雪害の記録 2006 Apocalypse

君死にたもうことなかれ

(兵庫)台風23号被害:被災小に義援金文庫 270冊、児童癒やす

2005年05月07日 | 防災一般
昨年10月の台風23号水害で、兵庫県豊岡市に全国から寄せられた義援金の一部を充てた「義援金文庫」が、市内で被災がひどかった市立新田小学校(274人)図書室にできた。真新しい約270冊の本に、災害で傷ついた児童たちの心は癒やされている。

 同小は、円山川の堤防決壊で浸水被害が深刻だった合併前の旧市東部にある。全児童の約3分の2の自宅が床上浸水に遭い、校舎や体育館が浸水したのも旧市内で同小だけだった。

 全国から旧市に寄せられた義援金総額は約3億1190万円。うち「教育目的に」と使い道を限った分が約476万円。市教委は3月末、旧市内の計26幼稚園・小中学校に被災児童数や学校施設の被災状況などに応じて配分し、新田小には最も多い約56万円が届いた。

 同小は「子どもの心を回復させるには読書が一番」と、校舎3階図書室の一角に4月、新しい書架を設置。最上段に「台風23号義援金文庫」と書いたプレートを取り付けた。子どもに人気のある本が並び、休み時間にはたくさんの児童が手を伸ばす。

 5年の森脇千尋さん(10)は「新しい本が増えてうれしい。いっぱい読んでいっぱい勉強したい」と品定め。成田寿郎校長は「文庫がある限り、子どもたちは全国から受けた激励への感謝を忘れることがないだろう」と話す。

毎日

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« (北海道)雪 5月の積雪、... | トップ | (新潟)山菜採りの2人死亡... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

防災一般」カテゴリの最新記事