詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました

　生前、母が

「あの世と、この世は合わせ鏡」

と

言っていて

いつも笑顔でいるようにしていたら

何でもうまくいくようになる

と

泣き虫なワタシを諭していた

だから

時々のワタシは

泣きながら笑顔になる

不気味な顔をする

心で泣いて

顔は笑顔でいられる

お馬鹿な癖もある

昨日、

ちょっと物悲しくなるような出来事が起きてしまい

既に解決をしつつも

自分にも原因があるのだと

反省しながらいたところ

何年ぶりだろうか

母の妹で、ワタシの叔母から

電話をもらった

ワタシの住んでいる市街地が

豪雨でニュースに出たからと

心配の電話

「〇〇県といえば、Sちゃんよー」

と

いう叔母の言葉に嬉しく

有り難くも

ワタシの住む地区は被害がなかったことを

伝えた

叔父とも会話を楽しく交わし

叔母とも最近の色々を話し

ワタシはすっかりご機嫌になり

空を見ると、お天気にもなっていた

優しい叔母と叔父の声

言葉の数々全てが

天国の母からの便りのようだと

心が軽く、明るくなれた

そうすると

今度は

今朝方、夢で父と会えた

父が入院した病院へ

飛んで向かい

病室の扉をあけると

実家の父の寝室で

ベッドへ腰掛けた父が

大きく腕を広げて

ニーって笑顔でワタシを迎えてくれた

子供の頃のいつもの光景と

その頃に戻ったワタシが

父の腕の中に飛び込んでいって

抱きついて

目が覚めた

クヨクヨするワタシを

一瞬で笑い飛ばして

面白がる父を朝から思い出して

幸せな気持ちになった

あの世とこの世は

繋がってて

父も母も

ワタシにわかりやすい方法で

サインを送ってくれているんだと

思いたい

だからこそ

「詐欺に出会って、お父さんは天国へ行きました」

という

この話は

最後まできちんと

書き起こしきらねば

と

心あらたに

誓いを立て

また

当時にJUMPして

戻り

つづきの話をしよう

つづく