混声合唱団 こーる・あづまばし の活動日記

東京都墨田区で活動するアマチュア混声合唱団「こーる・あづまばし」の活動日記です。
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怪我

2008年09月06日 | ぼく ビー太です!
怪我

ぼくビー太です。
昨日、夕方の散歩の途中で怪我をしてしまいました・・・・。
左後ろ足の爪が根元から折れてしまったのです。

ぼくは歩くのが大好きです。お陰で足腰は丈夫に育ちました。
歩くのも好きですが、足で土を蹴るのも好きです。飼い主さんには怒られますが・・・。

夕方、飼い主さんと一緒に、いつものように散歩に出かけました。
仕事場から一番近い公園に行き、気持ちよくウンチも済ませ、良い匂いが無いかなあと公園内を歩き回りました。
いつもの癖で、公園の土を後ろ足でチャッ!チャッ!と勢いよく蹴飛ばした瞬間に、悲劇は起こりました。

蹴った瞬間に、公園の土の何か固い部分に足の爪を引っ掛けたようなのです。
最初は自分でも何が起こったのか判りませんでした。
思わず地面に座り込み、痛いところをなめました。

飼い主さんも最初は全然気が付かなかったようです。
ぼくが、あまりに熱心に後ろ足を舐め続けるので、「どうした?ビー太。ガムでもくっつけちゃったの?」と呑気に覗き込んできました。
普段はぼくも気をつけているのですが、たまに道路や公園に落ちているガムを踏んじゃって、気持ちの悪い思いをすることがあるのです。
みんな、ガムは捨てないでね。

薄暗くなった中で、飼い主さんが手でぼくの左足を探ります。
飼い主さんの手に血が付きました。
飼い主さんはぼくの足の裏の肉球が切れたと思ったようです。
「何か踏んじゃったか?」と比較的冷静にぼくに聞きました。

お散歩袋の中に入っているハンドタオルをぼくの足に押し付けます。
すると、見る見るうちにハンドタオルが真っ赤に染まっていきます。
ぼくは、どんどん出てくる血を舐めるのに精一杯。
足先からピュッ!ピュッ!と血が噴き出しているのです。
「ビー太、どうした! すぐ病院に行こう!」と飼い主さんは半分パニックです。

病院に行こうにも、普通に歩ける状況ではありません。

飼い主さんは、ぼくを公園のベンチの足につなぎ、応援を求めるため、仕事場に駆け出して行きました。
ひとりで心細かったけど、ぼくには出てくる血をなめているしか方法はありません。
すぐに飼い主さんは仕事場の人と一緒に、バスタオルを何枚も持って、戻ってきてくれました。

飼い主さんたちは、何とかぼくの足の出血を止めようとしているのですが,うまくいきません。
バスタオルを担架状にして、ぼくを乗せようとしましたが、ぼくは自分のことで精一杯です。
バスタオルがどんどん真っ赤になっていきます。
このままではタクシーにも乗れません。

意を決して、飼い主さんはぼくを抱き上げました。
もうひとりがぼくの下半身をバスタオルでくるみます。
ぼく、体重は14キロあるのですが、飼い主さんも必死です。
このままの状態で、一番近い獣医さんの所へ運んでいってくれました。
早足で10分以上かかりました。

病院には、他のワンちゃんが4~5頭いましたが、ぼくの様子を見て、助手の先生が応急処置をしてくれました。
待合室の床は、ぼくの血で赤く汚れましたが、飼い主さんの服も血と汗でドロドロでした。
他のワンちゃんたちも心配そうに見つめています。
応急処置のお陰で、ぼくも飼い主さんもちょっと安心しました。

ようやくぼくの診察の番が来ました。
診察台の上に載せられ、消毒液の入ったトレーに足を入れて洗ってもらい、よく見てもらいました。

先生と飼い主さんのやりとりです。
「左後ろ足の一番内側の爪が折れて無くなってますね・・・・・、急に引っ張ったりしましたか?」
「公園で散歩中に、急に座り込んで足を舐め出したんです・・・・、よく土を後ろ足で蹴ったりしてますが・・・・」
「じゃあ、その時に何か硬いものに引っかかったのかも知れませんね。爪が折れたりすると、出血が激しいんですよ・・・・・痛かったねえ・・・・・」とぼくを慰めてくれます。

「足の中に途中から折れた爪の残りの部分があるのですが、このままだと直接肉に当たって大変なので、残っている部分も切ったほうが良いと思います。」
「後から生えてきますか・・・・?」
「生えてくる場合もあるし、そうでない場合もあります。生えてきたとしても曲がって生えてくることもあるので、今は何とも・・・・」

「切る時はとても痛いです。人間でも生爪を剥ぐという拷問がありますよね・・・・。」
「・・・・・・・」
「軽く麻酔をかける場合もありますが・・・・、ほとんどそのまま我慢してもらってます」
「じゃ、そのままで・・・・・・、ビー太頑張れ!!」

助手の看護婦さんや、飼い主さんに抑えられながら、ぼくは診察台の上に横たわっていました。
ニッパーのような器具で、残った爪の先端部分を切断されました。
バキッ!という音と共に、血が一筋、また噴き出しました。
電気のレーザーのような機械で傷口を焼かれました。
バチバチという音が聞こえました。
そのとき・・・・・ぼく、泣きました・・・・・。

その後、黄色い粉末と透明なジェル状の薬を付けてもらい、脱脂綿、ガーゼを当て伸縮性のある包帯を巻いてもらいました。
「一日したら包帯は取って良いですよ。傷口は乾かしたほうが良いですから。よく頑張ったね!」とのことでした。
何はともあれ、飼い主さんも一安心。


ピンクの包帯をしてもらいました。マッチ棒みたいだなあ・・・・。
痛いけど、がまんします。

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2 コメント

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オォー痛そう (やっこババ)
2008-09-10 08:28:48
ピー太君散々だったね 今でも痛いでチュかぁー
飼い主さんはピー太君の痛々しい姿をマッチ棒見たいなんて笑ってシチュレイですね
此れに懲りて後ろ足で砂を蹴らない様にね
早くよくなって楽しいお散歩をしてくだチャイね
ご心配をおかけしました (ビー太)
2008-09-10 19:40:03
やっこババさん、ありがとう。
もう包帯も取れて、痛みも大分和らぎました。
お医者さんに行ったら「化膿もしていなし、大丈夫でしょう」だって。
「爪も生えてくるでしょう」と言って頂いたので、安心です。(ビー太)

ぜんぜん懲りずに、砂を蹴飛ばしています。
困ったもんだ・・・・・・(飼い主 談)

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