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yaplog!から引っ越してきました。

【神奈川】箱根のマニアックスポット『元箱根石仏群』(バス停:六道地蔵)

2016-12-01 14:18:00 | 神奈川県
◆神奈川県もくじ◆


元箱根の石仏群


箱根の中でも、観光スポットの少なめで落ち着いた雰囲気の元箱根エリア。そこには石を削って造られた磨崖仏や石碑、お墓が点在しています。史跡ですが、かなりマニアックなラインナップです。

前回:
【神奈川】オープンテラスの足湯カフェ『Bakery&Table』(元箱根港)




≪以下レポート≫

2016/10/30(日)

元箱根港からバスに乗ります。相変わらず箱根フリーパス活躍中です。


石仏群は、バス停《六道地蔵》とバス停《曽我兄弟の墓》の間に点在しています。


元箱根港方面から行く場合、バス停《六道地蔵》で下車、石仏群を見ながらバス停《蘇兄曽我弟の墓》まで歩いていくのが良い感じです。


《六道地蔵》で下車。時刻は16:00。

誰もいません。

降りるとすぐに石仏群と歴史館という施設があるのですが、もう閉館しておりました。

営業時間は10:00~16:00まで。


屋外には点在するスポットを記した地図が。

いろいろあるのですが、全くわからない名前ばかり!これはかなりの歴史マニアじゃないとわからないのではないでしょうか。



精進池の脇を歩いていきます。

あまりにも静か。



八百比丘尼の墓

ぎりぎり知ってる名前!

八百比丘尼(やおびくに、はっぴゃくびくに)というのは、人魚の肉を食べて不老長寿となった女性のことです。尼となり、福井県の空印寺にて入定したと伝えられています。

※入定:断食して石室に籠り、お経を唱えながらミイラになる修行。即身仏。


日本各地に伝説の残る彼女のお墓が箱根にあるなんて。そもそも亡くなっているのでしょうか?もし不老長寿が本当なら、今も空印寺の岩の中で生きているのではないでしょうか。


ここで気になるのは「日本各地に伝説が残る」という点。不老長寿なら全国行脚も可能だったかもしれません。


しかし、複数の八百比丘尼が存在したことを示唆している可能性があります。

仮に複数存在したとして、なぜ複数になったのか勝手に考えてみよう!


『八百比丘尼という言葉が長生きしている人の代名詞となっていた』とかどうでしょう?これなら各地にいくらでも八百比丘尼が存在できます。


もしくは『八百比丘尼の名を借りて一儲けした人』なんて猜疑心に満ちた説も思いつきました。

「人魚の肉を食べて不老長寿となった」といえば、スピリチュアル商法だって大成功間違いなしでしょう。



………このペースで考察していくと最後までもちません。軽めにします。






地下道を通ります。



六道地蔵(元箱根磨崖仏)

大きさ3.2mの大きな地蔵菩薩があるのですが、、、

閉まってました。




応長地蔵を通りすぎると



宝篋印塔(多田満仲の墓)が立ちはだかる!



多田満仲って誰?

あの大妖怪酒呑童子を退治した源頼光!………の父・源満仲です




そしてこちらが二十五菩薩


岩にたくさんの菩薩が掘られています。

その数、全部で23体。


25菩薩なのに、23体?



残りは、車道の反対側。


地下道で車道をくぐり

東側へ。



こちらには3体います。

あれ、合計26体?

二十五菩薩といっても本当は26体なんだって。



最後は曽我兄弟の墓(五輪塔)

曽我兄弟って誰?


鎌倉時代に、殺された父親の仇討ちを成し遂げた兄弟だそうです。歌舞伎や浮世絵などでも取り上げられ、人気の演目だったとか。


気づいたのですが、この元箱根石仏群はほとんどが鎌倉時代のものだ!
マニアックなどと言ってしまいましたが、私がこのあたりの話を知らないだけで、もしかしたら有名人ばかりだったかもしれません。




そろそろ帰る時間。

バス停《曽我兄弟の墓》よりバスに乗って箱根湯本駅まで戻ります!


つづき:
【神奈川】箱根から新宿へ帰り道~フリーパスの効果検証~(箱根湯本駅)


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