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すばらしき笛奏者と旅をともに 2023年秋 (11月編)

10月後半は津軽笛の佐藤ぶん太さんとの「津軽の笛とフラメンコギターの世界」で巡りましたが、11月もまた、素晴らしい笛奏者の方々と旅をさせていただきました。※10月編はこちら

11月3日(金) 茨城・結城 ケーナ奏者Renコンサート
Renさんのオータムツアー「音つむぎの旅」最終公演で茨城県結城市へ。名産の結城紬の蔵を改装したスペースでのコンサートに参加しました。ギターの犬伏青畝さん(せいほさんなのでニックネームはホセさん)と久しぶりに共演しました。

Renくんとホセさんは筑波大学サークルの先輩後輩、そしてホセさんは愛媛県出身で私も20年近く共演してきたご縁があります。RenくんのCDレコーディング&前後のライブ以来となる愛媛ツインギターが本当に気持ち良かったです。


11/3 結城 楽屋にて

このツアーは10月~11月にかけて北関東3県で6公演開催。チームRenから1~3名がサポートメンバーとして参加、私は10月9日(月)の足利公演と結城の2公演に出演しました。ちなみにRenくんのデビュー15周年公演に続き、今回のツアータイトルも担当しました。ツアーを主催したオフィス マミの高橋さん、いつも楽しい空間で応援にかけつけたファンや生徒のみなさんからもたくさん声をかけていただきありがとうございます!


11月11日(土) 大分・宇佐 Bamboo fluteの響宴
大分県宇佐市安心院(あじむ)で開催されたコンサート「バンブーフルートの響宴」にサンポーニャ・ケーナ奏者岡田浩安さんのデュオで出演しました。主催の「stirngs」糸永伸哉さんが企画を立ち上げて以来、笛作りのワークショップや交流イベントを開催、このコンサートに向けて準備をされていたそうで、コンサート当日は当初の予想を大きく上回る来場者数だったそうです。


会場の宇佐市安心院地域複合支所(旧:安心院町役場)

コンサートに先立って、さまざまな伝承が残る安心院地域について、そしてこれまでの取り組みを糸永さんがスライドで紹介。そして地元で活動する「アマンの竹笛」のお2方と「ウタウアシブエデュオ」のジョイント型式で進行していきます。最後は関係者の方々が楽器をもって全員でセッション。とても心温まる空間で演奏することができました。



撮影:下郡キコさん

実は岡田さんと糸永さんとは30年近くのご縁があるそうで、今年の再会から話が一気に進んでコンサートが実現。私も思い出を追体験させていただき感謝です。

撮影:糸永伸哉さん

宇佐にはパワースポットがいっぱい。コンサート前後には神社やビュースポットを堪能。翌日には宇佐神宮にも連れていっていただきました。


11月25日(土) 兵庫・姫路 佐藤ぶん太公演
10月のツアーでご一緒した津軽笛奏者の佐藤ぶん太さんの公演に参加するため姫路へ。関東からパーカッション奏者の熊本比呂志さんも到着しました。



前日の夜のリハでは地元の生徒さんグループ、その名も「ぶんぶん播磨」のみなさんと一緒に練習



当日の会場は「イーグレひめじ」内にある多目的ホール。ちなみにリハも本番の会場もそれぞれ姫路城に隣接していて、演奏会場の建物のラインも姫路城の石垣とシンクロしています。


当日モーニング打ち合わせ

プログラムは前月のツアーに近い構成で、熊本くんにとっては初演の曲がいっぱい。それでも開始数秒で世界観を構築するのはさすが、トリオとしても13年の積み重ねは大きいです。思い切り行ける安心感がありました。それにしてもツアーファイナル感がすごいです。

最後は「ぶんぶん播磨」のみなさんと祭り囃子で盛り上がりました。事務局の宮口さんはじめ関係者のみなさんに大変お世話になりました。ありがとうございます!公演からの打ち上げも熱かったです。


このコンサートでは愛知で共演した原まみこさんがかけつけてくれました


11月26日(日) 山口・周南 松村寧 音色の風景
朝早く起きて姫路から山口県の周南市徳山へ車移動。関東の方にはイメージしにくいと思いますが、けっこう遠いです…新横浜~名古屋または大宮~仙台くらいの距離感でしょうか…しかも途中通行止めとか濃霧で迂回もあったものの、なんとかリハに間に合いました…。基本的には新幹線移動がおすすめですが、実はぶん太さんたちも一緒だったので楽しい道中でした。

というのもこの日の公演の主催・主演は篠笛奏者の松村寧さん。1年前には現在の師匠でもあるぶん太さんの公演を主催してくださっていて、ぶん太さんの提案もあり今回は寧さんの単独公演に。私は共演者として、ぶん太さんは見届け人として参加という流れです。

当日遠くからはるばるという感じではありますが、寧さんには10月のツアーの愛媛・香川公演で手伝っていただいていて、私もオンラインでの打ち合わせと、先日の大分の帰りに山口に寄ってリハーサルをみっちりしていたので、まったく不安はありませんでした。スタッフとして篠笛教室の生徒さんや音響・照明の方も前年と同じメンバーで安心感があります。

このコンサートのテーマは「列車に乗って笛とギターで巡る旅」。全国各地をテーマにした作品、さらに南米にも行ったり来たりしました。寧さんは役者もされているので1人芝居と演奏という企画もあってもりだくさん。ちなみに芝居の場面では私も「釣れない釣り人」というモブ役をしました。それにしても発声がすごいです。その声がそのまま笛の音色として込められて、「言いだしっぺ」のぶん太さんが一番驚くほどパワーアップしたステージとなりました。

笛仲間のみなさんも多くかけつけた舞台、2年続けてすてきな瞬間に立ち会う機会をいただきました。公演成功おめでとうございます!


※記事と写真の一部はSNSより転載しています



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