自転車屋男 2

神戸で自転車屋を営み
4年半スナックを営んだ
変な男の人生色々日記

「自転車屋の生き物歳時記」!!「キアゲハ」!!

2020-08-25 14:04:40 | 地域
「8月25日(火)」

「自転車屋の生き物歳時記」

「キアゲハ」

ここ数日
色の鮮やかな
キアゲハを見かける。

キアゲハ(黄揚羽・黄鳳蝶、学名 Papilio machaon)は、
チョウ目・アゲハチョウ科に分類される
チョウの一種である。

ユーラシア大陸と北米大陸に広く分布し、
日本でもナミアゲハとともに
全国でよく見られるアゲハチョウである。

成虫の前翅長は4cm~6cmほど。

ナミアゲハとよく似ているが、
キアゲハは前翅のつけ根が
黒ずんだ色彩で塗りつぶされたようになっていて
ナミアゲハのような縞模様にはならない。

また、
翅の中ほどは黒い線が細く、
和名どおり黄色みが強いので区別できる。

成虫は4月から10月頃まで、
年に2回~4回ほど発生する。

海岸植物から高山植物までを含む
セリ科植物を食草とするため生息地も幅広く、
海岸から市街地、農村、山地、さらには高山帯までと、
いろいろな場所で見られる。

雄成虫には独特の香りがあるが、
成分としてはリナロール、ゲラニルアセトン、n-ドデカン
などが検出されている。

幼虫の食草は
セリ、ハマウド、シシウドなどのセリ科植物である。

葉だけではなく花序や若い果実をも好んで食べて育つ。

ニンジン、ミツバ、アシタバ、パセリなどの
野菜も食草となるので、
これらが栽培される畑でも幼虫が見られる。

都会でも家庭菜園で
パセリなどを栽培するとたちまち成虫が産卵していき、
幼虫を見ることができる。

まれに屋外で
キハダ、ミカン類などのミカン科植物に
幼虫が発見されることがある。

ミカン科以外にも
ベニバナボロギク(キク科)、
ウスバサイシン(ウマノスズクサ科)、
ミツバオウレン(キンポウゲ科)、
ギョリュウ(ギョリュウ科)を食べる幼虫が
自然状態で観察され、
正常の成虫が羽化した例が知られており、
キアゲハはアゲハチョウ科全体の食性の系統を
研究するうえでの重要な鍵をもっていると
考えられている。

幼虫は三齢までは
ナミアゲハと同様に鳥の糞に似せた保護色をしているが、
四齢幼虫では白地に黄色と黒の斑点模様の警戒色となる。

五齢幼虫では
さらに黄緑と黒のしま模様に変化し、
黒いしまの部分には橙色の斑点が乗る。

冬は蛹で越冬する。

冬型の蛹は-196℃の低温にも耐えられる。


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