えんじゃけん

人間讃歌

観てきましたよ、「人間讃歌」。



平日公演という事と、公演時間的に初日しか仕事に影響なく観られる日がないのにも関わらず、初日の次の日に大きな仕事が控えていたので、観に行くのが難しいと感じ諦めていました。
そんなある日、職場で「好きなダンサーさんの舞台があるんだけど、日時的に観に行くのが難しんだよね。」とボヤくと、「え?どうして?年休取っていけばいいじゃない?協力するよ。」と、言ってくれたんです。年休をとって観に行くという考えが全くなかったので、なるほど、それもありかと考え直すことに。
そして、初日と次の日は厳しいので、最終日に行くことに。開演時間は最終日が一番早かったのですが、この日であれば2時間ほどの年休で、かつ、周りにそんなに迷惑かけずに年休が取れると思い、年休をとって観に行きました。千秋楽です。

会場はビルの地下のスタジオでした。




狭い空間で縦長なんだけど、それを横に舞台を設置し、座席は2列で役者さんにとても近い感じの舞台でした。客席は30人から40人程度の本当に小さな舞台。こんなに小さいと観る方もちょっと恥ずかしいなと思い、2列目に着席。
舞台左手には2段になった大きめの台、そして右手には一段の小さめの台。どっちの前が見やすいのだろうと思ったけど、私は右手、つまりは上手側に座りました。下手の方がメインぽかったのですが、引間さんの踊りがあるっぽかったので、踊るなら多分、広いスペースのある上手だろうなと思い、上手を選びました。
3つのお話のオムニバスという感じでした。引間さんは恋愛恐怖症の人達を演じました。セクシーな踊りもあったりとドキドキでした😃。引間さん、真冬のバーレスクの時もそうだったけど、綺麗な女の人役だったので、周りからそんなイメージなのかなと思いました。私的にはもっとお茶目な引間さんが出せる役も期待しているのですが。今回は、歌を歌うシーンもありました。それもソロで。ディズニーの「ありのままで」の替え歌でした。歌はまだ少し苦手なのかなと感じました。声量がまだうまく出せないのかなって、って、まあ、始めたばかりなので、そこは仕方ないかと思います。って、偉そげにすいません😅
ダンスは、セクシーなのもありましたが、風に吹かれてくるりと舞ったり、倒れたりと激しい踊りもあり、少し高めなヒールを履いているのに迫力満点でした。床の上に倒れ込んだ時は前の人の頭と被り、見えなくなってしまったので、ああ、勇気を出して一列目に座れば良かったと思いました😅
狭い空間なので、出番じゃない時は舞台奥に座って待機する形で、待っている姿もずっと観客側から見えるようになってました。待っている間、舞台上で演じている役者さんを見つめる引間さん。勉強熱心です😊。しかし、引間さんが演じたあと、辛い感情の演技の後だったせいか、しばらくは役から抜け出せない感じだったようで、しばらく俯き加減でぼーとした感じで座っていました。引間さん、ダンスの後はすぐに素に戻って冷静に舞台を見ることのできる人だと思うんですが、そういう意味では今回は新しい引間さんを見られたなと思います。役に入ってすぐに素に戻れない引間さん。それだけ役に入り込んでいるんだなと思いました。って、演じてない時まで見ないで!って思われるかもですね😅
あんまり、見過ぎても悪いのでたまにしか見てないですよ、本当にたまにしか。(思いっきり言い訳っぽいですね)

今回の舞台、フェスタ松本での縁で実現した舞台なのかなって感じで、観客さんの中にもフェスタ松本に参加されている方がいらしているようでした。段々と演劇関係でも輪が広がっている引間さん。舞台は場数を踏めば踏むほど演技が上達すると思うので、この先が楽しみです。フェスタ松本での船長さんの一人芝居の時、よく通る声が出ていて驚いた私ですが、今回は相手のあってのお芝居も随分頑張っていたと思います。周りの役者さん、知らない人ばかりだったのですが、特に男性陣に味のある方が多く、本当に演劇界って、実力ある方が多いけど、いわゆるメジャーで活躍できるのはほんの一部なんだなと思わされました。そんな中に飛び込んだ引間さん。頑張ってほしいなと思います!
もう少し舞台に慣れたら、いや、慣れなくても是非、野田秀樹さんのオーディションに参加してほしいなと思います。きっと、演劇観がガラリと変わるのではないかなと思います😊。と、好き勝手語ってますが、どうすれば野田さんのオーディションを受けられるのかすら分かってない私😅。知らないから好き勝手言いまくってます。ごめんなさい、引間さん。

今回は無理して観に行ったわけですが、観にいけて本当よかったです。観れないまんまだと、ずっと心残りだったと思うんですよね、いつだかの舞台のように。けど、今回は見ることができて、引間さんの頑張りや成長が見られ、本当によかった!これからもご縁を大切にしながら、活躍の場を広げ、力をつけて行ってほしいと思います。来年はどんな活躍を見せてくれるのか、今からとても楽しみです。コロナ禍ということで、なかなか活躍が難しかった中、それでも舞台やイベントに参加してくれてありがとうございます😊。来年も舞台ができる世の中でありますように。





期間
2021/12/14 (火) ~ 2021/12/16 (木)
劇場 
スタジオ空洞
出演
中田春介、串田十二夜、村上誠基、引間文佳、間瀬英正、渡邊りょう、久保貫太郎、今泉舞、伊藤麗、磯部莉菜子
脚本 (原作)岸田國士、(構成)三上陽永
演出
三上陽永
料金
(1枚あたり) 2,800円 ~ 4,000円
【発売日】2021/11/15
前売り    3800円
当日     4000円
U25チケット 2800円(各回前売り限定5枚)*要身分証
公式/劇場サイト
https://empathyinc.net

※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。
タイムテーブル
 12月14日(火)19:00
12月15日(水)14:00、18:00
12月16日(木)13:00、17:00
説明
岸田國士様

あなたは昭和を代表する作家の一人として私たちに多くの作品を遺してくださいました。
あなたの死後を含め63年間に及んだ昭和は、終戦までの戦争に明け暮れた時代、戦後復興から経済発展の時代、そして平和を享受する時代とまさに激動の時代だったと言えると思います。

2020年、私たちはコロナという想像を超える出来事に見舞われました。そして今も続くコロナ禍の中、若い世代と共にあなたの作品に登場する滑稽で愛すべき人たちを通じて、昭和という時代を旅してみたいと思いました。あなたが書き記した言葉に触れ、昭和が残してくれた宝箱を見つける旅(作品)にしたいと思っています。

演出にあたるのは、日本演出者協会主催の若手演出家コンクール2020で最優秀賞を受賞した三上陽永さん。虚構の劇団に所属する傍ら、ぽこぽこクラブを主宰するなど、精力的に創作を続ける新進気鋭の演出家です。
着眼点が面白く、チャレンジャーな一面もあってとっても頼もしい存在です。

観に来て頂けたお客様と共に、「昭和」という記憶のページを再び開くことが出来たらこれに勝るものはないと思っております。

ほぼ平成時代の若者たちと作る作品になりますが、天国から温かい目で見届けて頂けたら嬉しい限りです。

2021年11月



その他注意事項 ご来場にあたって


*未就学児の入場はお断りしております。
感染症予防対策のため、以下のことをお願い申し上げます。
*上演中はマスクの着用をお願いいたします。
*また入場時に検温、アルコール消毒のご協力をお願いいたします。
*37.5度以上発熱がある場合はご入場をお断りさせていただきます。
**************
スタッフ
【照明】坂本明浩
【音響】堀江潤
【舞台監督】畑崎広和
【美術】山下昇平
【衣装】石川俊一
【宣伝美術】藤尾勘太郎
【制作】渡辺樹里
【制作協力】大槻志保(自転車キンクリーツカンパニー)
【プロデューサー】有賀英則

【企画・制作】有限会社エンパシィ

【協力事務所】FMG、自転車キンクリーツカンパニー、フクダ&Co.、Mei Mei



名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「演劇」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事