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サンバースト・レスポール・サウンドを聴けるCD~その9~

2011年06月11日 | サンバースト・レスポール・サウンド CD

「漢は黙って、アンプ直!だろ?」

『One More From The Roard』 / Lynyrd Skynyrd

Onemorefromtheroad

「漢」

「骨太なRock」

 といえば、サザン・ロックを代表するこのバンドLynyrd Skynyrd。 オープニングからエンディングまで一気に駆け抜ける爽快感と一体感。 やっぱ、めちゃカッコええ! 今は、Deluxe Edition版を持っとりますが、原音より、Tom Dowd老師の手によるクリーミーな音仕上げと、デジタル・リマスター後は、レンジが広く、歪みはキレイになってしまっている気がします。

Les Paul & Peavey MACE Amp

 Skynyrd Burst持ってたくらいですから、Gary Rossingtonは大好きやし、彼の1959 Les Paulはサンバースト・レスポール・サウンドのど真ん中!て具合でしたなぁ。 でも、あくまでバンド・アンサンブルの1パート。 3人のギタリストのうちの一人、に徹していたことが、この人の凄いとこ。 長いソロを弾きまくるわけでもなく...ボリュームをやたらデカくするわけでもなく...まあ~当時の他のレスポール使いほどのテクニックや個性をもってなかったから、しゃーないのかぁ。

 スライドで美しいメロディーを奏でる名曲『Free Bird』は、残念ながら(?)SG使用。 他のほぼ全曲で使用していた1959 Les Paulの音は、ってぇ~と、中音域が全面に出るAllen ColllinsのエクスポローラーやSteve Gainesのカスタムに比べ、ハードロック・メイプル+ホンジュラス・マホのスタンダードらしさがよく表れてます。 同じく中音域が豊かながら、突き抜ける超高音と、重苦しさのない締まった低音、そしてお約束の”PAFの粘り”が共存してます。 そのへんは、『Saturday Night Special』で聴くことができまっせ。

 さすが”漢”Gary! ライブ中は、音の大小調節のときVol.を触る程度で、クランチ~ちょいとドライブしたサウンドを貫きます。 特徴というか、気になるとこは、ドライブ時、アンプ直の割には、オーバー・ドライブを薄く効かせて、ワウ・ペダルをちょい踏みしたような、上ずったサウンドを発すること。 まさか、”漢”がギターとアンプの間になんか噛ますよな、野暮なことはしませんでしょー。 ライブ映像見ても、足元はクリーン。 Peaveyアンプとの組み合わせの特徴なんすかね。

♪サウンド : 標準的なサンバースト・レスポールのクランチ~ドライブ・サウンド

♪トーン : ブライト

♪音域 : 中音域豊か。

♪太さ : 中太

♪歪み : 中くらいの歪みの粒サイズ

 余談ながら、阿呆烏とサザン・ロックとの最初の出会いは、ガキのころの全日中継。 そう”人間魚雷”テリー・ゴディのタッグ・ユニット”The Fabulous Freebirds"の入場曲として流れた『Free Bird』。 『Free Bird』の美しいメロディーと、南部の荒くれレスラーを演じる彼ら...特にマイケル・ヘイズ!...の悲哀にブルースを感じたものでした。


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