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サンバースト・レスポール・サウンドを聴けるCD~その11~

2011年08月05日 | サンバースト・レスポール・サウンド CD

「拝啓 ブルースの伝道師様...」

『Long Cold Winter』 / Cinderella

Longcoldwinter_2 

 初の’80年代の音源です。 最初に断っときますが、みなさんヒクくらい、思い入れ熱いですっ。 たぶん。

 Tom Keifer...だれや? ってぇ?

 アレは厚生会館中ホールやったか、フェスティバル・ホールやったか。 後にも先にも、目の前でサンバースト・レスポール(The Beauty of the Burstにも登場するハニーバーストのアレ。)の音を聴かせてくれた天上天下唯一の漢であり、阿呆烏にとってのブルースの伝道師。 

オリジナルの『Long Cold Winter』に、

『Galaxy Blues』、

『Rock Me Baby』、

『Bring it on Home』...

ブルース愛溢れる歌いっぷりと、ギター・プレイは今でもしっかりとここに焼き付いてまっせい。

 それまで、ハノイ・ロックスや、ストゥージズ、ピストルズに単調ハードロックばっか演ってた、ひよっこ阿呆烏は、このアルバム収録の

『Bad Seamstress Blues』によって、オープンDのデルタ・ブルースを、

『Long Cold Winter』によって、ブルース・ペンタを、

『Take Me Back』によって、オープン・チューニングのスライド・プレイの愉しさを、

教えられたんですわ。 阿呆烏の自然とでてくるフレーズや指グセには、Claptonと同じくらい影響を受けてますわ。 

 '80年代、大ブームとなり夢中でMTVに噛りついてたヘビメタも、今じゃ、微笑ましい懐メロへと総崩れのなか、このアルバムは、Guns 'n Rosesの1stや、初期Whitesnakeのアルバムのように、この歳になってもシラケることなく、聴くことのできるバリバリの現役。 アタマからケツまで漢気溢れるブルージーな佳曲揃いですが、何曲かピックアップ。

『Bad Seamstress Blues / Fallin' Apart at the Seams』

ZZ Topの『Brown Sugar』と同じく、阿呆烏が選ぶカッチョよいイントロTop10入り確実な曲。 シンプルなソロもカッチョよい。

『Don't Know What You Got (Till It's Gone)』

阿呆烏が選ぶ名曲バラードTop10入り確実な美曲にして、名演ギターソロTop20入り確実な曲。 伸びやかなサンバースト・レスポール・サウンドで奏でられる美しいギター・ソロは、無駄な音が一音もない、良い意味で計算された教本のようなスコア。

『Second Wind』

「ギュ、キッ、キッ、キッ、キッ、キッ、キッ、キッ、キュリリ~~」 スリリングやねぇ~。

『Long Cold Winter』

'80年代のハード・スロー・ブルース・チューン。 ヘビメタ・シーンを生き残った数少ない現役サンバースト・レスポールの貴重な音源。 大出力マーシャル・アンプにペダルによる空間エフェクトと粘るディストーション。

『If You Don't Like It』

こんなカッチョよい曲を作れるミュージシャンが他に何人いるのやら。

『Coming Home』

12弦アコースティック・ギターの響きがよいフォークな曲。 Janis JoplinとBon Scottを足して割ったようなハイトーン・ヴォイスもよいが、素な高さの歌いっぷりも漢だねぇ~。 他の曲もそーだが、バンド名と相反する漢気溢れる歌詞を書くんだよねぇ。

『Take Me Back』

オープンAのスライドで、肩の力抜いた陽気なロックで締めくくり。

この機会にブログのタイトルを変えてみたぜぃ。

  


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