私の妹の娘、つまりの私の姪っ子は、私の思い込みかもしれないが、博多人形のような色白のキメの細かい肌と、一重の切れ長な目で、子供の頃は特にお人形のような可愛らしさがあった。理系出身で某会社の研究室に勤めている。同じ会社の同期の男性と恋愛結婚したが、その時は彼女の「モテ期」で同時に3人ぐらいの人からアタックされたとか。女の子ができて今は産休で子育てしている最中だ。
しかし彼女の外見からは想像できないが、ダウンタウンの松本や、小藪が大好きで、彼らの書いたものや、DVDなどを揃えているらしく、私や妹などがもちろん知ってもいないマニアックな情報などを全て知っていて、中学までピアノを教えた頃の私が持つ、決して暗い性格ではないが、おしゃべりなイメージではない姪っ子のそういう嗜好が意外だった。
たまたま小藪という人の「小藪大説法」という番組を初めて見てちょっと感服して、姪がこの人を好きな理由が理解できた。九州福岡の柳川高校の生徒たちの質問や悩みに回答しているその内容は、彼の身の丈の経験から来る話、人生経験を元に得た、信条というほどの硬さを感じさせない教訓のようなもので、関西弁のゆるい感じの、でも確信を持ったおしゃべりで諭していて、下手な先生より余程説得力があった。
いつだったか「花座」のコーラスの練習後のお茶の時、小藪はこの地域大阪の「安立(あんりゅう)」の出身で、実家も知っているとメンバーの人たちが話していたのを思い出す。