北上市は本年度、企業や試験研究機関などを対象とした「貸研究工場棟」の整備に乗りだす。企業の技術開発や新製品研究を進めるための専用施設で、こうした目的の貸工場棟建設は県内初。建設は同市相去町の北上産業業務団地内に3-4棟を予定。市は、市議会9月定例会をめどに関連予算案を提案し、年度内には整備を完了、2006年度からの事業スタートを目指す。</P>
<P> 貸研究工場棟整備事業は、2003年に策定した北上市工業振興計画の一環。同市相去町の北上産業業務団地内にイノベーション(技術革新)拠点を設けようというのが狙いだ。</P>
<P> 県内では花巻市や一関市などで、起業家支援の貸事務所や既存企業に対する生産スペース拡大を目的とした貸工場棟はあるが、研究開発を目的とした対応は初めて。</P>
<P> 建設場所は、県産業技術支援センターや岩手大工学部付属金型技術研究センターなどが入居する北上オフィスプラザ隣接地を予定。約4400平方メートルの敷地に、建物面積計約1400平方メートルの工場棟(3-4棟)を建設する。</P>
<P> 市は、今のところ総事業費1億5千万円前後を見込んでおり、国の補助金・産業再配置促進施設整備費補助金などを活用する方針。企業への賃貸料は一坪当たり2千円前後(月額)を予定する。</P>
<P> 市が今年1-2月に実施した企業訪問やその後のアンケート調査によると、現在までに12社が入居を希望しており、今後さらに入居希望は増えるとみられる。</P>
<P> 県内外の百社(個人を含む)を超える異業種交流組織・北上ネットワークフォーラムの谷村久興会長は「景気が低迷する今の時代、研究開発の専用の施設を自前で負担するのはたいへんだ。ものづくりの拠点として、さまざまな分野で『北上発』を期待したい」と歓迎する。</P>
<P> 市の本田潔商工部長は「具体的な方針は、企業側の要望や関係機関とも調整し、これから詰めていく。市内外を含めニーズは十分にあると思う。入居に際しては十分に審査し、決定したい」と話している。</P>
岩手日報
<P> 貸研究工場棟整備事業は、2003年に策定した北上市工業振興計画の一環。同市相去町の北上産業業務団地内にイノベーション(技術革新)拠点を設けようというのが狙いだ。</P>
<P> 県内では花巻市や一関市などで、起業家支援の貸事務所や既存企業に対する生産スペース拡大を目的とした貸工場棟はあるが、研究開発を目的とした対応は初めて。</P>
<P> 建設場所は、県産業技術支援センターや岩手大工学部付属金型技術研究センターなどが入居する北上オフィスプラザ隣接地を予定。約4400平方メートルの敷地に、建物面積計約1400平方メートルの工場棟(3-4棟)を建設する。</P>
<P> 市は、今のところ総事業費1億5千万円前後を見込んでおり、国の補助金・産業再配置促進施設整備費補助金などを活用する方針。企業への賃貸料は一坪当たり2千円前後(月額)を予定する。</P>
<P> 市が今年1-2月に実施した企業訪問やその後のアンケート調査によると、現在までに12社が入居を希望しており、今後さらに入居希望は増えるとみられる。</P>
<P> 県内外の百社(個人を含む)を超える異業種交流組織・北上ネットワークフォーラムの谷村久興会長は「景気が低迷する今の時代、研究開発の専用の施設を自前で負担するのはたいへんだ。ものづくりの拠点として、さまざまな分野で『北上発』を期待したい」と歓迎する。</P>
<P> 市の本田潔商工部長は「具体的な方針は、企業側の要望や関係機関とも調整し、これから詰めていく。市内外を含めニーズは十分にあると思う。入居に際しては十分に審査し、決定したい」と話している。</P>
岩手日報
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