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重慶ひょうたん

中国の重慶で単身赴任中に始めたこのブログ。 既に本帰国しましたが、気まぐれで更新していきます。

流しそうめんラージヒル

2015年08月19日 | 日記
お盆も開け、夏ももうすぐ終わり。

帰国後、地下鉄に乗っていて面白い広告を見つけました。 ビールを買うと「流しそうめん台ラージヒル」が当るそうです。これは欲しい!


その後ひらめきました。 我が家でも作れると。
以前ご紹介したように、流しそうめんは我が家の恒例行事。 今年はこのアイデアを拝借することにします。

ちょっと規模は小さいですが、何とか段差を作ってみました。
一本の園芸用支柱の上下に雨どいを固定すれば、左右にズレることはありません。


今年は180cmの雨どい8本を使った約15mのコース。 毎年少しずつ長くなっていきます(笑)。

一番上は高さ約1.5m。 ここからホースで水を流します。


途中で90度流れを曲げて、


二段の段差を飛び越えて、


最後に排水溝に落とします。平均勾配は10%弱。


駐車場には、重慶で愛用していたハンモックを上下に2つセッティング。 この二段ハンモックで子供たちは喜んでくれるでしょう。


息子の友人達がやってきました。大人も入れて総勢10数名。


高低差があると、子供の身長差があっても必ずそれぞれのベストポジションが見つかるようです。


そのうち、水遊びやチャンバラが自然発生。 いつの世も変わりません。 飽きた子はハンモックで休憩。


流しそうめんは、単にそうめんを流すだけならすぐに飽きてしまいます。 飽きないように途中でウズラ卵、プチトマト、ヤングコーンなどを流すといいでしょう。

そして今回は、食後に子供たちが一通りが遊んだ後、デザート用の2ラウンド目を実施。 つけだれの代わりにスプライトを、そして上からは缶詰みかん、ナタデココ、ぶどう、アロエなどを流して、自分でフルーツポンチを作らせるのです。 これは結構喜んでくれたようです。 因みに息子の発案でした。

来週は娘の友人が来ます。 うちの細君も含め、流す大人たちは大変ですが、近場で楽しめるちょっとしたレジャーとしてお勧めです。

日本へ

2015年08月18日 | 日記
皆様ごぶさたしております。 いかがお過ごしでしょうか。

私は、7月末に本帰国して以来しばらく慌ただしくしていましたが、漸く落ち着きつつあります。

先ずは会社メンバーから慰労会をしてもらいました。 会場は八重洲にある「重慶府」。 まさか帰国3日目で重慶火鍋を食べることになるとは。

でも何かが違います。 重慶の方が圧倒的に辛く、そして美味しいです。


それから、帰任が丁度夏休みの時期であり、また単身赴任が長かったこともあり、家族との時間も重点的にとっています。

沖縄の美ら海水族館や、


嵐のCMで有名になった古宇利島のハート岩に行ったり・・・(手は愛娘)


きしもと食堂の沖縄そばとじゅーしーを食べたり・・・


実家に帰って迎え火を炊き・・・


息子をいとこと遊ばせ・・・


ま、こんな感じで、数年間の時間を取り戻すべく、お父さん活動、再開です。

サヨナラ重慶

2015年07月30日 | 日記
昨日は重慶の最終日。
一日休暇を頂き、最後に市内の思い出の場所を巡ることにしました。

水に異常に興奮する私。 やはり朝天門は外せません。
朝天門とは、長江本流とその支流である嘉陵江の合流地点。 駐在員の皆さんはよくご存じですよね。
この日は茶色く濁った長江の水と青く澄んだ嘉陵江の水が見事なコントラストを見せてくれました。


珍しく好天が続き、実に良い眺め。 パノラマも撮ってみました。


もう少し眺めていたかったのですが、暑さに耐えきれなくなり移動。 当然ながら思い出の三輪タクシーに乗ります。 あ、でもクーラーがないのを忘れてました。 中は灼熱です。


三輪タクシーで洪崖洞へ。 夜にはしょっちゅう行きましたが昼は初めて。 青空にも映えますね。


そして休日によく通った嫩緑(nenlv)カフェへ。


ここは窓からの眺めが絶景なので、時間を見つけてはここで読書してました。


ホテルに戻るとスタッフの皆さんがわざわざお別れの挨拶に来てくれました。 なんたるhospitality。 自分にだけモザイクをかけるのは些か不公平な気もしますが、ま、いいでしょう(笑) 更には記念品まで頂きました。 感謝です。


部屋から見えるのは夕刻迫る重慶の空。 しかしこのところ実に青空が続いてます。 どうしちゃったんでしょう。 やはり瑞兆ですかね。


一夜明け、部屋は完全に片付きました。 あれほど待ち望んだ帰国ですが、いざ離れるとなると、それはそれで寂しいような気もします。


Air Chinaの機内食。
CAから「BEEF or PORK or 酸辣粉?」と聞かれ、迷わず酸辣粉を選びました。 流石は重慶便。


これで本当にお別れです。 重慶よさらば!

そしてこのブログですが、一応更新し続けようと思ってます。

ただ、元来が筆無精な私。
更新頻度は更に低下し、記載内容もひょうたん栽培とか庭の芝刈りの様子とか重慶とは全く関係のない、そしてマニアックな世界の話になるかもしれません。
或いは、そのうち飽きてきて自然消滅するかもしれません。

つまりは本人にもどうなるかわかりません。
少なくともこれまで御愛読いただいた皆様、ひとまず区切りの御礼を申し上げます。

ありがとうございました!

2015年7月30日17時28分 北京にて(悪天候で機内缶詰め中)

吉祥

2015年07月29日 | 日記
本帰国が明日に迫りました。

早朝に目が覚め窓から外をのぞくと見事な朝焼け。
空気が悪い重慶では極めて珍しく、まさしく吉祥です。


明日にはお別れするホテルの部屋は東向きに開いており、天気のいい日だと、朝日が枕元に直接射すのです。 朝日で目覚める瞬間は幸せ。


ここ数日は重慶も好天が続いており、先日開催頂いた送別会の席でも窓から綺麗な青空と嘉陵江の流れが望めました。 ただし裏を返せば灼熱地獄。 ここ1週間ほど連続で37度越え。 人体漂流に行けばさぞかし気持ちいいでしょう。


因みに場所は「鎮三関」という火鍋屋さん。 非常に美味でした。
ただ連日の送別会で肝臓はもう限界(笑)。


さて話は戻り引っ越しです。 カヤック道具、電動キックボード、ゴルフバッグなどのかさばるものに加え、テント・寝袋といったアウトドア用品の数々。 一体どれほどの梱包になるのでしょうか。


引っ越し当日業者の方がテキパキと梱包してくれました。 大物もみるみる箱に収納されていきます。


結果、11箱に納まりました。 業者さん曰く「単身赴任としては少ない方ですね。 多い人は数十箱になりますよ」とのこと。 え? これでも少ない方? ま、皆さん、なんやかんやお持ちなんですね。 でも東京の狭い家に納まるか心配ではあります。


聞くところでは、これまで扱った中で変わったものとして、バスタブ本体や便器(温水洗浄の部分ではなく陶器でできた基礎の部分)などを持ち込んだ人もいたそうです。 人それぞれですね。

因みに、電動キックボードのPATGEARですが、購入して一年少々の間に随分走りました。 オドメーターで確認すると累計803km。 東京から広島あたりまでの距離になります。 結構乗ったもんですね。


因みに充電回数は48回。 フル充電で平均17km近く走れる計算。 以外と持ちます。 そして耐久性も十分あることが分かりました。


引っ越し荷物の搬出も完了。業務引継も完了。
明日のフライトを待つばかり。

最後に、これから重慶の街をぶらり散策してくることとします。

世界最軽量 BRS-3000T

2015年07月05日 | 日記
最近オープンしたアウトドアショップ「図途」をブラブラしていると、なんとK君(よくキャンプに行く相棒)と遭遇。


偶然、重慶のアウトドアショップでばったり出会うなんて、どこまで行動パターンが似ているのでしょうか。 偶然ではなく、もはや必然なのかもしれません。

因みにこの店では、コールマンのファミリーキャンプグッズからSea to Summitのウルトラシルバッグまで、大抵のものは揃います。 場所は観音橋は陽光世紀の4階。


さて、前回K君と一緒に行った珊瑚壩キャンプで、彼が持っていた超小型ストーブ(キャンプ用のコンロ)が欲しくなり、どこで買ったか教えてもらいました。 重慶児童公園の北門側だそうです。

電動キックボードに飛び乗って10分ほどで到着。 その店は、江北区は重慶児童公園の北門向かって左側にあります。


目的の品も発見。 中国メーカーのBRS(兄弟捷登)という会社が製造するBRS-3000Tという商品。 これを99元(約2000円)で購入。 後で調べたところ、日本でもamazonなどを通じて入手できるようですね。 値切ってみたところ、店員は「ネットを見てみろ。どこも100元以上するぞ。 世界最小なんだから99元は安い」と取り合わず。


とにかく、めちゃくちゃ小さいです。 重量はたったの25g! 収納袋も付属しています。


普段はアルコールストーブや岩谷プリムスのP-153を使ってるのですが、比べると圧倒的にコンパクト。 現在、日本で普通に流通しているものだと50g前後が最小だと思いますがその半分の軽さ。 革命的です。


250のOD缶に取り付けてみたらアンバランス。 110缶でこそ意味がありそう。


火力も強力。 スノーピークのチタンマグ450に入れた400cc程の水が2分以内で沸騰。


とろ火から強火まで思い通りに火力調整できます。 トルネードではありません。


焼き色が着きました。 この色はまさしくチタンの証。


聞いたことのない中国ブランド品なので最初は半信半疑でしたが、十分実用に耐えうる品質です。 ガスストーブ独特の大きな音は他モデルと同等。 これで2700Wある訳ですから、携行品を削りたい方には超お勧めの一品です。

しかし中国の技術力は確実に向上してますね。 安全検査などもゆるそうなので、小型化にあたっての障害も少ないのかもしれません。

でも私は静かなアルコールストーブが好き。

人参果

2015年06月09日 | 日記
会社帰りの路上で、気になるものを見つけました。 不思議な物体がぶら下がっています。


よく見ると人の顔になっています。 露店主に「これは何ですか? ひょうたんですか?」と聞くと、「いいえ、違います。これは人参果です。とてもおいしいです。」と教えてくれました。 変な会話。


人参果?
聞いたことありませんが、気になるので一つ購入(30元)。

何やら不気味な佇まい。


開封してみました。
瓜系の実を青いうちにケースに入れて栽培したのでしょう。 脇に線があります。


底はこんな感じ。 ひょうたんと似ています。


観察していて思いました。 果たして自然状態でこのように色づくでしょうか。 葉緑素は太陽光に当たって増えると学校で習った気がします。 なのに光が届きにくいはずである造形の奥まった箇所の色が一番濃いということは、何かの染料で染めたのではないかとの疑念が湧いてきました。


軸の部分を見るとますます人工的に見え、疑惑は更に深まります。


洗ってみました。

が、全く変わりません。意地になってタワシでもこすりましたが色は落ちませんでした。 造形は明らかに人工のものながら、色は天然のようです。 疑った私が間違っていました。


背徳心を抑えつつ一刀両断。 良心の呵責にさいなまれます。


俎板の上は、何だか修羅場のよう。


肝心の味は・・・激マズ。
甘味は殆どなく、青臭い匂いだけがします。 みずみずしくもなく、例えて言えばズッキーニを生でかじったような感じでしょうか。 (かじったことないですがイメージです)


あとで調べたところ、人参果は西遊記にも出てくる幻の果物だそう。 なんでも、熟すまでに1万年を要し、一口食べると寿命が47,000年延びるんだそうです(笑)

【6月13日追記】
この話を現地スタッフにしたところ、「あぁ、それは重慶のTVニュースでもやってました。 人参果として高値で売られていますが、単に型にはめて栽培したズッキーニらしいですよ」とのこと。 重慶でも急に流行りだしたようです。残念ながら寿命は延びません。

因みにズッキーニのことを中国語で「西葫芦」と言いますが、直訳すると「西洋ひょうたん」になります。 名前から急に愛着がわいてきました。

ペンタ

2015年06月07日 | 日記
ほんとは週末に長江を下ろうと思っていたところ、先日の客船転覆事故を受け、とても川下りをする気持ちになりません。 しかも天気は雨。 でも戸外に出たくなるんですよね。

そこで、ペンタという名のスノーピーク製タープをリュックにしのばせ、いつもの照母山森林公園へ独り野点に向かいました。

通常はポール1本で立てるのですが、今回は165cmと150cmの2本ポールで立ててみます。 美しいフォルムですね。 ノーマル張りの時は一番奥にくる部分を手前にし、165cmで立ち上げます。


ところでペンタには、カヤックのパドルを支柱に流用する為のカバーが標準でついています。 が、カヤックを趣味とする私ですら一度しか使ったことがありません。 まずフックの強度が弱く、一発で折れてしまったのです。 このように強いテンションがかかる部品は樹脂ではなく金属であるべきでしょうね。


あと、何よりこのフォルムが美しくないです。(下記の写真は今年の2月に烏江を下った時のもの)


そしてそして、カヤックはそもそも積載能力が高く装備を軽量化する必要性が薄いのです。 ポールの一本や二本を携行するのは痛くもかゆくもありません。 なので、このフックカバーは本当に不要ですね。

閑話休題。

ネットではこれをヘキサ張りというそうで。 ノーマル張りと比べると明らかに風の抜けが違います。 頭上も広くなり快適。


私はあまり自在金具は使いません。 トートラインヒッチ(自在結び)をすれば十分です。 巻き結び・もやい結び・ふた結びなどと共に、子供の頃にボーイスカウトで習ったものですが、今でも全て使用頻度が高いですね。 ロープワークは重要です。


腹が減りました。 エバニューのアルコールストーブとスノーピークの450チタンマグでお湯を沸かします。 風防はVARGO。


沸き立ったところに、日本から持ってきたカップヌードルのリフィルを投入。 若干きついですが無理に押し込めばギリギリ入ります。


椅子はHELINOX。 今日のように雨で地面が緩いときは体重で石突が土に沈んでしまいます。 こんな時は、アルミ缶を加工して作った土台をかませると大丈夫。


こんな感じ。 アルコールストーブを自作する方には見慣れたパーツではないでしょうか。


幾つか重ねても大してかさばりません。


はい、またマニアックな記事でした。

当ブログの主要読者層が、重慶在住の日本人駐在員なのか、はたまた日本在住のアウトドア愛好家なのか、非常に興味深いところではあります。

悲しい事故

2015年06月03日 | 日記
重慶を流れる長江の中州で我々がキャンプをしたまさに翌日、700kmほど下流にある湖北省荊州で客船が転覆するという悲しい事故が起きてしまいました。

被害に遭われた方々の御無事を心からお祈り致します。

GREGORY

2015年05月29日 | 日記
先日、一時帰国した際にアウトドアショップに行ってびっくりしました。
いつの間にかグレゴリーのロゴが変わっていたんですね。

店員さんに聞いてみると今年の春先からロゴが変更されたとのこと。 サムソナイトが買収したのが契機となったようです。 ブランドロゴは変わらないことに価値があると思うのですけどね。


前はおなじみ、こんなロゴ。


更に昔はこんなロゴの時代もありました。 私は、このロゴが一番グレゴリーっぽくて好きです。


これは、1990年頃に購入したヒップバッグの名作ランパールーム。 既に四半世紀も過ぎているのに、今も何の問題もなく現役で使ってます。


たまにNIKWAXの洗剤で洗っていたのが良かったのか、加水分解も進んでいません。


いいものを長く使い続けるのは快感です。

洗濯板

2015年05月28日 | 日記
ホテル暮らしも3年目に突入。
宿には、キッチンはおろか洗濯機もありません。

なので、これまで下着も含む全ての衣類をホテルのランドリーに出していたのですが、最近大幅に値上げされてしまいました。 何とパンツ一枚が20元(約400円)、毎日新品を買った方が安いです。 パンツ・シャツ・靴下の三点セットは毎日でる為、一日1000円以上の出費。 一ヶ月に換算すると、下着の洗濯代だけで三万円以上!

流石にアホらしくなり、ホテルランドリーに別れを告げることを心に誓いました。

とはいえ、洗濯機がない我が部屋。 ホテル側曰く、浴槽の給排水を使えば洗濯機の設置は可能とのことですが、やはり足を伸ばせる浴槽は常にキープしたいところ。

斯くなる上はアナログな洗濯板しかないでしょう。

買いました。 細かく洗えるブラシも共に。


こんな風に浴槽の中に盥と洗濯板を設置、ひとり侘しくゴシゴシ。 ま、下着だけですので数日ためても大した量にはなりません。 わざわざ洗濯機をつかわずともこれで十分。 汚れも非常によく落ちます。


そして、洗ってるうちにコツがつかめてきました。
衣服をギザギザの部分に直接こすりつけるのではなく、ギザギザで動かないように固定した状態で、布同士でをこするように洗えば生地が傷まないということを体得しました。

・・・何言ってるか分かんないですね。 なんというか、つまり、歯ブラシを小刻みに動かす要領? 余計分かんないか。 ま、とにかく意外と簡単です。

ただ、戦後しばらくの間までの主婦はさぞかし大変だったでしょうね。 特に冬なんかは手がちぎれるような冷たい水で、粗悪な洗濯石鹸で、空っ風に吹かれながら・・・。

なーんてことに思いを馳せながら、意外と使えるツールを再発見し、小さな喜びを感じている次第です。