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落葉の積もる場所

- The way I was -
 

 MY ROOM

2013年05月29日 | WEBLOG







いつものようにタクシーでご帰宅と来たもんだ。

酔っ払い野郎が偉そうに。




夜11時頃、

時代はバブル末期の '90年前後。




焼鳥屋で焼酎を7~8杯、 

2軒目の居酒屋でも同じくらい飲んだ。




そして、 女の子のいる店を3軒ほどハシゴ。






何杯飲んでも酔わない気がしていたけど、その日は違っていた。


仕事でちょっとしたトラブルがあったのだ。






決して 酒で自分をごまかすことはないが、いつもよりは飲んでいた。















郵便受けを見て (大抵、元妻がチェックしている)、

  エレベーターに乗り、 7階を押すと あっという間にたどり着く。





もうここに住み始めて 3年目か・・・、

  と 考える余裕さえないまま 自室の前に立つ。








鍵はカバンの中に入れてあったので、

  呼び鈴を鳴らす前に、 なにげなくドアノブに触れると、、、









      開いていた
















私は怒ることも忘れ、 急いで元妻を捜した。








家の中に入ると、 



  左がタンスやゴルフパターマット置き場、


  真ん中が寝室、


  右に進むと、  リビング&キッチン。











リビングの電気は点いていた。



     当然だ。      まだ11時…。













すりガラスの向こうには元妻がいて、 テレビでも観てるに違いない。




























すりガラスの内扉を開けようとした まさにそのとき、



       私は ある事に気がついた。















部屋に漂う空気、  見たことがないタペストリー、 



   そして  傘立てに置いてある おびただしい傘の数・・・。



































         - 間違えた -   





















     直感でわかった。  (遅すぎるぞ!)



































そっと靴を履き、  ドアを開け、 そして閉めて・・。


































外に出て プレートを見ると 806号室。








私の部屋のひとつ上階だった。































後にも先にも 部屋を間違えて「不法侵入」したのはあの時だけだ。


                 
















































      酔っ払いはこわーい  というお話でした。

























      しかし 806号室もきちんとロックしとけよな~    なんてね。。