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3月前半レポート

2月から続く長いスケジュールもちょっと一息。でもここであまり休んだらまた風邪をひきそうなので…そろそろ立ち上がらないと。長すぎですみませんが、よかったら…。

3/2(金) @魚津・新川文化ホール

1日の前乗りの移動ではいろいろありすぎて…ネタバレ恐縮ですが、おひとりさま予定の新幹線に乗れなかったり、リーダーが一時切符をなくしたり、それが一段落したところで、地元出身のコーディネーターと早くも車内で飲んでいたところ、実は彼が魚津駅から運転してくれる予定だったことが発覚、家族の方に迎えに来てもらい、そのご家族にいきなり温泉に連れてっていただいたり、演奏前なのにたくさんごちそうになって…当日朝の時点でもう半分終わってしまったような心持ち。

ところがどっこい、前夜のことがある意味、リハ以上に効きました。DAIJITOさんとビブラビトリオの演奏は、流れること立山の水のごとく、波打つこと日本海のごとく、脂ののること寒ブリのごとく、鋭きことカニの爪のごとし、となったかも。

後でいただいたコンサートのDVDはもう宣材にしたいくらいです。主催者・スタッフの方…いやー「地元力」にお世話になりました。一方でこのところ自分のライブをやっていないツケもちょっとあり…。やっぱりやらないといけないな。

3/5(月)@虎ノ門パストラル

富山から戻った3日と翌4日と、DAIJITOさんと赤坂でのイベント。そして急遽この日は、ボリビアのモラレス大統領来日記念の晩餐会にDAIJITOさんが呼ばれた縁で、一緒に演奏してきました。

しかしこの日は大荒れの天気。モラレス氏が成田に到着してその足でという予定がもろに反映して、2時間半も遅れて到着。それでも会場は大歓迎。スピーチの冒頭では「遅くなってすみません」、そしてすぐにその場の人たちの中にとけこんでしまう。これがこの人のカリスマ性なのかもしれない。

アトラクションでは自分たちを含む、ボリビアにゆかりのある4つのユニットが、演奏や踊りを披露。大統領を近くで見ると大きくてびっくり。握手までさせてもらったんだけど、労働をしている手だと思った。

3/8(木)@大塚 BAR OWL

6、7とリハ、そして8日には大塚でゲスト出演のライブでした。バーカウンターの中というなかなかレアなスペースでの演奏で、僕の真後ろにはスコッチが並んでいました。フルート2本とギターで楽しいライブでしたよ。

共演のmihoさんはゴスペルもやっていて、この日はそのお仲間がたくさんみえていました。コーラスの楽しさは僕も高校時代にちょっと経験しているので…話を聞いてたらやってみたくなっちゃった。体験レッスン検討中。

3/9(金)@新宿文化センター~広尾 サムラート

9日の昼、アクースティカで一緒に弾いているエドガーが通っている日本語学校のスピーチコンテストでのアトラクション。先生にダメ出しされそうな説明ですみません。

外で聞いていると、確かにみなさん流暢な日本語。控室に待機しているエドガーの日本語も完璧だし、すごいものです。しかしスピーチが終わると拍手、すごい歓声、指笛。とたんに日本じゃなくなりました。

ネッロさんと僕はスピーチ用の短いマイクを床置きというちからわざ。なんとかもちました。やっぱりエドガーはこの学校でもスター。こちらもちょっと恩恵を受けつつ、後にします。

夜は広尾サムラート。インド料理店での演奏もすっかり恒例。小川紀美代さんとのドゥオもどんどんいい感じになってきています。

チャージがないというのも、都内では珍しいスポット。お客さんにも飲食代だけで聴いていただけるし、出演者も、自分たちを知らないお客さんの前で演奏できるチャンス。ただその反面、ライブ目的でなく、演奏中に大声でしゃべったり、曲の途中でお帰りになるお客さんも多いというリスクもある。

東京のライブチャージはとにかく高いんだけど、演奏空間がそれに守られているのも事実。そのあたり小川さんともよく話すんだけど、出演者にとってはむずかしいところ。ここにある環境で、できるだけ自然な形で、いかに聴いてもらえるかという雰囲気作り。これも勉強です。

3/11(日) @桐生市民文化会館

アルパ奏者の芝崎早智子さんのユニットで演奏。僕は別移動で、いつも路線図で見ているけど行ったことがなかった「新桐生」まで東武の「りょうもう」で1時間。朝はあいにくの雨だけど、赤城山麓から湧き立つ雲が美しい。

ランチタイム・コンサートということで、開演は昼12時から。芝崎さん、岡田浩安さんと僕のトリオで第一部、パンフルートの大束晋さんとピアノの小久保路子さんが第二部で、最後にみんなで1曲。

ロビーに出たら、フォルクローレ関係の方がたくさんみえていたのですが、僕が子どものころから知っている方もいてびっくり。長く音楽やっていてよかったと思える瞬間でもあります。おかげさまでこんなに大きくなりました…。すっかり晴れた空で、シエスタ気分。

3/14(水) @土呂 三本松

六弦ベースの重廣誠さんと、土呂の「三本松」でのライブ。なんと僕にとっては活動をはじめた1999年以降、さいたま市(旧・大宮・与野・浦和・岩槻)で初めての演奏。

前回久喜でご一緒したときは全曲即興というすごいプログラムだったのですが、今回は1曲のみ。重廣さんのオリジナル曲、僕のソロ、スタンダード曲のセッションと、ベースとギターで、ゆるやかきっちりなサウンドにいい感じでまとまりました。21日には富成千之さんとのトリオで那須、30日には浦和でもご一緒するので楽しみです。

3/16(金) @六本木 ノチェーロ

この日は八木啓代さんとのライブ。歌の世界をギターだけで表現するのは本当に勉強になります。今回も中南米各国の音楽をとびまわってきました。

僕は中南米音楽を聴くことに関しては、アルゼンチンとボリビア「だけ」からのスタートだったので、最初はメキシコやキューバの音楽は同じように聴こえてしまっていたんだけど、そのうちそれぞれの微妙な違いに気づき、戸惑い、驚き、とうとう「微妙な違い」が「ものすごい大きな違い」になっちゃったりして楽しいです。そのうち、「どこどこの誰々のいつごろのスタイル」とかを聴き分けられるようになれるかも。

3/17(土)@新横浜 スペースオルタ

岡田浩安さんのスペシャルライブ。2月に水戸で山本恭久さんとのトリオで演奏した時もすごく楽しかったけど、大編成ならではの魅力もたっぷりあります。鬼武みゆきさんのピアノは美しく、早川哲也さんのベースはさすが。渡辺大輔さんのケーナいい響きです。ゲストの河井英里さんのボーカルに自分の演奏を忘れそうになりながらも、幸せな時間でした。

スタッフの方も、知り合いの方が多くて安心。そしてあらためてみなさんのすごさを実感。朝から晩まで楽しんでしまいました。ありがとうございます!

一気にまとめて書いてしまいましたが、やっぱり今の僕はすごく恵まれた環境で活動させてもらっていると思います。もう何度でも感謝。明日からまたがんばります。

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