イソヒヨブログ

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紀和町鉱山資料館

2012年09月23日 | 日記
今日は、自宅から車で30分の「紀和町鉱山資料館」にいってきました。入場料は500円。


最初に鉱山の歴史を映像でみせていただきました。
奈良時代には東大寺の大仏の鋳造に使う銅を供出したという記録があるそうです。
南北朝時代には、鉱山が南朝の秘密の資金源になったとか!?
そして江戸時代、昭和初期からの繁栄そして閉山に至るまでをダイジェストで紹介してくれました。
そんなに古い歴史があったのですね

これは蛍石といって、ブラックライトをあてると、とてもきれいな光を発します。


手前右には、入鹿組(村がいくつかの組にわけられたそうです)の大庄屋の大江さんの日記が展示されていました。


右の機械が新鮮な外の空気を取り込むそうです。


地下に溜まった水をくみ上げているそうですよ~たいへん・・・


当時最新技術だったという「熊野床」。これで鉱石から銅を取り出すそうです。


一階に降りると昭和の鉱山の模様が展示されています。
紀州鉱山は石原産業が経営していたのですね~


憂いをおびている・・


最後にドンとあらわれたのが樹齢500年の杉の切り株。年輪に合わせて年表になっています。
杉は熊野市の木なのですね~


今回一番印象に残ったのがイルカボーイズ
戦時中捕虜として300人のイギリス人が連行され、鉱山で働いたそうです。
これが縁となり、戦後も交流が続いたそうです。


そこでふっと思いました。
「あれ?朝鮮人労働者はいなかったの?もしいたのなら自分の意思でやってきた人?強制労働?」
おもいきってきいてみました。
偏った情報しか知らない私の思いつきの質問に、施設の方はとても丁寧に誠実にいろんな角度から話してくださいました。
なにせ頭がピーピーですので、内容は差し控えたいと思いますが、私にとっては大変教養のついた一日でした。
鉱山の負の側面も客観的に展示することができるのならば、この資料館の価値がぐっとあがるような気もするのでした。

ありがとうございました

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