている女性シャイ(モニカ・ドーグラー)と新進の画家アルン(アーミル・カーン)の出会いから始まり、やがて彼らの家に洗濯物を届けるドービー=洗濯屋ムンナー(プラティーク)が登場します。カメラが趣味のシャイはムンバイの昔ながらの風景を撮るのにムンナーを案内役にし、また俳優になりたいと思っているムンナーはシャイにポートレートを撮ってもらおうとします。一方アルンは、引っ越し先の家に残された昔のビデオレターを見つけ、その内容に引かれていきます....。
『ドービー・ガート』は上映時間も約1時間40分と短く、スタイルから言っても、半分は英語というセリフから言っても、芸術系の映画と言う方があたっているかも知れません。アーミル・カーン夫人であるキラン・ラーオにとっては、これが監督デビュー作となります。また2008年に31歳で急死した、インドのニューシネマを代表する女優スミター・パーティルの遺児プラティークにとっては、これが初めての主演作品。彼のデビュー作は『君は知っているのやら...知らないのやら』 (2008/原題:Jaane Tu...Ya Jaane Na)で、ヒロインの弟役を演じたその時はプラティーク・バッバルを名乗っていました。母親スミター・パーティルは俳優のラージ・バッバルと正式な結婚をしないまま彼を産んだのですが、そんなこだわりがいまだにあるのか、『ドービー・ガート』ではプラティークとだけ名乗っています。これからの成長株ですので、先物買いをしたい方はぜひ。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
あと、「インド映画通信」さんのブログで知ったのですが、こんな映画祭でもインド映画が上映されます。
『人生は一度だけ』 (2011/原題:Zindagi Na Milegi Dobara/日本語字幕付き)@ ラテンビート映画祭(公式サイト)~公式サイトにはゴキゲンなスチールが満載!
監督:ゾーヤー・アクタル/主演:リティック・ローシャン、ファルハーン・アクタル、アバイ・デーオール、カトリーナ・カイフ
新宿バルト9 / 映画祭開催期間 9/15(木)~9/19(月・祝) シアター8
9月17日(土)
21:00 P.M.~ 『人生は一度だけ』
T・ジョイ京都 / 映画祭開催期間 9/22(木)~ 9/25(日) シアター8
9月23日(金・祝)
21:00 P.M.~ 『人生は一度だけ』
横浜ブルク13 / 映画祭開催期間 10/7(金)~ 10/10(月・祝) シアター3
10月7日(金)
21:00 P.M.~ 『人生は一度だけ』
私がシンガポールで見て(上写真)記事にしたのが8月19日。公開とほぼ同時に日本でも見られるなんて素晴らしい! 牛追い祭りなど楽しいスペイン風景もいっぱい出てきます。リティック・ローシャンのなんちゃって日本語と共に楽しんで下さいね。
みたいですぅ~!!!
問題は仕事を抜けられるかどうか・・
(月始はすごく忙しいので、後あとすごくつらいことになるけど、やっぱり観たい!)
何とか頑張ってみようと思います!
上にも書いたように、時間が変更になるかも知れないんですねー。上映会場の様子もわからないので、なるべくいい状態で上映して下さることも祈っているのですが...。せっかく年休とって行ったのに、ということにならないよう、よろしくお願いしますね、インドセンターさん。
私はその日は大学での集中講義の中日で、1日90分授業5時間×3日という超ハードスケジュールに挑戦してます。というわけで行けないんですが、皆さんには『3バカ』をぜひ楽しんでいただきたいです~。
悲しい~~~ なんとか続きを見る方法ないでしょうか?アーミールの作品が大好きなので、ドビーガートも見られなくなったのがツライです。何人集めれば上映してもらうことが出来るのでしょうか?
映画上映を途中で打ち切る、ということがそもそも常識はずれで(絵画に3分の2覆いを掛けて展示するようなものです)、映画製作者側から訴えられても仕方のない行為となります。字幕翻訳者としても抗議したいぐらいですが、そういう扱いを映画に対してする所には、ちょっと何も期待できそうにありません。ですので、「観客を何人集めれば」というレベルの問題ではないように思います。
今後は、告知を出す時にはよく気をつけて扱いますので、今回のご迷惑、どうぞお許し下さいね。