今年のアカデミー賞は司会者のヒュー・ジャックマンの見事な歌声とダンスのパフォーマンスで始まりました。ブロードウェイのミュージカル・スターでもあるジャックマンさんの素晴らしいオープニングにのっけからスタンディング・オベーションが起こり、会場は熱気に包まれました。
そして、ジャックマンさんと一緒に歌って踊ったアン・ハサウェイさんにも拍手喝采が送られました。
私もアンさんの美声と貫禄に嬉しくびっくり、
興奮してしまいました。
アン・ハサウェイさんは「プラダを着た悪魔」で来日にした時には、とても初々しくて、映画の記者会見の時には、緊張のせいか、お水を何度も何度もちびっちびっと
飲んでいました。
緊張で、もう喉カラカラっ
ていうのは、凡人の私は始終経験することですが、
アンさんのような女優さんでも、記者会見であんなに緊張するなんてと、
微笑ましく見ていました。でも、先日のアカデミー賞では、堂々としたアン・ハサウェイさんのパフォーマンスに、明るい未来が見えて、嬉しくなりました。
アンさんの女優としての著しい成長ぶりに私も心から、温かい拍手を送りました。
因みに「プラダを着た悪魔」は、お洒落なファッションだけではなく、パリの美しい街角も堪能できる、爽快で小粋な映画です。パリ好きの人に特にお薦めの作品です。
ヒュー・ジャックマンさんはアカデミー賞の司会を立派に終えた後、二コル・キッドマンさんと映画「オーストラリア」のプロモーションで来日しました。お二人とも大活躍ですね。
ニコル・キッドマンさんも「ムーラン・ルージュ」では美声を響かせましたが、二コルに夢中だったはずのバズ・ラーマン監督が傍らにいた米倉涼子さんにメロメロのようでした。
二コル・キッドマンさんの横に凛として佇んでいる米倉涼子さんの堂々とした存在感が眩しいです。
今、日本には、なんて素敵な女優さんが沢山いることでしょう。
バズ・ラーマン監督は米倉さんの美貌に目がくらんでいましたが、
米倉さんの方はきっとジャックマンさんの視線が気になっていたことでしょう。
いずれにしても一流の監督のハートを捕えた米倉さんには、その個性に相応しい役柄で、世界に羽ばたいて欲しいです。
アカデミー賞の受賞者を振り返ると、ここ数年、フランス人、イギリス人、オーストラリア人等、アメリカ人以外の俳優が受賞することが増えて来ました。日本の女優さんがオスカーを手にする日も遠くない気がします。
日本には才能豊かな素晴らしい俳優が沢山います。それぞれの俳優さんが優れた脚本、作品に恵まれて、国内外でさらにその才能を開花させて、美しく輝きますように。
