顔面がかゆいなーと思っていました。
どうやら漆かぶれのようです。
さかのぼること1週間。
漆をやっている先輩が個展を開くというので、行ってきました。
小箱と、入れ子になった椀を手にとってみせてもらいました。
もちろん、器の善し悪しは手にとってみないとわかりませんからね。
お彼岸過ぎだというのにやたらに暑い日でした。
場所がわからず、閉店間際に大汗をかきながら到着。
で、漆器をなでなで…
で、お店を出た後、その手で汗を拭いたのが原因らしいです。
漆が仕事なのに、漆に弱いんです。
もちろん、市販の漆器ではそんな状況になったことはないのですが、
先輩の漆器に使う漆は、日本でも有数の純度の高い「浄法寺の漆」。
しかも、漆掻きをしている人から直に漆液を入手しているという強者。
ですから、漆もハンパない。
しかも、個展に間に合わせるために、ぎりぎりまで作っていたとか…。
幸いなことに、今回は汗を拭いたのであろう首回りからあごまで。まぶたとかに出ていないのがせめてもの救いです。そういえば、以前に漆でお世話になったときは、なぜか膝の裏側がかぶれて、原因が漆だとわかるまでにずいぶん時間がかかったっけな。
そのときは、医療用の手袋をはめて漆を塗っていたのですが、パイプ椅子をひくときに、漆のついた手で椅子の縁をさわっていたのが原因だったようです。
意識していないところで、けっこうあちこちをさわっているものなんですね。
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