NPO法人「Team ちいさな足あと」

NPO法人『Team ちいさな足あと』は岡山で、捨てられたり虐待を受けた犬猫たちの保護、治療、里親探しを行っています。

おこげくんのご報告 と 入院費募金のお願い

2013年08月27日 | 治療中の子 こげ太郎くん(永眠しました)

おこげくんは今年1月に保護してから
里親予約会に参加する事なく里親希望の方が現れたラッキーにゃんこ。
里親さまのお宅にお届けした際に、まとめてご報告を…と思っていたのですが
未だ里親さまの元へお届け完了していません…。
保護時から順にご報告していきます。
長くなると思いますが最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

2013年1月19日 保護
我が家の庭に数日前から現れて、飼い猫とお話する黒猫がいました。
(我が家の猫は怒っていたんですが)
最初は怖がっていたけれど、とても人馴れした子で
それから毎日ご飯を食べにやってきて、庭で過ごすようになりました。
ある日、右脇の部分に触れた時に濡れた感触。
皮膚病かと思い、保護して病院へ。
皮膚病ではなく、それはパックリと開いた傷口でした。

保護した頃、以前当会より源ちゃんの里親さまになってくださった
Wさまに連絡する機会があり
黒猫の保護をお伝えしたところ「一度会ってみたい」とおっしゃっていただき
里親予約会会場にお越しいただきました。
キャリアじゃなければ、里親になる事を考えてくださるというお返事をいただき
「この子は何てラッキーな子なんだろう!」とすっごく嬉しかったのを覚えています。

2013年2月2日 去勢手術と縫合手術
去勢手術とあわせて、右脇の縫合手術をお願いしました。
まぁ、簡単に治るだろう、と皆が思っていたのですが
2日後には縫合部分がパックリと開きました。

その後、固定が難しく常に動く場所だけに、再手術の決心がつかず
なるべく動かないよう包帯でグルグル巻きにして、薬を飲む治療を選択しました。



2013.2.4
おこげくんには申し訳ないのですが
グルグル巻きな感じがかわいかったです。


包帯がゆるむので、2~3日に1度、巻き直しに通院です。
このまま、治って欲しい…
が、ある日突然、おこげくんの手先が1.5倍くらいに腫れ上がりました。



2013.2.19
わかりにくい写真ですが、向かって左の手が腫れています。


原因は包帯をひっぱった事で血流が悪くなったため。
あわてて包帯をとって
冷たくなってしまった手先を、両手で温めながら
このまま切断なんて事になったら、どうしよう…と
おこげくんに謝った事を覚えています。
腫れはすぐひきまして、何ともなかったのでホッとしました。
ですが、もう包帯グルグル作戦は使えません。

2013年2月27日 キャリアチェック
残念な事にエイズキャリアでした。
里親候補のWさま、以前当会より迎えていただいた源ちゃんも
エイズキャリアでした。
同じ病気の子…お断りされても不思議じゃありません。
ですが、Wさまは少しだけ考えて
それから、おこげくんの里親になります、と言ってくださいました。

この後、投薬だけで治療を長々と続けましたが
ほとんど変化もなく、完治しそうにないため、病院を変えてみる事にしました。

2013年5月3日 病院を変えて1度目の手術
病院を変えて再手術する事に。エリザベスカラー生活のスタートです。
脇の手術は何度も経験のある先生で、安心できます。
とても細かく縫ってくださっていて、これで治るんだ、と安心したのを覚えています。

ですが、5日目にして糸が切れ傷口が開きました。
先生もそんな経験がなく、驚かれていました。
再手術しようにも寄せる皮膚がないそうで
傷口を盛る塗り薬と飲み薬で治療する事になりました。

←クリックで拡大
2013.5.19
傷の写真。苦手な方はクリックしないでくださいね。


1ヶ月後、薬の効果がほとんどないため再手術する事になりました。

2013年6月19日 2度目の手術
今度こそ!と皆の願いを込めて再手術が行われましたが
やはり5日目くらいに傷が開きました…
おこげくんは、脇がかゆいのか、気になるのか
両脇を床につけて、ズリズリ動くという技を身につけて
そのせいで、縫った糸が切れたり、傷口が開いたりしていたようです…。


2013.6.19
自宅安静中だった頃。動き回るろろくんを見て目がまん丸になっています。


2013年6月24日 3度目の手術 入院



3度目の手術が行われ、今度は入院する事になりました。
6/29、30は先生が不在なため一時帰宅し、7/1から再入院しました。
先生、スタッフさんの厳しい監視のもと
何かあればすぐ対処していただける状況での治療です。
一部どうしてもつかない傷があり、その部分に皮膚移植が行われました。
エリザベスカラーをつけ、狭いケージで不自由なおこげくん。
完治すれば幸せな生活が約束されているのに
なかなか傷が治りません。


2013.8.3
←クリックで拡大
治療中。苦手な方はクリックしないでくださいね。


皮膚移植のために、背中部分の皮膚を切り取りました。


お見舞いの時は、大好きなブラッシングと耳そうじを。


先生もこんな治り方、見た事ないそうです。
唯一の救いは、先生いわく
「大変友好的な性格で、入院むき」なところ。
お見舞いに行っても、特に暴れる事や鳴く事もなく
狭いケージの中でも、それなりにノンビリ過ごしています。

先生は完治してエリザベスカラーがとれてから退院とお考えだったようですが
いくら性格の良いおこげくんでも
2ヶ月の入院は相当なストレスだと思います。
まだ完治していませんが、このまま自宅治療でもおそらく大丈夫だろうと
先生もおっしゃってくださいましたので
8月31日に退院予定です。
完治するまでエリザベスカラーでの生活は続きます。
塗り薬と飲み薬での治療は継続して行います。


←クリックで拡大
2013.8.10
2週間ちょっと前の傷口。苦手な方はクリックしないでくださいね。


2ヶ月という長期入院、これからも継続する治療で
たくさんのお金がかかります。
もし、ご協力いただけるなら1,000円でも2,000円でも
ご寄付いただけると、本当に助かります。
振込前でも後でも「おこげくん治療費」とメールでお知らせいただけましたら
そのご寄付はおこげくんの治療のために使わせていただきます。
もちろん、里親会会場でも受け付けさせていただきます。
どうか、よろしくお願いします。

そしてこの場を借りて、Wさま、お届け予定がどんどんのびてしまい
本当に申し訳ありません。
キャンセルされても仕方ないくらいお待ちいただいています。
先日はブログでご報告したとおり、入院費のご寄付までいただきました。
傷口に毛がはえないのも気にしないと言ってくださって
感謝の気持ちでいっぱいです…。
おこげくんをベストな状態でお届けできるよう
これからもケアし続けますので、もう少し(少しかなぁ)待っていてくださいね!

整理しながら書いたつもりですが、わかりにくかったり
誤字脱字があったら本当にごめんなさい。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

●おこげくん入院費募金(お振込の場合)
 ゆうちょ銀行
 記号 15470   番号 16048601
 口座名義 Team ちいさな足あと

 ※chiisana-ashiato@mail.goo.ne.jp 件名を「おこげくん治療費」として、
  振込日、お名前をお知らせください。

  里親予約会会場でも受け付けています。



おこげくんが、早く完治しますように!
応援よろしくお願いします。

にほんブログ村 犬ブログ 犬 里親募集へにほんブログ村
にほんブログ村 猫ブログ 猫 里親募集へにほんブログ村
人気ブログランキングへ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする