アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

「キネマ旬報」にも「スクリーン」にも!

2014-06-19 | インド映画

昨日の記事で、『マダム・イン・ニューヨーク』のゴウリ・シンデー監督とシュリデヴィのインタビューが「キネマ旬報」に掲載されることをお知らせしました。こちらの号のP.104-107です。

キネマ旬報 2014年7月上旬号 No.1665
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キネマ旬報社

実はそれ以外にも、あちこちに『マダム・イン・ニューヨーク』が登場していました。何と、平田オリザさんの「読む、映画」(P.80)の中でも、『マダム・イン・ニューヨーク』が「なぜか考えた、小津映画のこと」というタイトルで取り上げられています。平田さん、ソウルに留学していらした30年前、シャシと同じような体験をなさったのだとか。それと小津映画がどう結びつくのか、ぜひお読みになってみて下さい。

平田オリザさんは現在は劇作家、演出家として演劇の最前線に立っておられますが、まだ10代の頃、自転車で世界一周をやったとかで、その頃冒険野郎の活動をバックアップしていた地平線会議の集会で報告をなさったことがあります。ポッとほっぺたの赤い平田少年の初々しい報告を、私も会場の隅で聞いていたのでした。今、地平線会議のサイトを見てみると、どうやら浅野哲哉さん(「インドを食べる」等の著者。イラストレーターでもある)の報告と同時期だったようで、私は多分浅野さんのインド人力車報告や、その後イギリスやウィスキーの専門家になってしまう土屋守さんのラダック報告などを聞きに行ったようです。平田さんと言えば韓国、とすぐ結びつけてしまうのですが、今後はインド映画もどんどん見ていただけたらと思ってしまいました。

そのほか、「REVIEW 鑑賞ガイド」の『マダム・イン・ニューヨーク』(P.123)では、PFFのディレクター荒木啓子さんが何と「★★★★★」を付けて下さってます。荒木さん、ありがとう! 

さらに、編集後記では、インタビュー記事を担当して下さった編集部の岡崎さんの欄にシュリデヴィとの秘話が。これは、私も目撃&拝聴しましたので、ホントのホントです。シュリデヴィに「I remember you.」と言わせるなんて、さすがインド映画に力を入れて下さっている岡崎さんです。P.192も忘れずにご覧下さいね。

(C)Eros International Ltd

ところで、「キネマ旬報」7月上旬号と並んで、「スクリーン」8月号もすごいんです。こちらの号です。 

SCREEN2014年8月号 (スクリーン)
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近代映画社

まず、P.79-81に「インド映画が続々と到来! まずはこのインド作品を見てみよう!」ということで、『シャー・ルク・カーンのDDLJ/ラブゲット大作戦』『ディル・セ 心から』、そして『ラガーン』などの嬉しいご紹介が。こんな『ラガーン』のスチールは初めて見ました。アーミル・カーン、若いですねー。2001年の作品です。2003年に国際交流基金アジアセンターが『ラガーン/クリケット風雲録』として上映して下さった時、超満員になったことを思い出します。

この特集では、このほか最近の作品や、シュリデヴィ始め美しいボリウッド女優のご紹介も。今後の公開予定作も一覧になっています。ここで紹介された作品の中では、『シャー・ルク・カーンのDDLJ/ラブゲット大作戦』だけが日本でソフト化されなかったのですが、今からでも遅くないです、どちらかのソフト会社様、権利を買ってDVDスルーで出していただけませんでしょうか? 字幕の二次使用料は、ご相談に乗りますので(笑)。

それから、「2004 Summer Movies」では、P.95に『ダバング 大胆不敵』『あなたがいれば』がででーんと登場。ひょっとして、こういうご紹介は初かも知れません。公開時期の順でこうなったものと思われますので、「『バードシャー テルグの皇帝』はなぜ紹介しない!」と怒らないで下さいね、NTRジュニアのファンの皆様。(それにしても、どこかの映画雑誌で「テルグ語映画」の特集をして、全面的に紹介してほしい今日この頃。山田桂子先生か、安宅直子さんに書いていただきたいです~)

さらに、土屋好生さんの「今月の映画ズバリ批評」では、『マダム・イン・ニューヨーク』が取り上げられています。「全編に漂うポップな味わいがいつまでも心に残る気持ちのいい映画でした」と書いて下さっている土屋さんの批評、ぜひお読み下さい。P.131です。

実は「スクリーン」の編集部にもインド映画に詳しい方がいらして、いつも力を入れて紹介して下さっています。いつか、「スクリーン」のカラーページで取り上げてもらえるようがんばるぞっ!というのが、インド映画ファンとしての心の誓いでもあります。そろそろ、スターの人気が映画公開を引っぱるという現象が起きてもいいのでは、と思われるインド映画@日本。いつの日か「スクリーン」の表紙にも、インド映画スターの顔が使われる日が来ますように。


 


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