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落葉の積もる場所

- The way I was -
 

携帯選択

2010年11月30日 | WEBLOG
                    










ご無沙汰しています。






婚活中 (≒ナンパ活動中) のちっぷです。     




























実は、 ここ1ヶ月ほど 私の携帯電話のご機嫌が麗しくなく、




           新機種の購入を検討していました。





               (まだ2年も使っていないというのに・・  )














































悩みました。







































自身の高齢を考慮して、 

 
そろそろ らくらくホンか?


    












はたまた、








時代に乗り遅れぬよう、 

果敢に スマートフォンか?


      























眼前に広がるのは 両極端な選択肢!








どうするのだ?  ちっぷ!













(フツーに、 従来型の機種にすればいいじゃん・・)    




















































ドコモの綺麗なおねいさんと相談すること、 1時間超・・。








      「ドコモショップの店員さんは マニキュア禁止なんですか?  」 





などという会話も挟みつつ、  ようやく決めたのは、  これっ♪


































 




































































     















まぁったく 使いかたが わかんなーい  ・・・        






















新携帯を床に置いたまま ただただ 途方にくれるばかりの 独居おじさん・・。












PCも開かず、  スマートフォン相手に いじいじと悪戦苦闘する日々が続いています。






















ブログ更新に再注力できるのは  果たしていつの日になるのでしょうか ?





 




























コメントをいただいても お返事が すっげー遅くなるかも…です   ゴメンなさい     






                         

読書BOY

2010年11月19日 | WEBLOG
                      











ブログを休眠してから、 少し余裕が出来たので 空いた時間に本を読むことが多くなりました。






              あ   婚活もやってまっせ♪   


















今日は、 最近 読んだ文庫本についての (かなり横着な) 感想を少々。




























































『インシテミル』  米澤穂信  




時給11万2千円という魅力的なアルバイトは、謎に満ちた「実験」の被験者になることだった。

どこか怪しいと思いながらも、集まってきた12人の男女を待っていたのは・・?

そして、 生き残るのは誰だ?






設定からして、私には合わないかな… と思ったのですが、

信頼する 「文春ミステリーベスト10」、「このミステリーがすごい!」で、

ベスト10に選出されていたので、 ついつい 手にとってしまいました。







率直な感想は、 「まるで、コミックの原作本・・」。     







20代で本作を書き上げた著者は、このストーリーの流れを

スティーブン・キングの 『死のロングウォーク』 に求めたそうですが、

残念ながら かの名作に比肩しうる筆力を感じることはできませんでした。







ps ; 「インシテミル」って「淫してみる?」の意みたいです。  イミフだけど。











               私的採点  ☆☆★  (5☆満点)










































































口直しに選んだのは、 十年ほど前の 直木賞受賞作。









『柔らかな頬』 桐野夏生  




家族旅行先の北海道で失踪した5歳の愛娘・有香を探し続ける母・カスミ。

有香の失踪は、 カスミの愛人が持つ別荘で起こった。









『OUT』や『グロテスク』で、(心理的に)散々イヤな思いをさせられたというのに、

またも 桐野夏生の小説を選んでしまいました。  しかも上下巻(長!)







悪趣味な部分が多々あるにもかかわらず、私が桐野夏生を好きな理由は、

しっかりとした文章力 (前述の「インシテミル」と比較すると、その差は歴然)、

そして、 

登場人物たちの心の襞を これでもかと描く執拗さに、 女流作家ならではの魅力を感じるからです。










主人公・カスミは、高校を卒業してすぐ 荒涼とした寒村(北海道の東北部)を飛び出します。

そして、 東京で生き抜き、 小さな印刷会社を経営する平凡な男と結婚、 娘二人にも恵まれました。





しかし、 カスミは、 印刷会社の得意先のデザイナーである石山と不倫関係に陥ります。

この不倫が、 かかわる全ての人たちの運命を大きく狂わせていくのです。







石山の別荘がある土地の老オーナー和泉とその妻、 若い使用人の狂った関係。




末期癌に蝕まれた元刑事・内海と、カスミ、  ふたつの孤独な魂の漂流と昇華。









すべての場面が、 鮮烈で 深遠で、 私の胸の奥に突き刺さりました。







誰が、有香ちゃんを・・・   という 犯人探し、 

いわゆる フーダニット("WHO DONE IT")の部分も、 興味深く読み進める重要な要素となっています。














1年ぐらい後に、 もう一度読み直してみたいです。


できれば、 ひとり  旭川あたりの ホテルの部屋で。






     もしも    内海、 カスミ、  そして、私の魂が重なり合えたなら・・・

















                私的採点  ☆☆☆☆☆  (5☆満点)


































































今日から、 引き続き 桐野作品が待っています。













『東京島』  桐野夏生




終戦前後期、アナタハン島(サイパンの近くの島)で、 実際に起こった 

謎が多く、 かつ猟奇的な いわゆる アナタハンの女王事件 を基に書かれた作品とのこと。






サイパンで 2年の月日を過ごした私にとっては、 興味津々の小説なんです。























ブログ時間を減らしても、 依然として 眼に悪い日々が続いてます・・・     














               

                      

旅立ち     

2010年11月03日 | WEBLOG
            











ある日 俺は気がついた。





自分が いかに孤独であるのかを・・。




























             配偶者   同居の子(親)  ペット



ブロ友 Aさん      無       有        無


ブロ友 Bさん      有       有        無


ブロ友 Cさん      有       有        有


ブロ友 Dさん      無       有        有


ブロ友 Eさん      有       無        有


   ・

   ・


ちっぷ           無       無        無


















18名のブロガーさんで、サンプリングした結果、





「トリプル無」 は、  俺ひとりだけ・・。     



































むぅ~~~~      




































































































そうだ! 婚活しよう…  


















































というわけで、 しばらくの間 婚活の旅に出て来まーす       













































恒例の お別れの歌。









今回は、 劇団ひとりさんの名曲、


                   『マイ・ベスト・フレンド』 で・・・。
























      ある日 俺は気がついた



      股の間に ヘビがいる



      ある日 俺は気がついた



      ヘビは捕まえると 硬くなる














      ある日 俺は気がついた



      ヘビの下には 石ふたつ



      ある日 俺は気がついた



      石を触っても ヘビ硬くなる
















































































結 局   シ モ ネ タ   











































んじゃ またね    

































































































































   
おまけ










 理 想 の 花 嫁 

















                                  

W H Y 

2010年11月02日 | WEBLOG
                  







 

皆さんは、 




        「ふるさとは 遠きにありて思ふもの」





という 室生犀星の詩の一節を 一度は耳にされたことがあると思います。













この有名な一節に もう一文、 続きがあるのをご存知でしょうか。






















詩人、室生犀星は 石川県金沢市に生まれました。












非嫡出子 (いわゆる、お妾さんの子ども) として生を受け、





両親の顔すら知らないまま、 養子に出されました。






















その心の傷のせいで、 生涯、故郷である金沢を遠ざけていたそうです。




















































 


      ふるさとは 遠きにありて思ふもの




                      そして 悲しくうたふもの



























私が、20年近く離れていた 故郷・広島へ帰ることを逡巡していた頃、





この詩が、私の脳裏に思い浮かばれて しかたがありませんでした。































































































































そして、 広島へ帰って来た 私の心を捉えたのは、





                 詩人、 中原中也の 「帰郷」 でした。































山口生まれで、 東京で文学活動に励んていた中也は





愛する女性を親友に奪われ、   





さらに、  まだ二歳だった長男を病気のため失い、













                          ついに、 「心」を患ってしまいました。









































































 


       これが私の故里だ





       さやかに風も吹いてゐる










             心置なく泣かれよと





             としまおんな
             年増婦の低い声もする











       あゝ  おまへはなにをして来たのだと・・・





       吹き来る風が 私に云ふ




























































































人 っ て   な ぜ   悩 む の で し ょ う  ・ ・ ・ 






















ボ ブ ・ デ ィ ラ ン が 歌 っ た と お り 、   そ の 答 え は   






風 に 吹 か れ て い る と い う の で し ょ う か































  
 












                    
                

ホームドラマ

2010年11月01日 | WEBLOG
              

 







【 ちっぷ家の人々 】







    父・マサシ  36歳     警察官。 高校時代はヤンキー。 鉄拳親父。




    母・ヒロコ  32歳     専業主婦。 洋裁の内職で家計を助けている。




    長男・ちっぷ  9歳     小学生。 虚弱体質なのに学校ではイジメっ子。




    次男・デール  5歳     幼稚園児。 父と兄のW重圧に苦しんでいる。






































その日、 ちっぷ家は なんとなく幸せでした。































仕事を終えて帰宅した父の機嫌が、 すこぶるよかったこと。











そして、 夕食のおかずが 天ぷらだったこと。  (ちっぷ家では、 天ぷらは大ご馳走でした)













































その夜 テレビでは、バラエティ番組が流れていました。























    『赤揚げてゲーム』







        イメージ画像
        




















ある年齢以上の方ならご承知と存じますが、





左右の手に1本ずつ小旗(赤色と白色)を持ち、 







         「赤揚げて! 白揚げて! 赤下げないで、白下げて!」






というリズミカルな指示に従って、 旗を揚げたり下げたりする単純なゲームです。






























テレビの中の人たちは、 そのゲームで とても盛り上がっていました。













     




























珍しく機嫌のよかった父が、 それを見て、






即席で 赤旗と白旗を作り、 「家族でやってみよう」と言い出したのです。






































「赤揚げて 白揚げない!」   →   弟、白旗揚げる・・






            ワハハハハ・・・・




















「赤揚げない!」   →    母、赤旗揚げる・・ 










            ワハハハハハハハハハハ・・・・





















「赤揚げて 白揚げて 赤下げないで 白下げない!」   →   父、白旗下げる










            ワハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ・・・・














































いつも、厳父の醸し出す険しい空気の中で




ひっそりと夜を過ごしているちっぷ家にとっては、 画期的に楽しいひとときでした。
















みんなが笑顔に包まれて、 まるでテレビのホームドラマで観るような幸せな家族・・。




























































                   あの時までは・・。      











































































































                  あ ・ ・ ・












































突然、母の顔から笑みが消え、












                そして  ひと言、





















                「天ぷら…」 












       と言い残すや否や、 台所に走り去ったのです。    



















































慌てて 母の後を追う 父、 私、   弟、、          



















































































私たちが 台所で見たもの、、、













それは、 冗談のような勢いで  天井まで立ち昇る  でした。  












               イメージ画像
               










































































毛布を天ぷら鍋にかぶせ、 腕に大やけどを負いながら 必死で消火する父。














父に罵られ、 頬を張られて 泣き崩れる母。


















ただただ右往左往している 幼き弟と私。。。






























































                地 獄 絵 図  で し た       










































































翌朝、 姿を消した母は 数日間、実家へ帰ってしまい、
















    そして、 「赤揚げてゲーム」 は、 ちっぷ家では禁句となり、

















    父お手製の 赤旗・白旗は、 私がそっと風呂焚き口の火の中へ投入しました。




























































































           ちっぷ家 家訓












           楽しさあれば 苦難あり