先日、長崎の五島出身の学生さんと、山が霞んでみえて、空気も砂っぽい感じ・・・なんて、黄砂の話をしました。
長崎は西の方だからもっと酷いのかと聞くと、黄砂は飛んでいるけどこんなに酷いのは始めて!ナンだそう。
長崎といえば店長、実は『さだまさし』の隠れファンなんですよ。「隠れないでもっと堂々としてくれ!!」と、さだまさしのステージトークのネタにされてますが、まあ、長年のファンなのです。
で、「つゆのあとさき」という曲があって(永井荷風の小説じゃないよ)『つゆのあとさきのトパーズ色の風は・・・』と歌われているんです。広島に住んで30年。毎年黄砂を経験するにつれトパーズ色の風って「菜たね梅雨」頃、少し黄色に霞んだ黄砂を含んだ西風だということに気づいちゃったのです。
3月ごろ、別れる二人、4月その思い出に浸る一人という時の流れが「トパーズ色の風で」見事に表現されてた訳ですよ。
アルバム発売が77年。作詞当時さだまさし24歳くらいのさだまさし。トパーズって宝石ですから透き通っていて、キレイで。
「つゆのあとさきの トパーズ色の風が 遠ざかる 君のあとを かけぬける」霞んでるんだけど透明感のある西風に、すごいな〜と58になろうかという店長、今更ながら感心しちゃうわけです。
自分、24歳の時何考えてたかな・・・
帰去来 風見鶏、私花集、夢供養、印象派、さだまさしソロアルバム最初期の漢字3文字タイトル5枚です。2ndアルバム『風見鶏』2曲目が「つゆのあとさき」。「飛梅」「きみのふるさと」「セロ弾きのゴーシュ」など名曲揃いのアルバムでもあります。
2ndの「風見鶏」と3rdアルバムの『私花集(アンソロジー)』のジャケットを「味戸ケイコ」のノスタルジックで寂しげなイラストが飾ります。アナログレコードの大きなサイズで眺めたいジャケット装丁ですね!!
あと、サイモン&ガーファンクルの「明日に架ける橋」を手がけたジミー・ハスケルがアレンジャーとして参加しています。参考までに・・・
A面
1.最終案内
2.つゆのあとさき
3.飛梅
4.きみのふるさと
5.思い出はゆりかご
B面
6.セロ弾きのゴーシュ
7.もうひとつの雨やどり
8.吸殻の風景
9.桃花源
10.晩鐘