えんじゃけん

「ロマンス」その2~松さんについて~

三回目の観劇は一階席だったので、今まで見えなかったところも
よく見えて面白かったです。
それで、松さんの演技で気づいたことを。

以前(初日)とたぶん、変わっているところは、マリアに求婚する男が
出てくるんですけど、チェーホフが家に帰ってきたあと、
チェーホフが話している間、マリアとその男が後ろで二人でいちゃいちゃ(?)
しているんだけど、チェーホフの話が真剣になってくると、
その男のいちゃいちゃをやめさそうとパーの手でその男の頭のてっぺんを
マリアがパチーンと叩いたところ。
すごい音でした。鳴り響いてました。
こんな音、前にはなかった気がするんですが・・・どうでしょう?
井上さん、きっと痛かったろうなぁと思います。
井上さんにはかわいそうだけど・・・、面白かったです。

松さん、警官になるシーンで、登場した後、やけに息が切れているんですが、
これは演技?それともリアル?とちょっと思いました。
(つけひげしてますよ~~~。しのぶさんも!)
本当にすごくゼーゼーしていました。
たぶん、演技なんでしょうけど。

それと今日はウインナーを引きちぎったあと、こん棒(あるいは銃?)
を落としてしまい、ボスに拾っておらうと、「ども」って感じに
照れくさそうな演技をしていて、それもよかったです。
それとこのシーン、何気に強盗と目が合うとニヤっと笑ったり、結構
小芝居をしていて、それもよく見えて面白かったです。
上の席からだと、帽子をかぶっているから表情が見えにくいシーン
なんですよね、ここ。
酒屋の主人と息子以外、みんな帽子被っているんですよ。
でも、下から見ると、それぞれの役者さんの表情までよく見えて
とてもよかったです。

チェーホフ夫妻が意気投合してラブラブに話しているときに、
上から灰色の大きな布が降りてきて、マリアを遮るシーンがあるんですけど、
そのとき、松さんが慌てて舞台前にきて、その幕を持ち上げようと
していて、でも、重さに負けて「あぁ!」って感じに、遮られる
ところがあるんですけど、それもかなり面白かったです。
会場からドッと笑いがおきました。

「マリア」のシーンで、松さんが一人舞台の上で歌って踊る(?・・・
踊るとは言わないか・・・動く・・・って感じです)シーンに
前は少し不満があったんですけど、今日見ると不満がなくなってました。
よかったです。
歌っているときに、舞台を右手、左手と歩くシーンがあるんですけど、
そこが、なんとなく手持ちぶさたに感じてたんですよね。
今日も少しはそう感じたんだけど、前ほどじゃないし、
前よりもそこが短くなったように思ったので、それでいいように
感じました。
もう少し、あそこの歩き方は改善の余地がありかも・・・!
ってえらそげにごめんね、松さん。
なんとなく、役としてではない迷いを感じてしまうんですよね、
あの歩いているときの松さん。

3回見て、感じるのは確実に周りの役者さんの影響を受けて、
成長していってるんだなぁって感じを受けました。
初日見たときは、そんなに松さんが楽しんで演技しているように
見えなかったんですけど、今日は楽しんでいる部分も見えてよかったなぁと。
でも、もっときっとよくなるだろうなぁと思います。
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