春にやってたドラマの原作本です。
私はドラマは初回しか観ませんでした。
道尾秀介が原作って聞いてたので「さぞおもしろかろう」と観てみたのですが、全くおもしろくないので観るのをやめちゃったんです。
で、原作本を読んだのですが、驚きました。
ここまで全く別物とは!!
まず原作ではほぼ主人公である「弥生」がドラマにいない。
ここでもうドラマの方向性を見失ってしまったんでしょうね。
ドラマが始まる前にネットで「キムタクドラマ、綾瀬はるかにオファーするも断られる」というのを見た気がするんですが、確かに綾瀬はるか=弥生って感じするものなぁ。
上戸彩でも良かったかも?
「蓮介」は本を読んでる間、ずっとキムタクのイメージで読んでました。
これは合ってると思います。
道尾さんがあとがきで「テレビ局側から舞台となる場所(これは上海ってとこかな?)、登場人物、彼らの背景にあるもの、ストーリーに対し、希望や制約があった」と書かれているので、もしかしたらキムタクをイメージして描かれたものなのかもしれませんね。
道尾さんの原作本はラブストーリーとして単純におもしろかったです。
道尾さんらしくない展開の本ですが、それはドラマの制約があったからなんでしょう。
連続ドラマっぽい展開が本の中で繰り広げられていて、まさに月9ドラマらしい本でした。
気になったのは「シュウメイが台湾人なのに上海で働いていた理由」が描かれていなかったこと。
これも制約のひとつだったのでしょうか?