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宮原猛の”歯”から”全身へ”、”全身”から”宇宙”へ!

歯の問題は「病気」ではありません。ただの「信号」です。
歯の治療は「治療」ではありません。ただの「修理」です。

お医者さんTV

氷山の一角

2013年07月12日 | 予防

 

連日の暑さに耐えられず付けたタイトルではありません。

 

もうすでに皆さんご存じのニュースだと思いますが・・・。

 

<降圧剤不正>大学の任意調査に限界 疑惑の解明なお遠く

毎日新聞 7月12日(金)0時25分配信

 

降圧剤バルサンルタンの臨床試験を巡る動き=2013年7月12日

 バルサルタンは昨年度、日本で最も売れた医療用医薬品で、1083億円を売り上げた。これは保険料として国民が負担してきたのに、売り上げを支えた論文の正当性は失われた。ノバルティスファーマには説明責任が求められる。

どう考えても、たまたま起こった稀な事例ではないでしょう。


この例から「医療」「薬学」を否定するものではありませんが、


少なくともTPP云々を議論する前に、そもそも保険医療制度自体について


考え直す必要があると思うのは行きすぎでしょうか?


病院の先生の手前、薬をもらうだけもらっといて帰ったら半分捨ててる、とか


人にあげてる、とかそういう話を患者さんから良く聞きます。


お年寄りや公的補助を受けてる方たちは負担金0、或いはごくわずかですから


罪悪感なんてほとんどないと思いますが、


年配の方であればあるほど、もっと視野を広く、国民全体の事を考えていただきたい。


政治家や官僚の批判はあると思いますが、社会や若者に生きざまを見せると言う意味で


もっと言動に気をつけてほしいと思うのです。


ブログを始めたころ、「老いの才覚」という本について書いたことがあります。


年配の方には敬意を感じる部分がもちろん大きいですが、


信号無視や公共の場での立ち振る舞いを見るにつけ、がっかりすることもまた多々あります。


若かろうが年寄りだろうが、健常者(この言い方好きではありませんが、お許しください)だろうが


ハンデをお持ちの方(これも好きではありません、ごめんなさい)だろうが、


専業主婦だろうが、経営者だろうが、はっきり言って何も関係ないと思います。


自分に必要なことかどうか、自分が本当にやるべきことかどうか、


その辺を考えれば、組織をあげてのこんなことにはなるはずないのですけど。


一般紙面に出る部分は限られていますが、


医療専門情報源(患者さんや国民に積極的に見せられない?もの)には、


毎日にように大小さまざまな事件事故がでています。


それさえも氷山の一角だと思いますが。



前にも書きました、くどいけどまた書きます。



医療・歯科医療に100%はありません。

そもそも、何をもって100とするのか、



それはおのおの。あなた次第です。







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インフォームドコンセント

2013年07月09日 | 歯医者の主張

インフォームドコンセント、皆さん、病院でどのくらい実感してますか?

 

治療法の選択」という時点で、医療の側からの選択肢しか与えられないことがほとんどです。

「医療側から」・・・つまり「病気は悪いもの、良くないもの」「早く消しさるべきもの」という前提でのものです。

 

日本に「インフォーフムドコンセント」の概念を紹介した医師の見解があります。

http://www.medsafe.net/contents/special/23bai.html

きっと、伝わってきたときの本来の意味だと思います。

 

しかしこの国では、「医療」と「診療報酬を伴う医療行為」とは、いつしか全く別物になってしまったようです。

 

そもそも「医療」とは、いや、正確に言うと「現代の日本の医療」とは、



その症状を無くすことを治療と考えています。



先日のアンジーの話題なんかは「予防的治療」という訳のわからないものですから、



それはさておき・・・。



虫歯だったら「削って埋めるのが当然だから、どんな詰めものにするか?」

 

癌だったら「転移しないうちに無くさないといけないから抗がん剤か放射線科オペか?」

 

僕だったら、「手をつけないで大きくならないようにするにはどうしたらいいか?」

を付け加えてほしいのです。

 

手をつけずに大きくならないようにするには、

 

その原因を的確につかめて消すことができれば良いわけですが、

 

その選択肢がない、ということは、その方法を教えてくれない、ということ。

 

つまり原因は解らないということです。

 

或いは知ってるけど教えない。

 

だって、治療しなくて良くなったら医療として成り立たなくなるわけですね。

 

順序よく考えたら誰にだってわかります。

 

つまり、悪いところを作ってきてくれて、本当の原因を教えない、追求しない、

 

そして完全に治らない程度に治療する。

 

医療ってそういうしくみになっているんですね。

 

「環境汚染、食の安全、社会のストレス、化学薬品・添加物」+「医療」(+教育も)

これがどうやらワンセットになっているようです。

 

マッチポンプの仕組みを知って、このシステムに巻き込まれないようにして欲しい、という思いです。

 

できるだけ「患者」にならない方が、時間もお金もかからず自分らしく生きていけるような気がします。




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後半戦スタート

2013年07月02日 | 予防

今月のテーマはこれ。



自律神経とは良く耳にする言葉だと思います。

全身と関係があることは容易に想像がつくでしょうが、

 

全身と関係があるということは、当然歯にも関係があります。

ごく当たり前の話しで恐縮です。

虫歯は、色々なことの「結果」です。

更に、それを削って差し歯にするなんて話しは、対症療法の端の端の「作業」です。

ホントにやることは、「虫歯作業」とは縁遠いことです。

「結果」だけに一生懸命になって「作業」だけを繰り返しても

 

歯医者がもうかるだけの話です。

もっとも、最近は歯医者も儲かりませんよ。ずいぶん前から。

 

大切にしてほしいのは「歯医者の収入」ではなく、あなたの「歯」であり「からだ」であり

「あなた自身」です。





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