goo blog サービス終了のお知らせ 

宮原猛の”歯”から”全身へ”、”全身”から”宇宙”へ!

歯の問題は「病気」ではありません。ただの「信号」です。
歯の治療は「治療」ではありません。ただの「修理」です。

お医者さんTV

11月ももう終わり・・・

2013年11月29日 | 人生

今年もあと1カ月。

 

ボンヤリ学校に行って

 

ボンヤリ勉強して

 

食べたいものを食べて

 

なんとなく仕事して

 

なんとなく給料をもらって

 

ボンヤリ家族と会話して

 

時期が来て結婚して

 

なんとなく子供をつくり

 

いつの間にか家族が増え

 

月に1度病院に検査に行き

 

真剣に考えてこなかった「死」に直面し恐怖に駆られ

 

自分の人生を振り返ることも出来ず息絶える・・・

 

そんな人生だけは死んでもいやだ・・・と

 

考えてみたりもする。

 

人生は何度でも仕切り直しは出来るけど

 

あの時、あの瞬間には戻ることは出来ない。

 

虫歯・歯の治療と似てるかもな・・・。



奥さんや子供とはそんな話、いっつもしてるけど

 

他の家族ってどうなんだろ?

 

数年前、子供が

 

「僕が20歳になったら、とうさんは55歳

 

40歳になったらとうさんは75歳やね」

 

というので、

 

「わからんよ、とうさん、もう死んどるかもしれんし」

 

と当然の感覚で答えたら

 

「え!?とうさん死ぬと?」と

 

涙をうかべてやがった。

 

人間とは、動物とは、生きるとはそういうことだ。

 

健康に気をつけても明日死ぬかもしれない、と

 

そんな話を小さい頃からしておくべきだと思う。

 

だから僕は、そんな子供や奥さんと真剣に向き合う毎日を

 

送っていきたいと思う。

 

子供に同じように大切な人が出来た時、

 

悔いのないように、同じように真剣に向き合ってほしいから。




ブログランキングに参加しています。

今年もたくさんのポチッと、ありがとうございました土下座

 




ミュージシャンに学ぶ

2011年03月02日 | 人生

     実は私、音楽結構好きです。

   アメブロのほうではプライベートのブログも持っていまして、

   音楽と子供のことを綴っています。

   (捜さないでください。たぶん捜せないと思います。)

   

    ところで皆さん、忌野清志郎さんご存じですか?。

   RCサクセションのです。亡くなったあの、です。

   ”タイマーズ”なる過激なバンドで活動していた時期もあり、

   反戦、反原発を歌って放送禁止になったり、

   その出来事を更にまた歌にしてみたり、

   大学時代、私も観に行きましたけど。

   くるめの~  人はいい人~

      だけどくるめには~  二度とくるめ~  とか歌ってました 

       

   亡くなってしばらくして、

   ある新聞に過去のインタビューを振り返るコラムが載っていました。

   

   記者:「清志郎さんは音楽で世界を変えようとしましたよね。」

   清志郎:「うん、でも音楽で世界なんか変わらないよ。 

         でもやり続けることが大事だと思う。

         自分が生きてる間には変わらないだろうけど・・・。」

 

   以下はよく覚えてないのですいません。

   音楽で世界を揺さぶったジョン・レノンを敬愛している

   清志郎から出た言葉だったので、

   とても深いなあ、と思った記憶があります。

   自分が正しいと思ってやったことを、

   子供とか、他の誰かが見て感銘を受けて受け継いでいく。

   そのまた子供が・・・。なんか、いいですよね。

   きっと世の中って、良くも悪くも

   そんなふうにして動いていくんですね。

   個人個人が集まって世界があるわけですけど、

   その個人個人は、地球があって初めて存在してるんですね。

   地球から生まれた人間だから、

   当然に地球のいろんな現象の影響を受けているんです。

   地球上では、気圧の変化や温度変化、汐の満ち引きとか

   いろいろ起こってて、人間や動植物にも当然変化が起きている。

   その結果体に起こる変調、それを いつしか「病気」と称して 、  

   特に皆が嫌いな「痛み」は邪魔なもの、悪いもの

   として排除しようと研究してきた訳です。

   そして、その研究の成果をもってして、

   「病気を治すというわけです。

   更に、「その研究データではちょっと・・・」とか、

   「いやいや、我々の研究チームの論文の方が信憑性が・・・」とか、

   「この方法で治療したのだから、良くなってないはずはない」とか、

   「老化現象だからこれ以上は良くならないよ」とか、

   優秀な(?)人たちはまあ、勝手なことをあれこれ言うわけですな。

  

    長い人類の歴史の中で、

   どこかで筋道を間違えてきた、としか思えません。

   さらにそんな地球でさえ、宇宙の何もないところから生まれ、

   太陽や他の惑星と引っ張り、引っ張られしながら

   何億年も変化し続けてきた訳です

   太陽があったから地球上で生命体が生まれ、

   そこから我々の祖先が生まれ、今自分がここにいる。

   いや、その太陽でさえ・・・・・・・。

   

    私たちの体の痛みには、そんな壮大なスケールの

   ドラマがあったのかもしれません。

   ね?。痛みって素晴らしいでしょ?。

   ・・・・・あれれ?何の話でしたっけ?

   ・・・・・・ま、「音楽はすごい」ってことで!

 


「老いの才覚」  曽野綾子著

2011年03月01日 | 人生

  

    昔の人は平均寿命50歳だったそうな・・

   今は83とか84とか・・ 

      人生が長く楽しめるのは素晴らしいことです。

   喜びは2倍、悲しみは半分、なんて言い方がありますが、    

   喜びは、悲しみや苦しみを知っているからこそありがたいものです。

    

    私の父は還暦を迎えた翌月に他界しました。

   祖父は91歳で他界しました。   

   祖父は息子を先に見送った訳です。

   私は、祖父と同じくらいの年になった父と、

   父と同じくらいの年になった私とで    

   一緒に仕事をする光景を想像したりしていましたが、

   叶うことはありませんでしたし、

   どんなにか待ち望んでいた孫(私の息子)    

   を見せてあげることもできませんでした。

   人生、思い通りにはいかないもんですね。    

   

    夢は大事ですが、

   叶えることと、叶えようと日々100%で生きていくこと

   どっちが大事でしょうか。 

   私は、(あくまで私は)後者です。

   そうやって生きてって、歳をとったらなにしようか・・・。   

   ホントに尊敬できるお年寄りって

   少なくなったように思うのは私だけでしょうか?。

   青春時代を、戦後復興の時代と同じくして

   駆け登ってきた今のお年寄り世代。

   自分と自分の家族を精一杯守って

   生きてきた世代、素晴らしいことです。

   でも、どうしても、明治生まれだった祖父と比べてしまうのです。

   社会や、若い世代のために

   自分の残りの人生を使おう、とするのか

   社会や若い世代から労わってもらおう、とするのか

   私は医療関係なので、医療の現場から

    「自分の身体は自分で責任を持って!」

   を訴えていきたいのです。

   若い世代の為を考えたとき、

   お年寄りの役割はとてつもなく大きいと思うのです。

   甘やかすことなく、ふんぞり返ることなく、縮こまることなく、

   ・・・・です。

   「自分のことは限りなく自分で」

    やってないと、本当に「人にしてあげるべきこと」なんて

   分かりっこないですから。

   「人の『自分でやるべきこと』」まで

   とりあげてしまってる人があまりにも多い!。

   特に医療現場には多すぎると思います。

   (教育現場もそのようですね・・・)

   才覚ある生き方をしたいものです。

 

 


「生き方を探る」シンポジウムin久留米

2011年02月15日 | 人生


   2月12日(土)、久留米市民会館というところで

  映画「降りてゆく生き方」上映会とシンポジウムが開かれました。

  広告・宣伝やTVコマーシャルを一切しない、

  普通の映画館での上映やDVD化を一切しない、

  という、まさに時代に挑戦する、「降りてゆく映画」です。

  内容は・・・、そういう映画ですから、皆さん、

  機会があればご自身で感じたほうがいいと思います。

  公式HPもありますのでそちらを参考にどうぞ
  http://www.nippon-p.org/mov.html

  来月は福岡市で上映です。

  ”不可能”といわれていた無農薬リンゴの栽培を成し遂げた

  木村秋則さんの講演もあるようです。

  そんな常識を覆すような偉業に成功したのは、

  人と自然と地球を愛する熱いココロがあればこそなのでしょうね?。

  「昇ってゆく生き方、降りてゆく生き方」

  「昇ってゆく医療、降りてゆく医療」

  最先端の現代医療の反省点がここにあるように思います。



   

「ゆらぎ」って? Ⅱ

2011年02月10日 | 人生
 
 
   ~「ゆらぎ」について続きです。

  
  
  歯に強い力が慢性的に加わり続けるとどうなるか・・・

  ちょっと専門的な話になりますが

  

   歯の表面は「エナメル質」という堅い組織で覆われています。

  (人間の身体の中で一番堅いとか?)

  それでいて、一枚板ではありません。エナメル小柱という層が
 
  幾重にも重なってできています。

  小柱と小柱の間はちょっと軟らかい繋ぎのようです。

  堅い組織は、繰り返しの負荷に弱いのです。

  針金でも、手で曲げ伸ばし曲げ伸ばしを繰り返していると

  しまいには折れてしまいますよね。

  堅いエナメル質は、繰り返しの強い力に耐えきれなくなり、

  一部エナメル小柱にヒビが入り崩れ始めます。

  表面にキズが入り始めたり、塗装が剥がれ始めた車のボディーは

  表面をいくら拭いてもサビが起こりやすくなります。

  サビが起き始めてもなお、キズつけられ続けたら、

  たまったもんじゃあありませんよね



   くいしばりや歯ぎしりやかみ合わせの状態によっては、

  歯にも同じことが起こっているのです。

  いくらブラッシングしても、甘いものに気をつけても、

  専門的なクリーニングやフッ素塗布を受けても、

  いくらか遅らすことは出来たにしてもいずれは・・・です。



   では、歯ぎしり、くいしばり、かみ合わせの悪い人は

  皆そうかと言うと・・・決してそんなことはありません。

  それが「ゆらぎ」なんですね。

  ・・・前回と同じ終わり方やないかいっ!って

  突っ込みが聞こえてきそうですが  

  長くなりそうなので続きはⅢにて~ 
  

   
  

降りてゆく生き方

2011年02月06日 | 人生
 昨年から注目していた映画「降りてゆく生き方」

 なかなか福岡では上映無いなーと思っていたら

 いつの間にやら上映決定していました

 ちっとも気付きませんで、慌てて「次の時代をともに創る実行委員会」宛て

 に連絡をとり、チケット持ってきていただきました。(わざわざすいません)

 
 「降りてゆく生き方」公式HP/映画情報

   http://www.nippon-p.org/mov-intro.html

 
 私は主催者ではありませんし、まだ映画を観たことはありません。

 戦後、この国は経済成長を遂げながら、急速に「昇って」きました。

 その結果なのか、或いはもともとそうだったのか、

 明確な思想のもとの独自の文化を持てず、うわべだけの先進国の

 仲間入りを果たしたような気がするのです。

 人は「昇って」行く時は、あまり周りのことには気を遣わないものなのでしょうか?。

 周りを見てはいるけど、それはどちらかというと、隙をみつけ、抜け駆けし、

 最悪は踏み台に利用するため?。

 なのに、社会からは才能と結果が評価を受け、

 「昇って」いる最中はそんなこと感じないようなシステムになっている。
 
  
  経済的に豊かになった後、それを維持していくにはやはり

 自ら築き上げた独自の文化と国民の結束が不可欠なんですが

 この国にそんなものあったでしょうか?。

 歯止めが利かなくなった風船ははじけて割れるしかありませんでした。

 自ら勝ち取った文化、思想、倫理を持たない人達の欲は、
 
 ますます暴走するばかり。 利己主義まっしぐらです。

 しかも、それが自分勝手な行為だとは気付かされないような仕組みが

 いつの間にか出来あがってしまっている。

 
  この国には、経済的に貧しくても皆が助け合っていた時代があった 
 
 と、亡くなった祖父母から教えてもらいました。

 私の親の世代、更にもう一つまえの世代の皆さん、如何でしょうか?。

 「昇って」きたことは決して悪いことではないでしょうが、皆が忘れて

 しまった(忘れさせられた?)たことに気付くためには・・・

 そう「降りて」みることではないでしょうか?。
 
 「降りて」行く時には、きっと周りを気遣いながら、

 アドバイスや手助けをする余裕もできるはず。

 「自分ばっかり損してる!」、「なんでうちの子だけが?!」

 なんて言葉は少なくなるのでは?。 
 
 僕は、そんなことに気付かせてくれることを期待しながら

 上映の日を楽しみに待っています


 
   ■日程:2月12日(土)
   ■会場:久留米市民会館 大ホール
       (久留米市城南町16番地1/電話 0942-39-2500)
    http://www.kurume-shiminkaikan.jp/modules/tinyd2/

  
  チケットは宮原歯科でも取り扱っております。
  ご連絡は(0942)32-9199 まで