待望の8巻!
7巻の感想。帯コメントには、
「本当に直球じゃないとダメなんだね」
とのこと。
成海唯との過去と家庭の都合から、双葉の事が気になっているものの、
双葉よりも唯といる事を選んだ洸。
そして、洸に選ばれなかった双葉に、真っ直ぐな爽やか系イケメン・冬馬がアタックする・・・!
というところ。
改めて、洸に想いを告げる双葉。
これで気持ちに区切りをつけるため、ということで再度こう告げる双葉が切ない・・・
その後の洸の心中も、いかなるものだったのか・・・というところですね。
そんな二人のやりとりは当然ながら周囲も気になる。中でも、
この小湊のセリフは凄く良かったですね。
「無理やり同調すんな。そういう楽の仕方すんな」
あえて唯と併せて一緒にいて・・・
そんな同調をすることで、彼女のためになる、そんな楽に逃げることを
双葉の事をフッた理由に、そして自分自身の本心を偽る理由にするなってことですね。
最初は何のことかわからない洸だけど、このセリフが徐々に聞いてきて・・・
一方、その間に変わろう!と前向きになる双葉と、
そんな彼女の変化に気づきながらもアタックを続ける冬馬。
都合よくふたりきりになった所での告白。
タイミング的には凄く良かったですね。
洸との関係を割りきって、変わろう!とおもったところなので。
そんな真っ直ぐな冬馬の想いに、徐々に双葉の心もほだされて・・・
というところだけど、そんな二人の間にちょいちょい洸が登場してくる。
貧血で倒れた洸を看病してくれる双葉。
「どうして私は洸を好きになったんだろう
洸じゃない誰かを好きになる日はくるのかな」
という独白がたまらなくも切なく、それでいて前を向き続けようとする
健気な双葉の心が、もう~全女性読者共感しまくり、といったところではないでしょうか。
そんな双葉の看病が実に落ち着いた、という洸は小湊に少しづつ打ち明け始める。
そうして、ついに成海と改めてちゃんと話そう。
そう決めた矢先に、双葉と何かしら二人で会う機会が出来、そして・・・
心が徐々に前に進み始めていた二人の絶妙なすれ違い。
こういう切ないすれ違いは少女漫画のお約束とはいえ、タイミングがまた素晴らしい・・・!
成海と話をつけようとする洸、そしてそんな事はつゆ知らず、冬馬の誘いに応じて
出かける約束をしてしまう双葉・・・
果たして彼らの関係はどうなってしまうのか・・・?!
と言うところで8巻は完結します。
恐らく、洸の方は上手い事話をつけそうだけど、
双葉の方は冬馬に流されてしまう?それとも・・・?!
というところが気になって仕方ありません。
9巻がいまから本当に楽しみです・・・!!