goo blog サービス終了のお知らせ 

With a love like that, you know you should be glad

日々の暮らし、仕事、英語、音楽、子育て

教育費のコストパフォーマンス

2008年02月08日 | 子育て
長女が希望の高校に合格し、我が家には春が訪れています。国立大学の附属高校なので、3年後に国立大学へ進学できる可能性が高くなりました。「地味な国公立路線」をひた走ってきた私と長女は、この結果にとても満足しています。

長女の幼稚園時代の友人の多くは首都圏在住なのですが、予備校に年間200万かかってもOK、くらいの感覚の人もいるんだそうです・・・。(長女は8ヶ月だけ塾に通いましたが、月3万でも「高すぎる!」とぶーぶー文句を言っていたのは私です・・・)

私も首都圏に住んでいたら、やはり友人達と同じような感覚になっていたかもしれませんが、田舎に住む転勤族の私にとって、どうも首都圏の状況というのは「普通ではない」ような気がしてしまいます。

「ゴールは同じ」と、ある先輩母が言ってました。小学生から、いや、就学前から勉強させたって、結局ゴールは同じ、と。子供時代に普通に遊ぶこともしないで塾通いを続けたところで、みんながみんな東大に行くわけではないのだし。子供時代の豊かな遊びの経験を犠牲にしてしまうのは、本当に子供の幸せのためなんでしょうか?

もし首都圏の友人達が言うように、「中学から私立に行かせないと、進学校へ行くことはあきらめたも同然」というのが本当ならば、貧しい家庭の子供は大学へ行けないことになります。そんな国は、いずれ衰退していくことでしょう。

幸いなことに、私が住んできた地域では、公立高校の方が「レベルが高い」とされているような地域が多く、異常な予備校通いなどもあまり耳にしませんでした。

本来、大学というのは「勉強が好き」な人が行くところで、私は常々娘に「勉強が嫌いなら中卒で働いてもらって結構。あなたの大学資金で私が大学に行くから。」と言っていましたが、これは半分は脅しとしても(笑)、半分は本音です。長女もそれをよくわかっているので、「そんな横暴許すまじ」とばかりに、勉強していました。(笑)また、「将来○○になりたいから、大学に行く」というビジョンをはっきり持ってもいるようです。(それが実現するかどうかは別として、何の目的もなく大学に行く気でいるとしたら、私はとても何百万も投資する気にはなれません。むしろそのお金を自分に投資した方が、回収の目安がつくような気がします。)

200万かけて予備校漬けになっている子供達は、はたして本当に「勉強が好き」なのでしょうか?