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〜かたることばが歌になる風になる〜

「コーラス花座」の練習曲集『悲しみの意味』星野富弘さんの詩

ほそみっちゃんが「コーラス花座」を立ち上げてからは30年ぐらいになるとかで
私がコンサートの助っ人を頼まれて、その後所属するようになってからは
今年6月で8年目に入りました。

3月のコンサートが終わってから
再来年の春頃のコンサートを目指して、新しい作品の練習に入っています。
ほそみっちゃんが以前、作曲家なかにしあかねさんの作品が好きだと言ってましたが
「花座」のコンサートでもこの方の作品を歌うことは多いようで
「女声合唱団風」でほそみっちゃんと歌っていた8年ぐらい前に
私を含めアルトの3人が助っ人を頼まれて参加したコンサートでも
助っ人の私たちは歌わなかったステージは
星野富弘さんの詩でなかにしさん作曲の「今日もひとつ」という合唱曲でした。

今練習に入っている作品も、星野富弘さんの詩画集から選ばれた6篇をまとめた
女声合唱組曲「悲しみの意味」(6曲)と言う曲集で
曲集の見開きに、なかにしあかねさんが作曲の経緯などを書いておられます。

残念ながら、今年4月に78歳で逝去された星野富弘さんとなかにしさんは親交が厚く
星野富弘さんの詩による歌曲集「二番目に言いたいこと」(全7曲)というを作品を
なかにしさんが初めて発表してから
合唱で歌いたいと言う要望がたくさん寄せられていたそうですが
非凡な素晴らしい才能をお持ちの作曲家であっても、逡巡し考え続けて
自分の中で納得して「よし!行こう!」と思えるまでにとても時間がかかり
女声合唱組曲「今日もひとつ」(星野富弘作詩)を生み出すのに
実に14年かかったそうです。

女声合唱組曲「悲しみの意味」
1.今日は朝から雨
2.木のように
3.椿
4.愛されている
5.野ばら
6.悲しみの意味

1曲目「今日は朝から雨」
ジメジメしてはいますが、今の季節にピッタリな詩です。
今日は朝から雨
村は霧に隠れ
窓辺のアジサイを見て過ごす
妻はタンスをかき回し
見たこともない服を
着てみたり脱いでみたり
ラジオをかければ
特に嬉しいことも悲しいこともないニュース

こんな一日を
涙ぐむほど慕わしく
思い出す日が 来ないように
心のどこかがつぶやいている

最後のフレーズは、まるで奥さまの気持ちも代弁しているかのよう。

1曲目『今日は朝から雨』のコーラスを、他所さんからお借りしました

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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