ついさっき、アジアフォーカス・福岡国際映画祭事務局から嬉しいお知らせが。2月末に東京でインド映画とパキスタン映画が上映されます。上映されるのは、『私はガンディーを殺していない』 (インド/2005年/ヒンディー語/原題:Maine Gandhi Ko Nahi Mara)と、『神に誓って』 (パキスタン/2008年/ウルドゥ語/原題:Khuda Kay Liye)で、同映画祭の観客賞作品として他の2本と共に上映されるものです。
『私はガンディーを殺していない』 は、退職した大学教授がアルツハイマーの様相を呈し始め、「私がガンディーを殺したんだ」と言い出したことから、娘や家族が苦悩していく物語。インドの歴史問題にからめて老人問題を上手に描いた作品です。父娘役でアヌパム・ケールとウルミラー・マートーンドカルが主演するほか、プラヴィーン・ダバス(『モンスーン・ウェディング』)、ボーマン・イーラーニー(『3バカに乾杯!』)、ワヒーダー・ラフマーン(『渇き』)と、脇役陣も豪華です。
『神に誓って』 は、ポップスのユニットを組んでいた兄弟のうち、弟はイスラーム教原理主義に取り込まれ、また兄は音楽留学したアメリカで9.11事件後のテロリスト狩りに巻き込まれる、という物語。衝撃的なエピソードが重ねられ、そこに流れる音楽が美しいだけに観客の心を深くえぐります。
いずれも見応えのある作品ですので、お見逃しなく! 詳細は次の通りです。
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アジアフォーカス2006-2010 福岡観客賞受賞作品上映会in東京
■開催日 2月26日(土)・27日(日)
■上映作品 『私はガンディーを殺していない』 (インド/2006年受賞作品)
監督:ジャヌ・バルア
主演:アヌパム・ケール、ウルミラー・マートーンドカル
『アオザイ』 (ベトナム/2006年/2007年受賞作品)
監督:リュー・フィン・リュー
主演:クォック・カイン、チューン・ゴック・アイン
『神に誓って』 (パキスタン/2008年受賞作品)
監督:ショエーブ・マンスール
主演:シャーン、イーマーン・アリー、ナスィールッディーン・シャー
『きのう、平和の夢を見た』(ベトナム/2009年/2009年受賞作品)
監督:ダン・ニャット・ミン
主演:ミン・フーン、マシュー・コークス
※2010年受賞作品は上映されません
■特別対談 「映画祭の意義を問う」
村山匡一郎(映画評論家)&梁木靖弘(アジアフォーカスディレクター)
■入場料 1作品 500円(入替制/当日券のみ/特別対談は無料)
■会場 映画美学校2Fシアター (東京都渋谷区円山町1-5 2F 電話03-5459-1850)
■上映スケジュール
2月26日(土) 13:20 『神に誓って』
16:15 特別対談
17:25 『きのう、平和の夢を見た』
2月27日(日) 13:20 『アオザイ』
16:20 『私はガンディーを殺していない』
■主 催 アジアフォーカス・福岡国際映画祭実行委員会
■問い合わせ先 アジアフォーカス・福岡国際映画祭実行委員会
TEL/080-6440-8974 (2月19日(土)からは土日も対応)