今年も、丸橋広実さんの素晴らしいインド舞踊公演が開かれます。毎年毎年、アッと思うような演者とのコラボで、新しい世界を切り開いてくれる丸橋広実さんとモヒニアッタム舞踊団ですが、今年のコラボ先は福岡アジア美術館に収蔵された「黒田コレクション」の中のガラス絵。「黒田コレクション」はインドの大衆宗教画を中心に、黒田豊さんが長年にわたって収集した様々な美術品からなり、現在は福岡アジア美術館に寄贈されて本年初めから「ヒンドゥーの神々の物語展」として、福岡アジア美術館を皮切りに岡山、東京と巡回展示されています。東京での展示はのちほどご案内しますが、今回の丸橋広実さんの公演は、その収蔵品の一部とのコラボというわけです。まずは、公演チラシをどうぞ。
このチラシからおわかりいただけるように、公演は本年10月1日(土)18:00より座・高円寺2(HP)にて行われます。出演は丸橋広実さんと、丸橋広実モヒニアッタム舞踊団の4人のメンバーの方たち。チラシ裏はモノクロなので、ご提供いただいた皆さんのカラー写真を付けておきましょう(敬称略)。
丸橋広実
木戸真生 佐藤麻衣子
門垣悦子 和泉弥生
皆さん髷をきれいに結って、白に金色のボーダーが入ったサリーがとてもよくお似合いですね。モヒニアッタムは南西インドの細長い州ケーララ州で踊られる女性舞踊で、厳しい練習を重ねて会得した、優雅な身のこなしでゆったりと踊られます。ぜひ、実際にご覧になってみて下さいね。
今回、この美しい踊りとコラボするガラス絵も、カラー画像を提供していただきましたのでじっくりとご覧下さい。「本公演はインド2大叙事詩「ラーマーヤナ」「マハーバーラタ」を始め、様々なヒンドゥーの神様の物語をインド舞踊で表現いたします。大衆宗教画やインドのガラス絵などを背景に映し出し、踊りと語りでインド神話の世界へと誘います」とチラシ裏面にあるので、幻想的な舞台が出現しそうですね。タイトルがわかるものだけ書いておきますが、下の画像はいずれも、©福岡アジア美術館(黒田コレクション)となります。
「ハヌマーン」
「ラーヴァナと闘うラーマ」
「ガネーシャ」
「牛に跨がるシヴァ」
「リンガに詣でる女性」
この「黒田コレクション」の展覧会「ヒンドゥーの神々の物語」は、9月23日(金・祝)~11月27日(日)、池袋の古代オリエント美術館(公式サイト)で開催されます。こちらもぜひいらして下さいね。チラシをまだゲットできてないので、1月に開催された福岡アジア美術館で開催された時のチラシを付けておきます。早くチラシ拾いに行かなくちゃ!
では、今年の秋はインドの舞とインドの神様と共に、健やかにお過ごし下さい。最後に、丸橋広実さんのチャンネルにいろいろ上がっている舞踊動画から、「Maha Deva Siva Sambo」を貼り付けておきます。この曲は今回の公演でも踊られるそうですが、公演では生徒さんたちと一緒に踊る形になるとかで、ソロ舞踊と群舞との違いを楽しんでみて下さい、との丸橋広実さんからの伝言です。この機会にインド舞踊の世界を、ぜひ体験してみて下さいね。
シヴァ神へ捧げる『宇宙を舞ふ花々③「Maha Deva Siva Sambo」Mohiniyattam
私どもの公演をご紹介頂きありがとうございます。黒田豊さんにお会いしたのも、インド通信の発送作業を松岡さん宅でした。それが縁で、今年は池袋のオリエント博物館で黒田コレクションとコラボをする運びとなりました。本当に松岡さんには感謝しても感謝しきれません。本当にありがとうございます。
(ここではCinetamaでございまして...)
私は例のトラウマでうかがえませんが、毎回広実さんの公演にいらした方は「楽しかった~♥」とおっしゃるので、今年も充実した、かつ楽しい公演になるのでは、と思っています。
お運びになった「インド通信」の皆様にも、どうぞよろしくお伝え下さい。