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アジア映画巡礼

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インド映画2024の幕開け!『ただ空高く舞え』&『ヴィクラムとヴェーダー』予告編公開!!

2023-12-01 | インド映画

もう12月1日になってしまいました。今年はことのほか、月日の経つのが速いです。これも『RRR』のせい? インド映画界@日本流行語大賞2023があるとすれば、『RRR』で決まり!なのですが、さて、2024年のインド映画は? と皆様気になっておられることでしょう。まずは公開が決まっているのが、1月6日(土)のタミル語映画『ただ空高く舞え』(2020)とヒンディー語映画『ヴィクラムとヴェーダ』(2022)。この両作品の日本版予告編が、昨日リリースされました。宣伝担当の方からプレス用リリースが送られてきましたので、以下にそれを元にしたお知らせを、予告編と共に貼り付けておきます。

 

<どんな妨害をされようとも不屈の精神で立ち上がる主人公、まさにインド版「半沢直樹」な『ただ空高く舞え』予告編と、善と悪を解く不気味な犯罪者役のリティク・ローシャンの姿が印象的な『ヴィクラムとヴェーダ』予告編が公開!!>

                                     
インド初のLCC航空会社の創業を描いた実話をベースに映画化、国内外の映画賞を席捲し、第78回ゴールデングローブ賞最優秀外国映画部門インド代表10作中の1本にセレクトされた『ただ空高く舞え』と、『BANGBANG!バンバン!』『WAR!ウォー』のリティク・ローシャン主演のクライムサスペンス『ヴィクラムとヴェーダ』が、1月6日(土)より新宿K’s cinema他にて同時期に全国順次公開されます。

今回、2作品の予告編が公開されました。作品データと共に公開された予告編、そして概要等をどうぞ。

『ただ空高く舞え』
 2020年/インド/タミル語/150分/原題:Soorarai Pottru
 監督:スダー・コーングラー
 出演:スーリヤ、アパルナー・バーラムラリ 

映画『ただ空高く舞え』予告編

 

『ただ空高く舞え』は、具合の悪い父の元へ急いで帰ろうとするネドゥマーラン(スーリヤ)の姿から始まります。飛行機のエコノミー席が満席なのですが、倍の金額のビジネスクラスはとても買えない彼。周囲の人は誰も助けてくれず、父に一目会うことは叶いませんでした。ネドゥマーランの「航空会社を作りたい」という話に、唯一「資金はどうするの?」と聞く女性がいます。パン屋を営む彼女は、後に妻となるボンミ(アパルナー・バーラムラリ)です。その後格安航空会社を立ち上げようとしたネドゥマーランを、「1日で法律は変えられる」と豪語する航空会社の社長等、数々の妨害が襲います。しかし、故郷の人々がなけなしのお金を持ち寄る等、人々はネドゥマーランを応援します。妻と一緒に、空に指で飛行機の絵を描くネドゥマーラン。彼の夢は、「1ルピーで乗れる飛行機を空に飛ばずこと」。妨害にも負けず、倒れても立ち上がり、一心に夢に邁進する姿は、まさにインド版「半沢直樹」のよう。ネドゥマーランの飛行機は、空高く舞うことができるのでしょうか?

©2D Entertainment

嘲られ、貶められ続け、男達3人が大空を仰ぎ見て前進する姿を描く『ただ空高く舞え』は、インド初の格安航空会社「エア・デカン」の創設者G・R・ゴーピナート大尉の自伝的著作「Simply Fly: A Deccan Odyssey」(2010年発行)にインスパイアされ、実写化。東京国際映画祭上映作品『ファイナルラウンド』(2016)などで知られる女性監督スダー・コーングラーが、10年の歳月をかけて調べ温めた企画であり、タミル語映画の大スター、スーリヤが製作に乗り出して自ら主演も果たしています。

©2D Entertainment

 

『ヴィクラムとヴェーダ』
 2022年/インド/ヒンディー語/157分/原題:Vikram Vedha
 監督:プシュカル&ガーヤトリ
 出演:リティク・ローシャン、サイフ・アリー・カーン

映画『ヴィクラムとヴェーダ』予告編

 

『ヴィクラムとヴェーダ』は、犯罪者の集まる場所へ、ヴィクラム(サイフ・アリー・カーン)たちが扉を蹴破って入って行くシーンから始まります。命乞いをする男を拳銃で撃つと、彼の手に拳銃を握らせるヴィクラム。そして筋書きを話して、チーム全員が共有。実はこれは偽装襲撃で、彼らはある人物を追っています。ヴィクラムが追うのは、知らない人がいないという悪党ヴェーダ(リティク・ローシャン)。12人の警護を付けた有力者を、たったひとりでその真ん前に飛び降り、刀で殺した話は新人を震え上がらせます。「悪とは?」という問いかけの後、突然、ヴェーダが警察に現れ、自首してくるシーンが映し出されます。取り調べ室のヴィクラムとヴェーダの会話は、善悪の境界線を曖昧にするような問答です。なぜ自首したかわからないと感じるヴィクラムにヴェーダは、「あんたが考えろ」と問いかけます。永遠に問われる、善と悪との境界線とは⁉ その問いかけの後、雨の中で殴り合うヴィクラムとヴェーダの姿を映し、本編の展開を期待させるラストとなっています。

 ©Y Not Studio and the others

『ヴィクラムとヴェーダ』は、第68回フィルムフェア賞で、主演男優賞(リティク・ローシャン)を含む8部門にノミネートされ、最優秀アクション賞を受賞。主人公ヴィクラムは優秀な警視。容疑者の逮捕より犯罪の撲滅を目指し、偽装襲撃に血道を上げますが、標的ヴェーダの自首により、数々の謎が浮かび上がります…。オリジナルがタミル語映画となる本作は、古くから伝承されたインドの説話集「屍鬼二十五話」を基にしながら、アクションを融合させた作品となっています。

 ©Y Not Studio and the others

両作品とも、 1月6日(土)より新宿K‘s cinema他、全国順次公開!

 

            

兎さんともあと1ヶ月でお別れですね。続いてやってくるのはさんですが、辰年のインド映画@日本はいかなる状況になるのでしょうか。上記2作品以外にも、堅実なインド映画がやって来そうなお話はちらと耳にしているのですが、まだ確定ではないようで...。ポスト『RRR』を楽しみにしていますが、年末から年始にかけては『RRR』字幕監修者の山田桂子さんが語り尽くした本『RRRをめぐる対話』がPICK UP PRESSから発売になるなど、書籍の方でも動きがあるようです。正式な情報が入ったらまたお知らせしていきますので、しばらくお待ち下さいね。

 


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