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アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

インド映画がもう1本来襲!『燃えよスーリヤ!!』に萌え~!!!

2019-09-25 | インド映画

2019年は2018年に続き、インド映画ブームの年となりました。1月18日公開の『バジュランギおじさんと、小さな迷子』を皮切りに、6月7日公開の『クローゼットに閉じこめられた僕の奇想天外な旅』(フランス、ベルギー、インド)と『パドマーワト』、6月15日公開の『SANJU/サンジュ』、8月2日公開の『あなたの名前を呼べたなら』(インド、フランス)、8月9日公開の『シークレット・スーパースター』、8月16日公開の『KESARI/ケサリ』、9月6日公開の『イングリッシュ・ミディアム』とこれまでに8本公開されています。そしてこの先は、9月27日に『ホテル・ムンバイ』(オーストラリア、アメリカ、インド)、10月18日に『ガリーボーイ』、10月25日に『ロボット2.0』が公開され、そして11月15日公開の『盲目のメロディ』で今年も終わり、かと思っていたら、まだまだありました。何と、12月27日公開の『燃えよスーリヤ!!』です。これで、今年のインド映画公開本数は13本となり、2014年の13本とタイ記録です。もう今年中の公開作品は出てこないと思いますが、いずれにせよ月1本以上の公開作というハイペースでした。

さて、『燃えよスーリヤ!!』ですが、原題は「Mard Ko Dard Nahi Hota(男は痛みなど感じないものだ)」ということで、先天性無痛症の男の子/青年が主人公だとか。また作品を拝見してから詳しくご紹介しますが、いただいた試写状の写真を付けておきますので、どんな作品なのか想像してみて下さい。なお、試写状の表にある試写の日程は、太陽神スーリヤの画像でマスキングしました。「スーリヤ」はヒンディー語で「太陽」の意味なのですが、太陽神の名前でもあります。インドでは、太陽=太陽神は、7匹の馬に引かれて天空を翔け巡ると考えられています。主人公スーリヤの名前から来るそんなイメージを重ね合わせて、邦題は『燃えよスーリヤ!!』となったようですが、アジア映画ファンの皆様なら、すぐにブルース・リーの世界的ヒット作『燃えよドラゴン』(1973)を連想なさることでしょう。その連想にたがわず、クンフー映画でもあるようです。

主人公のスーリヤを演じるアビマニュ・ダサーニーはこれがデビュー作なんですが、彼の母親のせいで、インド中から大注目を浴びました。彼の母親は、実はバーギャシュリーなんです。この名前を聞いてすぐピン!ときたあなたは、も~のすごく古くからのインド映画ファンか、サルマーン・カーンの大ファンかのどちらかでしょう。バーギャシュリーはサルマーン・カーンのデビュー2作目のスーパーヒット作『Maine Pyar Kiya(私は愛を知った)』(1989)のヒロインとして、一世を風靡した女優なんですね。その後すぐ結婚し、以後はテレビドラマを中心に活躍する女優となって30年、「あのスマン(役名)の息子なのか!」とインド中の人が色めき立ったのが『燃えよスーリヤ』だったのでした。

バーギャシュリーをご存じない方のために、公開当時に映画会社ラージャシュリーの社長からいただいた『Maine Pyar Kiya』のスチールを何枚か付けておきましょう。

バーギャシュリー、今でもおきれいなようですが、アビマニュ・ダサーニー、ママの七光りがなくても立派に『燃えよスーリヤ』でデビューを果たし、早くも次の主演作に出演中です。相手役は、こちらの最後でもちょっと名前を紹介したラーディカー・マダン。年末のお休み&2020年のお正月は、ぜひ『燃えよスーリヤ』へ、アチョーッ!!!ですよ。



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