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サンバースト・レスポール・サウンドを聴けるCD~その5~

2010年01月09日 | サンバースト・レスポール・サウンド CD

『Super Session』  Mike Bloomfield

Super_s

今はBlu-spec CDバージョンをもっとります。Mike Bloomfieldの音源としては『Fillmore East-The Lost Tapes』に続いての登場となりました。そんだけこの人の音はいい! しかも貴重ということで。

『Albert's Shuffle』

 シカゴ・スタイルの流麗なリード・プレイを堪能できる曲。 音のほうは、煌びやかながら、やや「ペチペチ」感のあるウォームなクランチ・サウンド。 けっこう粘りケもあります。 そして、05:30すぎあたりからマイクのテンションもトップギアに入り、Tone、Volをアップ。 煌びやかな太めのリア・クランチ・サウンドがええです。

『Stop』

 いきなり、これぞフェンダー・アンプを使ったクリーン・サウンド!というカッティングで幕を開けると、すぐさま、テンション・アゲアゲ。 クランチさせたリアでカッコええフレーズをビシバシきめます。 エッジも鋭く、なんちゅうー煌びやかさ~~。 ここらあたりは、フェンダー・アンプ・サウンドとしては、けっこう太め。 01:50くらいからToneを絞り、「ブリブリ」したブルームフィールド流ウーマン・トーンによるファンキーなバッキング。 かっちょええ! 03:00すぎからToneをふたたびアップ(アップする音がまんま収められてます)。 その後は、エッジのたったクランチと、「ブリブリ」トーンを織り交ぜながら、静かにエンディング。 もっと聴かせてくれや。 

『His Holy Modal Majesty』

 オープニングから02:00あたりまで、他では決して聴くことのできない「チリチリ、シャリシャリ」したサンバースト・レスポールのクリーン・サウンド。 その後は、ピッキングによりクランチする程度のファンキーなカッティング・プレイが続き、03:00くらいから「チリチリ、キラキラ」トッピング付の流麗なリード・プレイ。 05:30くらいからのフロントを使った膨らんでいくとこをブッタ切るカッティングが、またまた堪らん。 そして、フィード・バックなんぞチョイとかましたと思ったら、最後はこれ以上ない”素”の音で、エキゾティックなエンディング。こりゃ驚いた。

『Really』

 『His Holy~』の興奮冷め上がらぬまま、同じサウンド/トーンでシカゴ・スタイルのスロー・ナンバーへ流れ込みます。

『Blues for Nothing』

 '03再販時のボーナス・トラック。 実はこのアルバムのなかでは、この曲が一番、阿呆烏の好みの音です。 中音域寄りの程よい太さ、粘りのあるウォームな音で静かにスタート。 時折、ピーキーな超高域倍音を纏わりながら徐々に感情は盛り上がっていき、01:10すぎに激しく泣き叫ぶ。 そして、02:00に「なにをあんなに取り乱しとったんや...?」と我に返り、02:30すぎには、これぞサンバースト・レスポールのフロント・ドライブ・サウンドの醍醐味!という倍音豊かな高笑い。 そして1:40すぎには、毎回ハッとさせられるクラプトン・JTMっぽいドライブ咆哮が。 ボーナス・トラックにはもったいない名演・極上の音。

『Fat Grey Cloud』

一部まんまAlbert Kingのフレーズが聴けます(笑)。 ライブ録りらしいリヴァーブの聴いたサンバースト・レスポール・サウンド。 こういう音もいいです。 エンディングはファズを使ってるのかな。

♪サウンド : ほどよい粘りに、ほどよい渇き

♪トーン : とても明るく、ウォーム

♪音域 : 中~高音寄りで軽やか

♪太さ : タイト~中太

♪歪み : チリチリ、シャリシャリ、キラキラしたエッジのある歪み

      けっこうジャリジャリしてるパートも

♪その他 : はっきり言ってフェンダー・アンプの音ですな。それだけPAFが

       ハイファイなピックアップだということがよく分かります。

Mb_2

※写真はwww.mikebloomfield.comから引用させていただきました。けっしてレスポールを弾くアンドレ・ザ・ジャイアントではござーせん。


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