Charme de France

小さなフランス語教室の主宰者の個人的なブログです。(*^-^*)

フィギュアスケートの話再び!(*^-^*)☆Le Prince Stephane Lambiel.

2010年03月07日 | 娯楽・スポーツ

来週のアカデミー賞では、憧れのサンドラ・ブロックさんがノミネートされていてとても嬉しいです。もう今からわくわく楽しみです。昨年は仲間由紀恵さんに日本アカデミー最優秀主演女優賞をと願っていましたが、ファンとは不思議なもので、残念な結果のお陰で、ますます仲間由紀恵さんを応援しようという気持ちになりました。現在は、素敵なサンドラ・ブロックさんの満面の笑みを観たいと思っています。



さて、再びフィギュアスケートの話をして、心に残る言葉や場面を語りたいと思います。
四年に一度のオリンピックの大舞台で金メダルを獲得したキム・ヨナ選手は、今季は負け知らずの強さで、現世界チャンピオンなのですが、それでも五輪前の会見では、キム選手は「オリンピックでは何が起こるか分からない。運も神のご加護もあるでしょうし、どんな結果になってもそれを受け入れる覚悟が私には出来ています」と答えています。この達観した態度が勝利の女神を惹き寄せたのではないかと思える程、キム・ヨナ選手は氷上でも冷静で落ち着いていました。そして、すべての演技を終えた後の涙は爽やかでした。浅田選手へのメッセージも「真央さんのお陰で、素晴らしい思い出が沢山出来ました。ありがとう」と温かい言葉を残しています。





キム選手は、新採点法を熟知しているスタッフが組んだ緻密なプログラムを、スピード感溢れる滑らかで流れるようなスケーティングで魅せながら、質の高いジャンプ、ステップ、スピンを次々と繰り広げていくのですから、それだけでも感嘆してしまいますが、さらにその演技には、余裕すら感じさせる遊び心もあるのですから、まさに頂点を極めた若き達人の舞を観た思いがします。ショート・プログラムだけでなく、フリーのパフォーマンスも完璧でした。



そして、銅メダルを獲得した高橋大輔選手も素晴らしかったです。表現力の豊かさ、芸術性の高さでは上位の選手に勝るとも劣らないように私は感じましたが、それでも高橋選手は表彰台の上でただひたすらに感動して、そして、込み上げてくる嬉し涙を必死に堪えようとしていました。その感無量の表情に私は胸が熱くなりました。楽曲も振り付けもコーチもすべて日本人で創り上げたあのショート・プログラムは、最初から最後まで息つく間もない程濃密で、これぞフィギュアスケートの真骨頂という演技を高橋選手は凄まじい集中力で滑り切りました。フリー・プログラムでも、高橋選手の演技には、名画を観ているような情景が浮かびます。



実は私は、ステファン・ランビエールさんの隠れファンなのですが、それでも今回は男子では、高橋選手のパフォーマンスが最も美しく心に残りました。ランビエールさんは時にフラメンコダンサーように、時にバレエーダンサーように、情感たっぷりに氷上に美しい物語を描くアーティストですが、オリンピックの競技会では、苦手なジャンプのせいで固さが出てしまいました。それでもやはり、氷上のプリンス・ランビエール、ここにありという華麗な姿が随所に見られて素敵でした。



そして、私が今回、男前と見直したのは、ジョニー・ウィアー選手で、今までは、若干、女性っぽいと感じていたのですが、否、その演技には優美な中にも気迫溢れる情熱が漂っていて見事でした。そして、演技が終わった後に、思いの外得点が伸びなくて、ブーイングが会場から沸き起こった時に、ジョニーさんは微笑みながらブーイングをいさめる優しい仕草をしたのには、爽やかな男気が感じられ、「さすがジョニーはやはり立派な男前」と感心しました。





ソチ五輪では、長洲未来ちゃんのような選手がどんどん活躍することでしょう。未来ちゃんの演技を観ていると、スケートを滑る喜びに溢れていて、観ている私まで嬉しい気持ちになりました。浅田選手にもそういう頃の気持ちを忘れないで、競技生活を続けて欲しいです。安藤選手はトリノ五輪から四年経って、女性としてもスケーターとしても美しく成長しました。鈴木明子選手も病を乗り越え、弾けるような喜びを銀盤に刻むことが出来ました。才能溢れる人達が成長し、輝きを増す姿を観るのはフィギュアスケートファンの喜びです。これからさらにいっそう美しく輝く選手が観られますように。




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