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落葉の積もる場所

- The way I was -
 

シルバーウィーク

2009年09月17日 | WEBLOG
  




またまた、妙な単語が定着しそうですね~。        銀色週間~?       





僕は、付和雷同型の人間なので、 この単語もフツーに使っちゃいますけど。      














さて、 『シルバーウィーク』 の5連休。





いつもなら、うれしそうに旅の計画を立てている頃ですが、





今回の連休は、高速道路が 「ETC無料化地獄」 の再現になりそうなので、





ホテル等がめっちゃ安くなる 連休終了後に、





先日泊まって、満足した グランドプリンスホテル広島 で、のんびり過ごそうかなーと考えています。




























みなさんは、 どこかへお出掛けのご予定でしょうか?





(もちろん、 連休なんか関係なく仕事だぜ! という方も、多くいらっしゃるでしょうけど)


                





























さて、 ひとりで 海と月を眺めながら過ごす ホテルの夜。





僕にとって、 果たして どんなものでしょうか。














① 寂しい





② 疲れている心が和む





③ 静謐で 人生にとっての貴重な時間



























  正解  :  ①















      だって、 普段 ひとり暮らしですから・・・。














                











キヨシという男

2009年09月16日 | WEBLOG
  





僕は、全寮制男子校の高専に通っていました。





15歳~21歳の 男子ばかりの寮。








みなさんは、どんなイメージをお持ちになりますか?




























そう!   その通りです。


























寮内には、男の臭いがプ~ンプン         









洗っていない、脱ぎたてのブリーフがあちらこちらに。




(女の子が遊びに来る時だけは、きれいに片付けられます)














食堂で供される、ちゃんとした食事には目もくれず、インスタントラーメン漬けの日々。






























そんな男子寮ですから、 バカ もたくさんいました。

































部屋で、焼肉パーティをやっている最中、 自分が丹精込めて焼いていた極上ロース一切れを





つい、知らずに食べてしまった後輩をボッコボコ(病院送り)にしたヨシヒロくん。






(ヨシヒロくんは学校卒業後、 なぜか神戸でホストになりました)



























寮の部屋(4階!) で、飲み会をやっている最中、





30cm程度の幅しかない窓外のスペースに出て、立小便をしながら、





そのまま地上まで落下して、 まったくの無傷だった空手部主将ヤスヒサ。



























夜10時過ぎ、各クラブの下級生を寮内道路に集めて、 





「第1回クラブ対抗チャリンコレース」 を主催した僕。 (センセーに大説教を喰らいました)












































そんな 無茶苦茶な学校を卒業したので、





社会人になったら、 きっと周囲は 『マトモ』 な人たちばかりと思っていました。
















ところが、 上には上 がいたのです・・・。




































船会社の同僚。





彼の名は、 キヨシ (広島県出身)。























高校時代、イッパシのラガーマンだった彼は、





東海地方のT大学から ラグビーでの特待生入学の勧誘があったほどの名選手だったそうです。
































挙げれば、キリがない 彼の ハチャメチャエピソード。








今日は その中でも、特にキョーレツ~ なお話です。






(お食事前の方は、どうぞ急いで逃げてくださるようお願い申し上げます)
































              


































会社の後輩2名を連れて、 横須賀のお好み焼き屋さんで飲んでいたキヨシ。







生ビールをガブガブ、  お好み焼きをムシャムシャ。











10杯、  15杯、    20杯、  ・・・  


























いくらキヨシが『酒豪』とはわかっていても、 後輩たちは少々心配になってきました。















   「キヨシさーん、 そろそろ帰りましょうよ~」















後輩のひとりが、おそるおそる声を掛けた その瞬間 ・・・





















すでに目が虚ろだったキヨシの口から、 お好み焼きとビールがMIXされたモノが、




















    ドバ~~   っと、鉄板の上に…。       



























幸い、 店主は奥で皿洗い中。







キヨシご一行様の他に、 客はいませんでした。


















後輩たちが、 今のうちに掃除をしてしまおうと相談をしていると、









キヨシが、 予想外のひとことを…。


























 「俺のお好み焼きじゃあぁぁぁ~!」





























そして、キヨシはおもむろに ヘラ を手にすると、





先ほど、自分の口から吐き出された半液体状のモノを、





鉄板の上で、 ジュージュー と焼き始めたのです。











「これは俺のお好み焼きじゃけん、 お前らには食わさんけえのー」



























もちろん、 後輩たちが、その物体に手を出すはずなどありませんでした。       








































そして、10分後、 









満足そうな顔で会計を済ませたキヨシは、上機嫌で家路についたのです。


































                      バ…  バカ






幻覚

2009年09月15日 | WEBLOG






砂漠に迷い込み、脱出不可能となり、酷暑の中を彷徨う人が、 最も多く見る幻覚…。







それは、 「水たまり」 だそうでございます。































             



































友人とふたり、 車で香川県へ旅行したときのこと。        












僕たちは、 瀬戸大橋(児島-坂出ルート)を使って、四国を目指しました。













朝9時頃、 四国到着後、飛び込んだ高松の道路沿いのうどん屋で食べた




「讃岐うどん」があまりにも旨かったので、




昼飯も、 丸亀周辺で讃岐うどんを食べることにしました。














丸亀界隈をドライブしながら、適当なうどん屋を探したものの、




そういうときに限って、 なかなかうどん屋が見つからず、 空腹を訴え始める  大喰らい  の友人。

















いくら空腹でも、せっかく香川に来ているのだから、ファミレスとかで済ませるのはイヤだ! 




という 友人の意向をくみ取って、 僕も必死にうどん屋を探しながら運転。

















時刻は、 既に午後2時を過ぎていました。           































突然、 友人の 素っ頓狂な大声が、 車の中に響き渡りました。


































  『あった~~~! ♪』



































とうとう 彼は、 遥か前方に うどん屋の看板を発見したようでした。



































安堵した 僕が、 友人の視線をたどって見た先には ・・・  































































     














  ふとん     と 大きく記された看板が…。    































































空腹感は、 錯覚 と 幻覚 を生み出してしまうようでございます。
















                           うどん と ふとん って…











































「ふとん」の看板が「うどん」に見えたのは友人だけであって、 僕にもそう見えた という事実は 断じてございません。             












会いたい

2009年09月14日 | WEBLOG




若い頃の僕は、 「男はつらいよ」 という映画が 大嫌いでした。












映画館で観るなんて、とんでもない話で、





団体で貸し切ったバスの車中、 退屈してきたご老人向けに流されるビデオを チラ見する程度でした。














ベタなギャグ、  そして、 古めかしい映像。        もう最悪だ! と思っていました。






































ところが、30歳になった頃から、 この映画の良さに気が付き始めたのです。

















昭和の高度経済成長期から 置き去りにされたかのような、





温かい下町の風情、 日本全国、津々浦々の町や村の風景、  そして 寅さんという人物。


























初めて映画館で、自ら「男はつらいよ」 を観たのが、 第48作目。





つまり、 渥美清さんの遺作となった、 シリーズ最終作品でした。





お正月。    旅先の 仙台の映画館でした。















寅さんと、 浅丘ルリ子さん演じるマドンナ、 リリーが、





一緒に余生を過ごす決意をしたことを示唆しながら、 映画は終わります。





失恋ばかりの人生だった寅さんにとって、 生まれて初めて 成就した「恋」。




























            































毎日、心が痛むニュースで溢れかえる  テレビ、 新聞、 そして ネット。





失業、 衝動殺人、 子殺し・親殺し・兄弟殺し、 強姦事件、 


麻薬・覚せい剤、 政治・官僚腐敗、 伝染病、 ・・・




































すべて、 実直かつ愚直な寅さんの生き方とは正反対のことばかり。









































つらいことばかりで、  いっそ目を閉じて、 歩くことを止めてしまいたいと考える時、









ふと、 寅さんが僕の前に現われてほしい と願ってしまうのです。














 


















「よ! にいちゃん。  暗い顔してたって、なんにも変わんねーぞ。





 こんな世の中だけど  せめて てめえだけはよ お天道様に顔を向けて生きていくんだ。





 それが、 あんちゃんを産んでくれたおふくろさんへの 精一杯の恩返しってもんじゃねーのかい。」
























そう言って、僕の肩を ポンと 叩いてくれそうな     そんな、寅さんに 会いたいなー。





















          















 

海に映る月

2009年09月11日 | WEBLOG






一昨日の水曜日、   



外泊した夜。












僕は、広島港にある 「グランドプリンスホテル広島」 の 一室にいました。






夜9時には、 用事や夕食をすべて済ませて、 部屋に戻ったのです。












15階の部屋から見えるのは、  瀬戸内の海と 対岸の小さな島。






海には、 さざなみの数だけ、 月が美しく映っていました。






とても綺麗な景色、  深夜1時過ぎまで ひとり静かに 海に映る月を眺めていました。














夢のような時間の中、 いろいろなことに思いを馳せている間、






頭の中で、流れ続けていた曲があります。










































誰か僕を 呼ぶ声がする


深い夜の 海の底から


目を開ければ 窓の外には


のぞくように 傾いた月




  僕はどこへゆくの 夢を泳ぎ出て


  夢を見ない国を たずねて


  いま誰もいない夜の海を 砂の船がゆく






望むものは 何ひとつない


さがす人も 誰ひとりない


望むほどに 消える愛です


さがすほどに 逃げる愛です




  月は 波に揺れて 幾百幾千

  
  古い 熱い 夢の数だけ

  
  いま 誰もいない 夜の海を 砂の船がゆく







  月は 波に揺れて 幾百幾千

  
  古い 熱い 夢の数だけ

  
  いま 誰もいない 夜の海を 砂の船がゆく


  いま 誰もいない 夜の海を 砂の船がゆく






  ただ 誰もいない 夜の海を 砂の船がゆく























      

























             なんだか とても 幸せなひとときでした