
豊岡駅前からレンタカーでコウノトリの郷公園へ 駅からは意外と近く、10分ちょっと走ったら公園につきました。
交通整理をしていたおじさんに「コウノトリはどこへ行けば見れるんですか?」尋ねると
「10時から餌やりが始まるよ。そこに行ったら見ることができるよ」。時間は、9時30分。もうすぐです。その餌やりの場所へ急いで向かいました。
その時、大きな鳥がこちらに近づいてきました。「あれがコウノトリでは⁈」「コウノトリだ‼」悠然と頭上を舞って通り過ぎていきました。
「わー、見れた、見れた!!」の大興奮。コウノトリは会館の屋根にとまりました。それから次々に飛来してきては、屋根に止まります。
「こんなに簡単に見ることができるとは」「なんで屋根に集まるの?」
それは、餌やりの時間を予知して、餌やりをお目当てに集まってくるのでした
餌場へ行くと、すでに餌を求めて多くのコウノトリがいました。「わー、たくさんいるよ。こんなに近くでコウノトリを見ることができるとは・・・・」
次々に集まって舞い降りてきます。
餌やりが始まりました。餌は冷凍魚でイワシ等の小魚とか。コウノトリは、大食漢で一日に400gは食べるとのこと。だから、自然界で生きていくには、餌となる魚やカエル等が十分にいないと生きていけないとの説明。係の人が、餌を池に投げ入れます。コウノトリは、長いくちばしを水中に突っ込んで、餌を探しながら上手に次々と食べていきます。
一斉に餌を食べ始めました 満足した鳥は、また、自分の住処に飛び立っていきました
公園で飼育しているコウノトリは5羽 この日は全部で30羽近くが集まってきていました。25羽ぐらいは、この近くでの野生のコウノトリ 近くで生活しながら、餌の時間には、このように集まってくるとのこと
豊岡市立コウノトリ文化館 コウノトリの歴史と現状の取り組みが説明してあります
餌場の近くにコウノトリの巣が展示されています 直径2mはあります。大きな巣です。コウノトリが羽を広げると2mになるとのこと。子育ては、夫婦で仲良くやるそうです
こちらは現在子育て中の巣 中はまだ卵でしょうか?
この写真は、文化館に展示してある写真です 川で作業している人の近くにコウノトリが餌を捕っています 昔はこのように豊岡市内いたるところにコウノトリがいたとのこと
1971年に絶滅 農薬による餌の減少等が多大なる悪影響をして絶滅してしまい、日本の空から野鳥のコウノトリの姿が消えてしまいました
1985年 ソビエト連邦(ハバロフスク地方)から野生の幼鳥6羽を受贈
1986年 飼育されていた豊岡盆地生まれの最後の一羽が死亡し、日本のコウノトリは絶滅
1989年 ハバロフスクから受贈のコウノトリにより、飼育下繁殖に成功(以後、毎年繁殖に成功)
1999年 兵庫県立コウノトリの郷公園開設
2005年 試験放鳥開始
2007年 野外での繁殖により、初めてヒナがふ化・巣立ち
以後 各地でふ化成功、2017年野外コウノトリ100羽到達
コウノトリを日本の空に再びの熱い思いと、たゆまぬ努力でコウノトリの再生が達成され、今も繁殖に向けての懸命の努力が続けられています
すっかりコウノトリの魅力に取りつかれました
関係者の方々のコウノトリへの熱い思いとたゆまぬ必死の取り組みを知ることができました
「また、必ず見に来るよ」と」コウノトリの郷公園をあとにしました。
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