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〜かたることばが歌になる風になる〜

戦国の世の非情「星漢燦爛(銀河のような愛)」より

日本に於いても戦国時代は、中国も、韓国でも
そして現在イスラエルとガザ地区のことも
国が一つになっていく過程では、あちこちで紛争があって
民族を一つに統一していくこと、平和を継続していく難しさは永遠に続くようです。

さて、中国ドラマ「星漢燦爛」では、二人の周辺が大きく動き出し
戦国の世の激しさの中に主人公たちは巻き込まれていく様相です。

寿春という場所で、その地を司っている臣下彭坤(ポンクン)
皇帝陛下への逆心を抱き、しかも、元々この地に遠征に向かっていた
ニャオニャオの父、程始(チョン・シー)は行方不明という有事が勃発。

彭坤(ポンクン)の妻は
凌将軍に見初められたニャオニャオのことをやっかんで
虐めや暴言を吐いていた王怜(ワンリン)という女子。

寿春の偵察のために名乗りを挙げたズーションのために
ニャオニャオは今まで持ったこともない針で
ズーションの甲冑を縫ってあげるのですが、、、、
鴛鴦(おしどり)のようには見えないけれど、今までやったことない裁縫で
彼女が指に針の指し傷をいっぱい作ってまで縫ってくれた愛情いっぱいの甲冑です。



ドラマは甘いシーンや、戦闘のシリアスなシーンが満載ですが
時々クスッと笑いたくなるセリフが随所に出てきて和みます。
特に、ズーションの一番の臣下の兄弟、弟のアセイはポッチャリの風貌と
空気が読めなかったりお惚けたことを言い放つことが多く
いつも鉄仮面のように笑わない凌将軍(リンブーイ)の前で、顰蹙を買っては
兄に睨みつけられるという、二人のやりとりの様子も笑えます。

ズーションが寿春に出発した後
寿春の、二心を抱いた武臣たちの策略に陥れられたのか?
遠征に出ているヒロインの父程始(チョン・シー)が
敵に寝返ったという疑いの情報が都に届き、程家の人々は投獄されてしまいます。

程小商(チョンシャオシャン・ニャオニャオ>)は
凌不疑(リンブーイ・<晟・ズーション>)と婚約しているので
既に凌家の人間という立場、お咎めなしですが
彼女は父にかけられている疑惑に納得が行かず
まず投獄されている程家の家族に会うために宮廷を出る決心をします。

宮廷を出るには皇帝の承諾が要るのですが、承認されるはずはなく
皇后が彼女の後ろ盾となって命令書と令牌を授けます。

彼女が皇后への感謝と健勝を告げて去っていく場面は
ニャオニャオの、今生の別れを決意しているようで涙を誘います。
彼女は皇后に迷惑をかけないよう
授けられていた皇后の命令書と令牌は置いていき
自分で彫った偽の令牌を持って牢獄に向かいますが、、、

偽と判明しそうになるところを、いつも会えば嫌味ばかり言っている
文官のユエンシェンに助けられて、家族が投獄されている牢獄に入ることができます。
彼は実はニャオニャオのことが好きなのですが
リンブーイに先を越されて身を引いただけで
ニャオニャオを知る前も今も、誰とも結婚する意思はない男性。


牢では、姑と母が舌戦を繰り広げていて、いつもの程家の騒がしさと賑やかさで
ニャオニャオはちょっと呆れます。

母は、程家でお咎めなしで一族の最後の一人となるかもしれない彼女に
宮廷に戻って、血族の一人として生き残れと言い
祖母は、ニャオニャオの父とその兄弟たちを救ってほしいと。
一旦は祖母の言葉に感動したけれど、男たちだけ救えという言葉に呆れます。


この後、彼女は父が行方不明になっている銅牛県という
戦真っ只中の地に向けて出立します。
並みの女子(おなご)ではないニャオニャオの気性と行動は
もし私もその場に置かれた時、どう対処すれば良いのか迷うだろうけど
やっぱり共感してしまいます。私は我が家の三姉妹の長女だから。

凌将軍(リンブーイ)が小商(シャオシャン・ニャオニャオ)に求婚した時
彼女は感情を包み隠さず、果敢でおおらかな振る舞いで
自分と肩を並べて一緒に歩んでいける女子(おなご)だと断言した通り
女の身でありながら、一人で父の行方を確かめるための行動に出ます。

中国時代劇を初めて観たのは、金城武が諸葛孔明役で出ていた
「レッドクリフ」という映画で、この中で女性の戦士が馬に乗って
男性と一緒に勇敢に戦っているシーンに衝撃を受けました。
その後も中国ドラマでは、女性が将軍の地位にあり戦ったりすることが多々出てきて
ある意味男性と同等地位を描いていてビックリします。
ニャオニャオの母は女性の将軍で、夫と一緒に遠征にも行っています。
中国の昔はこれが当たり前のようで、日本の戦国時代とは大きく違うようです。

寿春に向かった凌将軍(リンブーイ)は、彭坤(ポンクン)の根城に
自分の臣下の兵士たちを犠牲にしたくないので、先ず単身で乗り込むことを計画。
その経緯もまた、面白い会話も盛り込まれていて
しかも、ズーションの単身で彭坤の城の中での、大勢の兵士との立ち回りの壮絶さは
撮影は途中休憩はあるのでしょうけど、10分ぐらい?のいや20分?
音楽のリズムのようで、誰ともぶつかりもない、アクロバット的なアクションも
圧巻というしかない場面で、人気の役者さんの非凡な能力と鍛錬に敬服です。

まだまだ、長くなるので次に書きたいと思います。

⭐️中国ドラマ特に時代劇では、大陸にあって色々な部族との争いが描かれますが
気が休まらない日常を経験している彼らは、平和な日本人には
その狡猾さなど計り知れない気がします。

風水の「鬼門」と言われる場所がありますが
大陸では東北からいろんな輩の匪賊が襲ってくることが多くて
「東北🟰鬼門」というのが元だそうです。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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